妻を病で失った青柳和佐は3歳の娘・二瑚を連れ、故郷の函館へと戻ってきた。
引っ越しの荷解き中、しまい込んでいた妻の形見であるアルバムを開く。
そこには妻の手料理と、笑顔でスプーンを握る二瑚の姿が――。
偏食がちな娘の為に妻の遺したレシピで料理を作り始める和佐。
新たな職場の仲間、疎遠だった母、ぎくしゃくとした関係の義両親……。
妻の優しい《スープごはん》が父娘と周囲の人々を繋ぐ、ほっこりグルメ物語!
妻を亡くした和佐が娘と共に懸命に生きている姿に込み上げるものがあった。
片親で子育ては仕事もあるし大変だろうけど、
周囲の人たちが理解もあるし協力してくれるので良かった。
二瑚ちゃんもいい子だけど我慢してる部分もあるんじゃないかと思うと、
なんだかやりきれない気持ちになってしまう。
妻が遺したレシピで和佐がスープごはん作り、
娘と2人で食べてる幸せな時間がこれからも続くといいな。
巻末にレシピが載ってるのも良かった。
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