まったり☆てぃ~たいむ

いくら寝ても眠いのは何故?(・ω・*)?

デート~恋とはどんなものかしら~ 第6話

2015-02-24 23:45:02 | ドラマ


第6話

『彼女の実家へ初訪問!! 奇跡呼ぶ涙のレシピが恋の鍵!?』





衝撃のニューイヤーキス事件のあと、

何事もなかったかのように解散する依子と巧。



年が明け、1月3日。

ヘロヘロになった巧は駅員事務室にいた。

どうやら痴漢に間違えられたようで・・・

電車に乗って具合が悪くなったよう。



やっとの思いで着いた藪下家。

玄関先でへばってた所を依子に発見される。


「明けましておめでとうございます。 遅かったですね。」


「2回ほど軽く吐いたんで・・・」


「みんな待ってます。 上がって下さい。」



2日前。(元日)

依子は母が亡くなってから毎年お雑煮を作っていた。

レシピ通りに作るお雑煮は最初の年は成功したものの、

次の年からは失敗続き。

今年も母の味にはならなかった。

父とおせちを食べながら3日の親戚の集まりの話になり、

巧も呼んだらどうかと提案される。

早速依子は巧に電話をするも、速攻断る巧。

それを聞いた佳織と巧母は何故断ったんだと責める。


「都内なんて行けるわけないだろ!

渋谷と新宿を通過するなんて想像しただけでも吐き気がするよ。」


「そんな理由?」


「あんたホントのバカだね。 もう・・・」


「行ったって気まずいだけだよ!」


「親父さんとはベッドで抱き付いた揚げ句、殴り合っちゃってんだもんな。

一族で袋叩きにするために呼んだんじゃねえか?」


「あり得る。 顔が怖いんだ。

あんな恐ろしい顔のサンタ見たことない。

大体正月だからって親戚集まってどうのこうのって、もうくだらないよ。」


「結婚したいんでしょ。

相手のお父さんに会わないと出来ないでしょうが。」


「未成年じゃないんだし親の許可なんかなくたって―」



その時、依子が谷口家へやって来た!!


「重要事項なので直接確認しに来ました。

私の家族に会わないということは、結婚する意思がないということで

交際もこれを以って終了となりますがよろしいですか?」


「ちょちょちょ、ちょっと待って。

僕はただ・・・親戚の集まりに参加するのは図々しいかなって。」


「あら。 ご招待断る方が失礼よ。 ほら、行ってきなさい。」


「ん~・・・でも・・・どうせお父さん僕のこと気に入らないと思うよ。

折角のお正月が台無しになるよ。」


「その場合も交際終了です。」


「上手く騙くらかして気に入ってもらうしかねえな。」


「騙くらかすとはなんですか。

ありのままの谷口さんを父が受け入れなければ意味がありません。」


「ありのままのこいつを受け入れる親なんていねえだろうが。」


「まあね。 私でさええ受け入れられないもの。」


「では、交際終了です。」


「あっ! ちょちょちょ・・・ちょっと待って!

