まったり☆てぃ~たいむ

いくら寝ても眠いのは何故?(・ω・*)?

デート~恋とはどんなものかしら~ 第4話

2015-02-10 22:52:55 | ドラマ


第4話

『彼女が恋愛を出来ない訳、彼が高等遊民になった理由。』





依子と巧はクリスマスイヴデートをすることに。

9日前。

電話で話す2人。


「あなたに私とデートする機会を

もう一度与えても構わないと考えています。

理由は2点です。

1点目。 その行動の是非はともかくとして

私を助けようとして下さった点を評価して。

2点目。 あなたが高等遊民と称する若年無業者となった事情を

正確に把握しないまま怠け者と断じ批判したことは

我ながら早計であったと考え直しているため。  以上です。」


「3点目。 自分のようなイタイ女を相手にしてくれるのは

僕みたいなイタイ男ぐらいしかいないと思い知ったから。

それが本音でしょ?

そっちがもう一度デートして欲しいと頼むなら考えてもいい。」


「こちらから頼むつもりはありません。

あなたに 好意を持っているわけではないので。」


「僕だってそうですよ。」


「話し合いは無駄のようですね。」


「では。」



依子は例年通り父とツリーを飾ってフライドチキンを食べることに。

巧は母に言われ美術教室のパーティーでサンタの格好をさせられるよう。



依子ところに現れた母がまたもやネチネチと嫌味を言い、

父親のために巧をデートに誘おうと決断。

一方、巧もパーティーのサンタコスを逃れるため、

依子とのデートを決断する。



デート当日、サンタの格好をしてきた依子。

リサーチしたらサンタコスをしたら恋人が喜ぶと書いてあったため、

実践に移したとのこと。

完全にサンタコス違い(笑)

喜ぶのはミニスカサンタのはず。



デート最中だが巧が風邪を引いたようで熱があるため、

依子は巧を自宅まで送る。

自宅はクリスマスパーティーをしていてカオスに。

巧は自室に避難、依子はパーティーに強制参加。



そんな中、依子は自分のサンタの思い出話をする。

子供の頃から依子は依子だった(‐∀‐;)

