気軽に洋書ミステリー

家にいてもすることがないおじさんは考えました。このままではボケる。そうだ!好きなミステリーを英語で読もう!英語力???

Zero Day by David Baldacci

2012-06-17 10:53:01 | 読書感想

西バージニア州の小さな炭坑町で軍人一家が殺されるという事件が起きる。
軍の犯罪捜査部に所属するJohn Pullerは 殺された男が軍人であることから事件の捜査を命じられる。現場に向かった彼は、現場保存のための警官が殺されているのを発見、さらに、向かいの家の家族も殺されているのを発見する。どちらの家族も尋問をうけた後で殺されていた。両家族のうちどちらかの家族は、犯人にとって不都合な事実を目撃したために巻き添えで殺された可能性が高い。


犯人のターゲットは軍人である夫だったのか、それとも妻、もしくは子供だったのか、あるいは向かいの家の家族だったのか、何を聞き出そうとしたのか? 現場に戻って来た目的は何か?Pullerはあらゆる可能性を考えて捜査を始める。

・・犯人は、大胆不敵にも殺人現場に舞い戻ってきて警官を殺している、普通は警官が張り番をしているなら黙ってその場を去る、それを殺してまで現場に入る、というところに犯人が只者ではない感じがして、読む側をワクワクさせるのだけど、その後の物語の展開が遅い!
読めども読めども、犯人に関する手がかりも犯行の動機も見えてこない。
何度も途中で読むのを中断した。
最後の盛り上がりもいまいち。


眠る必要があるときに眠り、起きたい時間にぴたりと起きる、捜査が進まないことにいらだちを感じることもなく、淡々と仕事をこなし、喜怒哀楽を表すことがあまりない。
どうも、Pullerという男には人間味が感じられず、感情移入ができなかった。
他の人の感想をみると、ほとんどの人がLee ChildのJack Reacherと比較している。なるほど、たしかに似ているキャラ設定、自分はこのキャラも好きではない
Jackが好きな人には、この本も面白かったようです、私のように好みでない人にはおすすめできません。

Kindle版 11.99$ ★