もう、どうしたらいいんだよ!!」


「とにかく最善を尽くすしかない。

しっかり準備して行こう。 依子さんにも協力してもらって。」


「ほら、お願いしなさいよ。」


「お願いします。 肩お揉みしますんで。」


「助言はしますが、その先はあなたの努力次第です。 駄目なら―」


「交際終了ね。」


「では、これより事前対策会議を開きます。」



依子から当日集まるメンバーを聞き。

そして新年の挨拶として『1年の総括と新年の抱負』を述べるそう。


「巧くん、何述べるの?」


「述べることなんかないよ!」


「ありのままを述べればいいんです。」


「因みにお父さんやご親戚には巧くんのこと

どんな感じで伝えてあるの?」


「勿論正確に伝えています。」


「少しはオブラートに包んでる?」


「35歳の健康体でありながら労働を拒否し

母親に扶養されつつ読書や映画鑑賞などをして

日々を送る高等遊民を自称する若年無業者。」


「・・・うん。 正確だな。」



当日。

漸く藪下家に辿り着いた巧を自宅へ招き入れ、

伯母夫婦を紹介する依子。

そして『1年の総括と新年の抱負』が始まった。

父、伯母、伯父、依子と進み、巧の番に。


「さ・・・昨年は教養の幅を広げるため

『ワンピース』頂上戦争編第61巻まで読破しました。

さっ更にドラマ『24』シーズン1から シーズン6までを

6日間で一気に見るという挑戦もしました。

新年は途中で挫折した『LOST』をもう一度頑張って最後まで見ようと・・・

・・・・・よろしくお願いします。」


そんな中、巧のために依子が映画の話を父に振るが、

父の乏しい知識に巧がイラつき全否定。

依子の睨みに気づき謝る巧。

悪い空気の中、なんとかしようとまた話を振る依子。

伯父に巧に太郎を紹介したら?と。

籠から出て来たのはなんとヘビ!!

ヘビに腰を抜かしていた巧。

そこへ何故か現れる鷲尾。

鷲尾が『総括と抱負』を述べると伯母が釘付け。

そこからは鷲尾の独壇場に。

巧も挽回しようと頑張るが空回りでいいとこなし。

伯母も我慢の限界がきたようで、巧に話をしようと持ちかける。


「あなた、依ちゃん好きじゃないってホント?」


「姉さん、今日はそういう突っ込んだ話はいいんじゃないかな・・・」


「そういう生温いこと言ってるから駄目なのよ。

あなた、働いてないのよね? どうやって生計を立てていく気なの?」


「彼は働く気はないんです。

依子さんに寄生するために結婚したいだけなんです。」


「寄生って・・・依ちゃん、あなた分かってんの!?」


「勿論。」


「勿論って・・・あなた、寄生されちゃうのよ!?」


「私も始めは受け入れられなかったけど、

重要なのは有意義な共同生活を送れるかどうかであり、

そのためのファクターとしては―」


「もういい。 もう、とにかく反対です! 結婚をなんだと思ってるの。

こんな人とお付き合いするのは断固反対です!!

ねえ、依ちゃん。 鷲尾さんとお付き合いしてみる気はない?」


「鷲尾さん?」


「そう。 鷲尾さん。 考えてみたことあるでしょ?」


「・・・今言われるまで一度もなかった。」


「なんでないの? 真っ先に考えるでしょ、普通。

比べてごらんなさい!

鷲尾さん、と、ニートよ。 爽やかなスポーツマン、と、ニート。

どっちが素敵な男性?」


考え込む依子。


「いや、難しくない!!」


「あっ、あの・・・おっ、お言葉を返すようですが・・・

男が家庭に入ることを望んで何が悪いんでしょうか?

家事手伝いの女は普通なのになんで男は駄目なんですか?

僕の事情をよく知らないのに簡単に人を否定するもんじゃないですよ。」


「確かに専業主夫だって大変な仕事だからな。」


「勿論悪くないですよ。 それが本当にやりたいことならね。」


「本当にやりたいことですよ。 僕は専業主夫になるのが夢なんです!」



専業主夫になりたいなら家事は出来るんだろうと伯母さんに言われ、

お雑煮を作ることになった巧。

巧は事前の対策会議で依子から母のお雑煮を教わっていた。

対戦相手として鷲尾が立候補し、手際よくお雑煮を作ってしまう。

なんと鷲尾は宗太郎からレクチャーされていた。

宗太郎は何故巧の邪魔を?

鷲尾のお陰で存在が忘れられ、1人台所で悪戦苦闘していた巧。

その時悲劇が!!

