まったり☆てぃ~たいむ

いくら寝ても眠いのは何故?(・ω・*)?

空飛ぶ広報室 第3話

2013-04-29 23:34:31 | ドラマ

第3話

『覚悟のいる結婚・・・いつも笑顔でいよう』





広報室の懇親会に参加するリカ。


「え~、今更ではありますが、

航空自衛隊さんを取材させていただくにあたり、

みなさんをより深く理解したいと思いまして、

今回参加させていただきました。

まだまだ勉強不足な私ではありますが、

どうぞよろしくお願いします。」


リカの殊勝な態度に突っ込みを入れる広報室のメンバー。

乾杯しようとした時、空井が会費集めをする。


「あの、稲葉さん。

自衛隊には接待交際費が存在しないんです。

僕たちが稲葉さんの分を割ってもいいんですが、

それだと利益供与になってしまい・・・

代わりと言ってはなんですが、

一番下の・・・同額でいいんで、お願い出来ますか。」


一番下の4000円を払うリカ。

いつも出してもらっていたコーヒーも、

階級別に毎月集めているとのこと。


「以後、心して飲みます。」


残業代もナシ。

自衛隊は特別職国家公務員なので、

労働基準法の対象外。

有事の際に労働時間外だから

仕事したくありませんとか言ってられない。

世界が違いすぎて戸惑うリカ。


「そんな悲惨なもんでもないですよ。

『武士は食わねど高楊枝』で、

心意気で仕事が出来る自分たちは

なんてかっこいいんだろって悦に入ってるやつばかりだから。」


彼らは心意気で仕事をしているよう。

でも正直な話、自衛隊員っていうだけで敬遠されるのが実情だと。

彼氏彼女がいるのも珍しく、

ましてや結婚はもっと難しいようで・・・

元カノとの不憫な経緯を語る片山。


「空井はどうなの? 彼女。」


「ああ、自分、語るほどの話じゃ・・・」


「今いんのか?って聞いてんの。」


「いえ・・・・・」


「ええっ!!」


メンバーが驚いて空井を見つめる。

長い沈黙が続く・・・


「すいません。 いません。

いや、いないって、決めてかかられるのも悔しかったんで。」


それを聞いてなんとなくホッとしているリカ。


「稲ぴょんは? 彼氏。」


「仕事が恋人です。」


「お相手にどうですか? 独身の自衛官。」


「別に、私は、そりゃ助けてもらったりもしましたけど・・・

空井さんにはそういう気持ちは・・・」


「うん?」


「えっ?」


「空井っていうか、自衛官一般の話だったんだけど。」


「ここへは仕事で来てるんです!!