本物のサンタからしかプレゼントを貰わないと言い切る。


「翌年からクリスマスの夜は

部屋のドアに 鍵を取り付け父が入れないようにし、

窓の鍵だけを開けて寝るようにしています。」


「どういうことよ?」


「サンタの存在を実験をもって検証するためです。

以来、20年そうしていますが、未だサンタが現れたことはありません。

長年の習慣なので今年もそうすると思いますが期待は出来ませんね。」


「もうやめた方がいい。」


「不用心だしサンタ強盗とかよく聞くし。」


「私はいいと思うけどな。

ホントにサンタクロースが来るかもしれないじゃない。」


すると今度は母が巧のクリスマスの思い出話をする。

意外にも巧はクリスマスが好きで、

かなり大きくなるまでサンタを信じていたとのこと。


「きっと騙されてるフリしてくれてたのかも しれないけど。

私たち親を喜ばせるために。」


巧から両親へのプレゼントもあり、母は未だに大事にとってあると言う。


「いつからあのような屈折した人間に?」


「あ~、いつ頃かしらねぇ・・・」


「中学ぐらいから凡人と一緒にするなオーラ出してたよ。

『僕は天才だから』みたいな。」


「あっ、太宰治にハマったりしてね。」


「一番厄介なパターンだ。」


「作家か芸術家になるって決めてたのね。

大学の頃も授業には殆ど出ないで部屋にこもって何か書いてたわ。

ある日部屋から出てきてげっそりした顔でこう言ったの。」


『僕は凡人だったよ。 創作者になる才能はないって思い知った。

漱石や鴎外のような文章も書けないし、ピカソのような絵も描けない、

モーツァルトのような音楽も作れないし、黒澤のような映画も作れない』


「比べるところが高過ぎる。」


「うん。 私も そう言ったんだけど

頂点を目指せないんだったらやる意味がないって。」


大人しく就職すると言ったが、就職活動の面接で落とされる日々。

ある日、真っ青な顔をして帰って来て言った言葉が・・・


「もう就職しないから。」


「就職しないでどうするの?」


「高等遊民になるよ。」



「私の育て方が悪かったのね・・・でも、ま、なんだっていいじゃない。

私はもう、何も聞かないことにしたの。

で、考え方を改めることにした。 これも、彼の個性なんだって。」


「個性・・・」


「別に人様に迷惑かけてるわけじゃないし。

私にだけ迷惑かけてんだもん。

そして、ああいう子に育てたのはこの私。

製造元が責任取るのは当然でしょ。

どうせ私が死んじゃったら、どうにかするでしょうし。

世の中色んな人がいていいし、色んな生き方があっていい。」


「色んな生き方があっていい・・・・」


「うん。その方が面白いわよ。」



パーティーもお開きになり、

巧と依子は用意したプレゼントを交換することになった。

依子が巧に渡したのは『若年無業者社会復帰プログラム一覧』や、

『とにかく働いてみよう』などの資料がどっさり。


「現在厚生労働省も力を入れており調べてみたところ沢山ありました。

例えばこれは親子で参加するプログラムです。

お母さまも育て方を間違えたかもしれないと仰いましたが

まさにその通りで家族に問題があるケースが多いのです。

ですからお母さまも一緒に更生される―」


「やっぱり君は何も分かってないよ。 母は関係ないだろ!」


「お母様は自分に責任があると・・・」


「君は人の心の機微というものが分からないのか!!」


「私が何か間違ったことを言いましたか?」


「間違ってないよ! 君はいつだって正しいよ!

だけど心がないんだ! 君には心がないんだよ!!」


プレゼントを置いて依子は帰って行った。


依子のプレゼントを見た佳織は巧に持って行く。

作るだけでも大変なのに、

作ってくれた参考資料は巧用に細かく丁寧に書きこみがしてあった。


「気に入らないかもしれないけどさ、

巧くんのためにこんなに一生懸命調べてくれたんだよ。 そんな人 いる?

こんなに手間のかかったクリスマスプレゼント、私知らないよ。」


依子が置いて行ったプレゼントを母にあげた巧だったが、

「いらない」とそのプレゼントが返ってきた。

宗太郎が巧にサンタの衣装を投げつけた。

衣装を着た巧を依子のことろへ連れて行く宗太郎。



依子のいる官舎へ着き、なんとか門を乗り越え、

ベランダ伝いに2階の依子の部屋に侵入。

プレゼントだけ置いて帰ろうと思ったが、宗太郎の言葉を思い出す。


『(窓が)開いてた時は、そんときは神様がこう言ってると思え。

今夜決めろ。』


意を決してベッドに眠っている依子に添い寝をする巧。

しかし依子ではなく父だった!!

依子は実家へ行っていていなかった。


何故か分からないが警察沙汰になり、

連絡を受けた依子が駆けつけると巧がヨレヨレに・・・

巧と父はパトカーに連行される。


「お父さん!」


「あ~・・・」


「お父さん、こちら谷口巧さんです。」


「あっ・・・谷口です。」


「谷口さん、こちら父です。」


「あっ・・・父です。」


「初めまして。」


「初めまして。」


「何がどうしてこうなったのか説明するべきだとは思うんだけど・・・」


「分からないんだ・・・」


「取りあえず来年からは鍵をかけるようにします。」


「その方がいいと思います。」



依子のお陰で無罪放免になった巧と父。

巧は依子の部屋へ。

部屋が物凄いことになっていた。


「すいません・・・」


「片付けは得意なので。

先程警察官にあなたとの関係性を説明する際、

便宜上、交際中の恋人であると言ってしまいました。 すいません。」


「・・・・・いいです。」


「そう言わないと事態が更に悪化複雑化しそうだったので。」


「いいです。」


「・・・・・14人目です。」


「はっ?」


「私に 『心がない』と言った人の数。

幼稚園から現在まで、あなたで14人目です。

関連性のない不特定多数の方がそう評価するということは、

恐らくそうなのでしょう。 私には心が―」


「そんなことはない! 心のない人間なんていませんよ。

いい加減なことを言ってすいませんでした。」



部屋には父が置いて行った鷲尾からのプレゼントが。

早速使ってみた依子はそれなりに満足気。

巧のプレゼントも。


「あっ・・・ぼっ、僕のはホントにつまんないものだから・・・」


「またお母さまのお金で買ったんですか?」


「いえ・・・貰えなかったんで、

仕方ないから高値が付きそうな古本を何冊か売ったんです。

断腸の思いで。

でも、思ったより値が付かなかったんで安物のネックレスです。」


開けてみるとそこには紙が・・・


ネックレスは巧母がつけていて、

その代わりに母が昔巧に貰った肩叩き券を入れていた。

無期限無制限とのこと。

それで巧に肩を叩いてもらっていた依子。


「おぉ~~~! これだ!!」


どうやらお気に召したようだ。





なんだかんだでいい関係になってきた巧と依子。


巧母のナイスアシストもあったしね。


問題は鷲尾だな。


父の為に置いた官舎の合鍵が鷲尾に渡ってしまった!!


次回もドタバタ劇になりそう(笑)





第1話 第2話 第3話


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