籠から抜け出していた太郎が煮えたぎる鍋の中へドボン。

てんやわんやの大騒ぎ。

鷲尾がタクシーで動物病院へ運ぼうと、伯母夫婦と行ってしまう。


「『人生は地獄よりも地獄的である』 By.芥川・・・」


「トイレで吐き、父の映画の知識を愚弄し、百人一首で惨敗し、

トロフィーを壊し、太郎を死の淵に追い。

どうやったら、こんなに色々巻き起こせるんですか?」


「自分でも驚いてるよ。」


巧が呆然としていると依子父が木刀を手に怖い顔・・・

咄嗟に逃げ出す巧。 巧を追う父。

必死に逃げるも自転車の人にぶつかり、

土手を転がり落ちた巧は覚悟を決めた。

が、父は巧と汗を流そうと思ったと。

で、素直に従い竹刀を振る巧。

突然、亡くなった妻の話を始めた父。

癌で気づいた時には手遅れだったそう。

依子が12歳の時だったと。

母は依子に料理のレシピを託していた。


妻を亡くし土手に座っていた父の隣に座って依子は言った。


「お父さんに教えてあげる。

量子力学によると万物は全て粒子によってできているのよ。」


「えっ?」


「つまり死とはその人を形作っていた粒子が

気体という姿に変形することにすぎないの。」


「なんだって?」


「お母さんの粒子は存在し続けるわ。 お母さんは、ここやそこに居続ける。」


「そうか・・・そうだな・・・お母さんは居続けるんだよな。

寂しくなったらいつでも話し掛けていいんだな・・・ありがとう、依子。」


その後、依子は母親の研究を引き継ごうと頑張ったが、

無理だと結論を出し、国家公務員になることに。


「僅かな期間で猛勉強して見事合格だよ。

うちは公務員一族だけどキャリアは初めてだ。 藪下家の誇りだよ。

そして今 、あの子は頑張って結婚しようとしている。

母親の願い通り普通の女の子として生きようと必死で頑張ってるんだ。

私はね、もうあの子が傷つくところは見たくない。

絶対に幸せになって欲しいんだ。

谷口くん、君がどう生きようと構わない。

しかし自分勝手な理由であの子と付き合っているのならやめてくれ。

あの子のことを本気で思ってないなら・・・好きでないなら・・・消えてくれ。

まして変わった子だから、うまく騙せると思ってるなら許さない。

絶対に許さない。

すまないね、こっちから招待しておいてこんな話。」


「料理・・・普段やってません。

僕は誰かに寄生するために結婚したいんです。

依子さんのこと好きなのかどうか・・・

多分・・・好きじゃないと思います。 すいません。

ただ、騙せるなんて思ってません。

僕みたいなのを相手にしてくれるの・・・依子さんぐらいでした。 消えます。」


その時、追ってきていた依子が言った。


「帰るのは最後まで作ってからにして下さい。 お雑煮。

私は努力を無駄にすることを良しとしません。」



家へ戻り、時間がかかったが

なんとか完成させたお雑煮を2人の前に。


「どうですか?」


無言の2人。


「すいません・・・・うまくいかなかったですね・・・」


「これ・・・どうやって作ったんだ?」


「依子さんに教わりました。

言われた通りに作ったつもりだったんですけど・・・

何か間違えたんだと思います。 捨てましょうか。」


「美味しい・・・美味しいよ。

小夜子の・・・・妻の味だ。 とっても美味しい。 なぁ、依子。」


依子は泣いていた。



母が依子に言う。


「どうして彼は再現出来たのかしら。

あなたは1年目の時だけで、以降ただの一度も再現出来てないのに。」


「さぁね。 偶々でしょ。」


「数学者とは思えない発言ね。 結果には必ず原因がある。

この問題のヒントは、

そもそもあなたが最初だけ再現出来たのは何故かよ。

あなたは私と同じで、昔から数字は一度見たら忘れないものね。

あなたはず~っと作れたのに作らなかった。

お父さんが書き換えた数字に騙されたふりをしていた。

食べたら悲しくなるから。

それが今回、17年ぶりに封印を解いて

改ざんされる前の数字を彼に教えたのよ。

谷口巧がお父さんに気に入ってもらえるように。

答えはそれしかないわ。」


「彼が勝手に分量を間違えて、

偶発的にお母さんの味に近いものが出来たという答えもあるわ。」


「ふ~ん。」


17年前、泣きながら食べていた依子を見て、

依子の涙を見るくらいなら・・・と父がレシピの数字を改ざんしていた。



「2人で行っておいで。

あそこは縁結びの神社でもあるから。」


父は依子と巧を送り出す。

お参りをして絵馬を奉納する2人。

巧の願いは『彼女と結婚できますように』。

依子の願いは『世界平和』。





依子父はいい人だよね~。


依子は母のお雑煮を解禁してまでも、


巧を気に入ってもらいたかったのかな?


なのに願いは世界平和(笑)


縁結びの神社なのに。


うまくいきそうでいかない2人は今後どうなるのかね。





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