仕事としての興味はあるけど、

恋愛対象としての興味は全くない。

別に不自由してる訳でもないし!!」


なんだかんだ、結局失礼なことを言ってしまうリカ。



懇親会の帰り道、空井は鷺坂から

今度結婚式に呼ばれているという話を聞く。

空井の同期でパイロットの峰永とのこと。

それを聞いて固まる空井。

随分会っていないから聞いてないと。



翌日クレームの電話を受けた空井。

家賃が安いからと基地の近くへ越して来たのはいいが、

騒音がうるさいとのことだった。

理不尽なクレームに納得いかない空井に鷺坂は、

正義というのは人の数だけあると。

それでも出来る範囲の中で、

理解していただいてやっていくしかないと言う。

むしろここで電話してもらえて良かったと思うべきと。


「こういう時ほど、うちの出番。」



リカは『働く制服シリーズ』の企画が思い浮かばず困る。

が、合コンを頼んできた同僚に、

自衛官は付き合うのも大変らしいと話を聞かせていた時、

ネタを思いついた。



広報室へ行き鷺坂に話を聞いていたリカ。

自衛官の恋愛事情を特集しようと考えたよう。


鷺坂は妻との思い出を語って行く。

転勤が多い職業で、慣れない土地へ移り住むことになるけど、

行く先々で妻は嬉々としてスケッチブックを持って

散策に出かけるのだと。

そして休みの日にそのスケッチブックを片手に

町の中を案内してくれるよう。



鷺坂は色々話してくれたけど他のメンバーは非協力的だった。

その映像見ていた阿久津から厳しい意見が。


「今のは一体何を伝えたいんだ!!」


何も言えなかったリカ。



空井はテレビ局に企画を持ち込むも、

よく分からないとか言われ、なかなか上手く行かない。


リカに話をする空井。

全て広報の努力が足りないせいだと言われると、

やはり凹んでしまうと。

リカも同じだった。

何か中心になるネタはないかと空井に聞くリカ。

その時、峰永のことを思い出した空井。

戦闘パイロットと民間人の結婚式と聞き、

リカはこんな話題性はないと

早速峰永に聞いて欲しいと頭を下げる。

が、それは空井が過去の傷と向き合うことに・・・



迷いながらも峰永に電話をかけた空井。

繋がったが留守電でメッセージを残す。

取材のお願いと謝罪の言葉を入れようとした時、時間切れに。



リカは藤枝と飲みに。


「あたしまた地雷踏んじゃったかも。

入っちゃいけないところに、踏み込んじゃったかも。」


「自衛隊の取材してんだよな。」


「そうだけど。」


「地雷踏んだって、それこそ地雷発言じゃねぇ?」


「ホントだ。 なんてめんどくさい組織。」


以前、峰永を見かけたんだとリカ。

空井が会いたくなさそうだったと。

いい加減自分にうんざり気味・・・


「その地雷発言ってさ、自衛隊がどうこうってのも、

その、稲葉が考えなしに喋りすぎってだけの話じゃねぇ?」


「やっぱり? 自分でも薄々そんな気がしてた。」


「薄々かよ。」



峰永の結婚相手・安奈と対面するリカと空井。

空井は峰永から紹介され安奈と面識があったよう。


安奈から話を聞くリカ。


「披露宴に呼ばないの?って聞いたら呼べないって。

来て欲しいけど俺にはそんな資格ないって、

そう言ってました。」


空井に待ってるから帰って来いと言った峰永。

それに分かったと答えた空井。


「でも、その時 空井さんはもう知ってたんです。

自分の膝が努力でなんとかなる状態じゃないってことを。

その後、すぐにパイロット罷免になって

異動してしまってそれきりだって。

峰永は、ずっと後悔しています。」



その時、カメラマンと空を見上げていた空井は、

戦闘機が戻って来たと。

峰永は一番後ろだと言った。

戦闘機の着陸の説明をする空井。



歩いて来た峰永に向かって歩き始める空井。

向かい合った2人は軽く言葉を交わした後、

ガッチリと抱擁した。


「待たせたな。」


「遅いんだよ。」


「結婚やるじゃん。」


「それだけは勝った。」


その時、空井が峰永を投げ転がす。

おめでとう投げだと言い、追いかけっこする2人。


「子供みたい。」と笑顔のリカ。


「良かった。」と安奈。



結婚式当日。

リカはカメラマンに言った。


「自衛隊っぽい物珍しい画だけじゃなくて、

彼らが笑ったり泣いたり嬉しそうだったり、

そういう普通の表情を中心に撮って下さい。

彼らのそういうところを見せたいんです。」


空井もまた、リカと同じことを考えたらしく、

広報カメラマンに普通の記念撮影を提案していた。


そしてなんと式の司会は藤枝が引き受けたよう。

いつか大物芸能人の司会をするかもしれないからとのこと(笑)


