読書備忘録 
内容（「BOOK」データベースより）私たちはたくさんの愛を贈られて生きている。この世に生まれて初めてもらう「名前」。放課後の「初キス」。女友達からの「ウェディングヴェール」。子供が描いた「家族の絵」―。人生で巡りあうかけがえのないプレゼントシーンを、小説と絵で鮮やかに切りとった12編。贈られた記憶がせつなくよみがえり、大切な人とのつながりが胸に染みわたる。
松尾たいこさんの絵がすてき・・・とくに「ぬいぐるみ」で遊園地で乗り物に乗っている幼稚園生の絵には遠足で行った時の次男と同じような顔しているから、思い出しキュンとした。9月に転園したばかりで友だちもいなし、母親の私も他のお母さんを知らずに行った遠足。親子してだぁれも知らない遠足。たった二人で端っこでお弁当を食べて、自由時間にはたったふたぁりで遊んだ。帰ってきて、いい子だったね、がんばったねって、ギュッとしたら、おかしゃんもってギュッとしてくれた・・・思い出。
「名前」「ランドセル」「初キス」「鍋セット」「うに煎餅」「合い鍵」「ヴェール」「記憶」「絵 」「料理」「ぬいぐるみ」「涙」
どれもこれもとってもいいお話で全部好き。
「鍋セット」では都会に子供を送り出すお母さんの気持ちが・・・
「涙」には、そっかー・・・と、涙、なみだ。
私も ありがとう って言いたいけれど、最後だからってウラミツラミを言ったらどうしよう
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