我が坂出の瀬戸内海を挟んだ対岸という比較的 近いこの太陽光発電だけは見たいものだと第 5498回の「日本最大のメガソーラーか3」などで何度も書いてきた岡山の塩田跡地の太陽光発電の近況があ りました。
しかしながら、2019年春の運転開始だそうで。これは、見に行くのは無理かもしれません。
と言うことで、動画があったので、これで取りあえずは満足したいと思ってます。
タ イナビニュースより 2015年6月18日
瀬 戸内市塩田跡への太陽光プロジェクト 中電工が新たに出資参加
本店設置と新たな出資参入で着実にプロジェクトを進行
「東洋一の塩田」とうたわれた錦海塩田跡地をクリーンエネルギーの一大生産拠点とする「瀬戸内Kirei太陽光発電所建 設プロジェクト」を推進する瀬戸内 Kirei未来創り合同会社(以下 Kirei)は、プロジェクトの進展に向け東京都千代田区にあった本店を発電所建設地となる岡山県瀬戸内市邑久町へ移転させたことを発表した。
同プロジェクトはGEエナジー・フィナンシャルサービス、東洋エンジニアリング株式会社、くにうみアセットマネジメ ント株式会社の3社が共同出資して進めている。
さらに今年から中国地方最大の電気工事請け負い株式会社中電工も加わり、2019年春に予定されている発電所の運転 開始に向けてプロジェクトの運営基盤強化が進んでいる。
“大塩田”が生まれ変わった姿を現す日が近づく
Kireiは本店の地元移転によって、より地域と密着した事業運営こそがプロジェクトを成功へ近づける要点だと判断した ようだ。
新たに出資グループに加わった中電工は、「国策に資する“瀬戸内Kirei太陽光発電所建設プロジェクト”は地域の 経済・雇用の促進にもつながり、中電工としても業務の円滑かつ確実な遂行で貢献していきたい」とコメントしている。
瀬戸内Kirei未来 創り
やはり大きいですね。それにしても、オリンピックの前の年ですね。予定の寿命72歳ぎりぎりです。やはり、動画で 満足しておきましょう。
もっと先の予測の記事がありました。太陽光発電で全てのエネルギーを賄うという私の夢もまだまだ遠そうです。
日刊工業新聞より 2015年06月19日
「太 陽光発電は30年度に1億kW必達」-太陽光発電協会前事務局長・鈴木伸一氏
エネルギーミックスの政府案で2030年度の太陽光発電の比率は7%となった。少ないとする意見がある 一方で、電力料金に上乗せされる賦 課金が電力コスト上昇を招くとし、大量導入に批判的な声も聞かれる。7%が限界なのか、総合資源エネルギー調査会(経済 産業相諮問機関)新エネルギー小委 員会で業界の意見を発言してきた太陽光発電協会の鈴木伸一・前事務局長に聞いた。
―電源比率では7%ですが、導入見込み量では6400万キロワットとなります。現状比4倍の増加ですが評価は。
「7%は通過点に過ぎない。現時点で経産省に申請して認定を受けた太陽光発電設備だけで超える。建設を断 念した設備があっても、20年には6400万キロワットに到達する。我々は30年度に1億キロワットを必達と思ってい る」
―数字が一人歩きし、太陽光の導入は7%が上限と受け止められていますが。
「7%は目標ではない。政府もエネルギー長期需給見通しと言っている。安全性、エネルギー自給率、コス ト、環境のベストバランスを求めてシミュレーションした結果の数値。太陽光は20年に到達する数値が30年に設定されて おり、現実を踏まえた数字ではない」
―では再生可能エネルギー全体で22―24%とされた比率については。環境団体などは30%を主張していま す。
「24%も低い数字ではない。30%には電力系統を本気で作りかえるなど相当な工夫が必要だ。」
―賦課金が電力コストを上昇させるという意見が出るなど、太陽光への逆風が強まっています。
「欧州から見ると、日本の賦課金は低い。賦課金があっても火力の燃料費は抑えられる。それに温暖化対策な ど目に見えない便益もある。発電が 増えすぎると、需給調整のために買い取りを一時停止する出力抑制の頻度が増えるルール改正があったが、ある程度の出力抑 制は必要。頻度を減らす技術開発を するべきだ」
それでも、20%を超える頃には、その後のエネルギーをどうするかのある程度の予測も出来るようになっているような 気がします。
今の原発は無理としても新しい技術で危険のない物が見えてきているかもしれないし、核融合だって目途が付いているか もしれません。
それ以上に、太陽電池だってブレイクスルーで大きなコストダウンが可能になっているかもしれません。まだまだ、地球 の前途は面白そうです。