リカは安奈の両親がいないことが気になった。

空井と捜しに外へ。

すると両親は何やらもめていて・・・

父が式に出たくないと言っていた。

峰永はいい人だが戦闘機に乗っていることが

どうしても受け入れられないよう。


「毎日人殺しの練習をしているようなもんじゃないか。」


呆れたと席に戻ろうとする母が、リカと空井に気づいた。


「あの人は他人ですから。」



空井は父に挨拶し、

理解出来るようお手伝いさせて欲しいと願い出た。


「現場の隊員たちは日夜命がけで訓練に励んでいます。

それでも皆、普通の人間なんです。

隊員たちの人間性を否定するような言葉は、

聞かせたくありません。」


父も分かってはいるが、

それでも命がけの仕事をしているような男のところに、

娘を嫁がせなければならないことを納得出来ない。



なんとか式に戻ったが膨れっ面の父。


鷺坂のスピーチになった。

リカは上司でもないのに

鷺坂がスピーチするのか不思議に思った。

そこへ村瀬がやって来て言った。


「スピーチの鷺坂って言いまして、

鷺坂さんがスピーチした夫婦は

絶対に離婚しないってジンクスが。」


だから鷺坂にスピーチを依頼したとのこと。


「ご自身も愛妻家って感じですもんね。」


「そうでしたね。」


「でしたっていうのは?」


「ああ失敬。 鷺坂さんの奥さん、亡くなってるんです。」


リカと空井は驚いた。

もう15年前に亡くなっているとのこと。


「え~、我々自衛官というものは因果な職業でして、

我々が活躍しないことが、即ち世の平和でございます。」


笑いを誘いながらスピーチする鷺坂。


「自衛官の妻となる安奈さんに一つだけお願いがあります。

峰永くんとどんなに大喧嘩をしたとしても、

翌朝は笑顔で彼を送り出してあげて下さい。

自衛官という職業は、いつ、何が起こってもおかしくない仕事です。

その時、決して心残りのないように、

とびっきりの笑顔で送り出してあげて下さい。

・・・というのが、自衛隊の定番のスピーチなんですが、

私これ、自衛官に限った話ではないと思うんです。

どんな職業でも、どんなご夫婦でも。

そして、送り出す方だけではなく、送られる方も、

必ず奥様に、笑顔を返してあげて下さい。」


笑顔の妻に向けて笑顔で行って来ますと言って、

病室を出ていた鷺坂。


スピーチには盛大な拍手が。


「大丈夫。 あの子、幸せになるわ。」


母に手を握られ、父は号泣してしまう。

花束贈呈で、娘をよろしく頼むと頭を下げた父。

涙のシーンにカメラマンも撮影しながら涙。



空井はリカに言った。


「ありがとうございました。

稲葉さんがいなかったら、

今日の幸せな日に『おめでとう』も言えませんでした。

ありがとうございました。」


「お役に立てたなら良かったです。

余計なことしたかなって心配してたんで・・・」


「余計なこと?」


「いつも勢いで言っちゃうというか、やっちゃうというか。」


「大丈夫です。

僕は広報官なんで、なんでもぶつけちゃって下さい!

そういう時こそ出番なんで。」



いい式だったと振り返る鷺坂。

広報室の独身メンバーが集められ飲み会をしていた。

そこにはリカもいる。


「5人の中で、誰が先に結婚するのかな?」


「あれ? 私もその中に入ってます?」


当然入っていた。

柚木とは合うのか合わないのか言い合いに

が、お酒を飲みすぎたのかリカと柚木が・・・


「別に自衛隊が嫌いって訳じゃないんですよ。

異動になった八つ当たりって言うか・・・」


「うん。 あんたは悪くないよ。」


「だからね、空井さん。

空井さんに戦闘機のこととか

酷いこと沢山言ってすいませんでした!」


柚木に抱きつき号泣するリカ。

それを見ていた鷺坂が空井に言う。


「許してあげなさいよ。 可哀想じゃない。」


「いや、僕は・・・」


アタフタする空井。


「 許す! 気にすんねえ。」


柚木がリカに言う。

それを見て槙が、


「これ、稲葉さん的には空井二尉が相手なんだよね。」


「今からでも代わってもらえ!」


「出来ませんよ。」


鷺坂がリカと柚木の写メを撮る。


「え~ん、空井さん、いい人だ~。

嫌いにならないで下さい! すいませんでした!!」


柚木に抱きついたまま言うリカ。





鷺坂のスピーチが素敵だった!!


けどまさか奥さん亡くなっていたとは・・・



空井はなんかいいよね。


柔らかい感じというか、ちょっぴり天然というか。


リカのガツガツを受け止められてるような包容力を感じます。


そんな空井にリカもちょっと気になる的な?


今後の2人の関係が楽しみです。





第1話 第2話


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« キターーーーーッ!! | トップ | レアル、ダービー勝利 »

コメントを投稿

ドラマ」カテゴリの最新記事