団塊の世代のつぶやき

誇れる日本を取り戻そう

究極の集光式

2008年11月19日 | 太陽光発電

  16に集光式太陽光発電を取り上げましたが、あの方法は我が家の太陽光発電には今更ながら採用できません。実際問題として、我が家のような既設のものに安く取り付けることで発電量が増えるものが欲しいのです。
  そんな都合の良い者はそう簡単には実現されないと思っていましたが、驚くべき記事がありました。

  Gizmodo Japan ギズモード・ジャパン - 20081111日より

  ソーラーパネルに当たる光をほぼ全部吸収可能にする新コーティング

 今あるシリコンのソーラーパネルは、光線の大体3分の2しか吸収しません。

でも、米レンセラー工科大(Rensselaer Polytechnic Institute)が開発した新ナノコーティングを塗り重ねると、どんなありきたりなソーラーパネルも当たる光線を弾かず、ほぼ全部捉えるハングリー君に変わります。

なんと96.2%の光線をキャッチできるそうですよ?

しかも、日の出から中天、日の入りまで、どのアングルからくる光でも、それができちゃう。

角度問わずなら日の巡りに合わせてパネルの向き変えなくていいので、余計な電力の無駄遣いも省ける、というわけですね。コストダウンで長年苦戦しているソーラー技術にとっては本当に嬉しい大躍進です。

このコーティング、実は7層あって、厚さは各々50100ナノメーター。素材は二酸化ケイ素と二酸化チタニウム・ナノロッドです。揮発性で、「ほぼどんな太陽電池素材」にも溶着可能なのだとか。

PhysOrgではこの堅く抱き合ったナノロッドを、「樹間から差し込む木漏れ日を『閉じ込める』深い森」に喩えています。イメージ湧きますよね。

実用化についてはまだ何も発表はありません。なんせ黒板で構想が生まれてまだ1年ですから。でもこれだけ熱効率が良いということは、当然、発電コストも下がるだろうし、そしたら化石燃料に代わる代替エネルギーとしてソーラーパネルの採算もぐんと現実的なものになりそう。20081116日日曜日

代替エネルギーで人生変わると信じ込んでるスタトレファンみたいに思われるのは嫌だけど、こういうのをブレイクスルーって呼ぶんだなって、思います。

  太陽電池パネルの変換効率を上げる反射防止コーティング  081105日(水)

  これって本当なのでしょうか。もしこんなものができて既設のものに取り付けることができるなんてことになればこんな嬉しいことはありません。
  とは言うものの、こうしたものは打ち出されてから何時の間にか消えていたり、実現までにとんでもない年月がかかったりするので私の生きているうちにはお目にかかれないかもしれません。
  しかしながら、人間が考えたことは実現されるこ可能性は高いようなのでこれも何時かは実現するでしょう。

待ち遠しい!