シカゴ警察で優秀な警察官であったMaryは張り込み中に犯人からの銃撃にあい死亡する。しかし、神の意志(?)によって甦る。何らかの理由により、天国に行けずにこの世をさまよっているゴーストたちを その理由となっているものを取り除いてやって天国に行けるようにする使命を与えられて。甦った彼女はゴーストが見え、また彼らと話すこともできる。
大都会のシカゴではあまりにも多くのゴーストがさまよっているのに閉口して Maryはシカゴの北西に位置する閑静な町Freeportで犯罪捜査の私立探偵として再出発する。
ある日、彼女はゴーストとコミュニケートできるという噂を聞いた上院議員の妻Susan Ryersonから、自宅に若い娘のゴーストが出没する,その娘は事故で死んだと皆が考えているが 実は殺されたのではないか？ 調べてほしいと仕事を依頼される。
Ryerson夫妻の邸宅を訪ねたMaryは 上院議員の選挙パーティに参加していた若い娘が 何者かによって殺されるのを霊視する。
殺された女性は２４歳のRenee Peterson、選挙運動のアシスタントとして働いていたが、選挙パーティーの夜、プールで溺死しているところを発見されるが 警察は事故死として処理していた。また 彼女と 議員候補のJosephとは不倫関係になっていた。
状況から考えて、Reneeを殺した犯人は 当日のパーティに参加した人と思われる。
Maryは パーティ参加者のリストをSusanから手渡され、捜査を始める。
また、当時の状況を新聞で調べていた彼女はReneeが殺された日に近隣のElizabethという小さな町でJessicaという８歳の少女が行方不明になったという記事を発見する。
少女の写真をかかげている両親の心痛を感じたMaryは Jessicaに関する記事も収集していく。
犯人がReneeを殺した動機は何かを探る捜査の手始めとしてReneeのルームメートだった友人に会いに行ったMaryは Reneeが殺されたとき彼女はJosephの子を妊娠していたことを教えられる。
Reneeの妊娠をJosephが知っていたかどうか確認するために上院議員の家に向かう途中、MaryはJessicaのゴーストに出会う。
すぐに車を止め、Jessicaが森には入っていき何者かによって拉致されるのを追うが失敗する。
しかし、その森では４人の少女のゴーストが現れるという噂があるのを知る。さっそく、ネットで当時の行方不明者を調べたところ、Elizabethの町を中心に８歳の少女が４人、Jessicaと同じように行方不明になっていることが分かる。
二つの事件について関連性があるかどうかの確信がないままに、Jessicaを霊視した彼女は少女たちの行方不明事件についても捜査を開始することを決心し、少女たちのゴーストと出会うべく森に入っていく。
そして 数十年の沈黙を破り、被害者たちのゴーストと話すことができるMaryの捜査が自分にたどり着くことを心配した犯人の銃口がMaryにむけられ発射される。
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霊が見えるというから ちょとオカルト的な暗いヒロインを想像していたが とても明るくさわやか。ゴーストと話すことができるというと 犯人はゴーストの口からすぐわかるのではと危惧する必要はなく、殺されたゴーストも自分がだれに殺されたのか分かっていない。
けっきょくは Maryが自分の足で情報を集めて、犯人に迫っていくというミステリーになっていて とても面白く読めた。
ただ、選挙パーティに参加したセレブたちの情報を もと新聞の社交欄を担当していたゴーストから得たりなど 普通の探偵と違うけど。
Kindle版 ０．９９ドル ★★★★