第3話
『裏切り者が! 大女優が!』
英介たちを裏切り、ロックバンドを脱退した拓が
「ル・プティシュ」にやって来る。
疲れと空腹のあまり倒れ込んでしまった拓を、
英介は店で休ませる。
英介が、客をもてなすのにふさわしい笑顔をつくる指導を
太朗から受けていると、その様子を見ていた拓が突然、
ここで働いてやってもいいと言いだす。
しかし、拓に苦い思いをさせられた英介、賢太、剛は、
その申し入れを断り、拓を店から追い出す。
やがて、毎日配っているチラシの効果が出始め、
店には少しずつ客が入ってくるようになる。
さらに英介は、これまでのメニューを思い切って見直し、
店のキーワードに「笑顔」を掲げて、
自分も少しずつ変わる努力をすると、賢太や剛に誓う。
新スタッフが入りましたね~。
ホストとかしてただけあって接客は出来てましたよね。
そうえいば、母親の店の常連だった大女優が、
英介のために作ったレシピノートがあるとか言ってたけど、
どこにあるんでしょうかね?
人の手に渡ってないといいけど・・・
千絵はやっぱり惚れちゃったのね~。
そりゃあ、あんなイケメンにおかゆをフウフウされて
食べさせてもらっちゃったら落ちちゃうよね(笑)
にしてもやっぱり問題はあの曲者麻生だよね。
何かしてきそうだ・・・
そうでなくても英介の店は大変なんだから、
ちょっかい出さないで欲しいよ。
第1話 第2話
第3話
『右では殴らない』
下坂はシドではなかった。
では一体誰がシドなのか・・・
ネチネチ嫌味を言われるも謝るしかない姫川。
島が情報をくれ、班のみんなに指示を出す。
今は早くシドの特定を急がなければならない。
そんな中、4人目の劇症肝炎の犠牲者が。
今度は現場にゼブラが残されていた。
一方、勝俣班の方では
白楼会と片桐会が動き出そうとしていた。
応援を待たず張り込みをしていた朝倉が現場へ。
すると巻き添えで撃たれてしまう。
捜査中の姫川の元へ朝倉が殉職したと報告が入った。
白楼会と片桐会の者が1人ずつ出頭したと。
朝倉の葬儀が執り行われる。
勝俣班は葬儀には来ていなかった。
葬儀後、勝俣班が犯人を捕まえて来た。
暴力団同士の抗争だと。
4人目の犠牲者もガチャゲーの会員だと判明する。
しかし、現場に残されていたゼブラは、
片桐会のゼブラとは全くの別物だと。
科歩セルの白い部分には牛乳の成分が使われていたそう。
片桐会は模倣犯だった。
ゼブラを使って白楼会を潰そうとしていただけ。
事件は振り出しに戻る。
そこで、4人目の犠牲者の会社で、
抜き打ちの尿検査を行うと嘘の情報を流してもらうことに。
すると1人だけ高熱と言って会社を休んだ人がいた。
休んだ人の家へ向かう姫川班。
逃げ出そうとしたが確保し話を聞く。
死んだ同僚から薬をもらったと。
けどまだゼブラには手を出してなかったため無事だった。
ゼブラはシドにもらったと言っていたと証言。
これで犠牲者4人がシドと接触していたと判明。
葉山がシドと話をしたことがある女子高生に話を聞く。
会話の内容から、シドは10代の女子ではないかと・・・
そしてガチャゲー上で、
クローンカードを作りたいという話をし、
網を張っていた葉山の元へ接触してきたヤツが。
姫川に報告すると「よくやった!」と言われる。
姫川は事件の最初は薬物テロではないかと始めたが、
それが暴力団の抗争になり、今は・・・
この事件の裏にあるものは、
もっと稚拙でいい加減なんじゃないかと。
女子高生、クローンカード、牛乳入りカプセル、ゼブラ模様。
何かが引っかかると。
井岡がゼブラじゃなく、牛乳だし牛だったりしてと言った。
その言葉にピンときた姫川。
今泉に電話をし、任意同行をしたいと頼む。
任意同行はクローンカードの確認が取れた後だと。
そしてまずはクローンカード屋のところへ。
葉山が先に動いていたが、相手がナイフを出した。
そこへ姫川班も到着。
刑事に囲まれ、ナイフを下ろすしかない。
男に聞きたいことはひとつだけ。
姫川は写真を見せ、
この人物にクローンカードを作ったことがあるかと。
男に尋ねたいことはひとつ。
姫川班が下川の娘・美樹を任意同行して来る。
「あなたがシドなんでしょ?」
美樹は父親のカードを偽造して使っていた。
表向きはいい子を演じ、裏では売りをやっていた。
「いけない?
どうせこんな世の中なんだし、
何したってどうでも良くない?」
ゼブラのことを聞く姫川。
薬を作ってたのは客の1人で医大生だと。
彼らが欲しいって言うからあげただけで、
自分は何も悪いことはしていないと美樹。
けどお金のためにやっていたのではないと。
「面白いから。
大人が私にひれ伏すのが。」
売りは犯罪だと言う姫川に、
じゃあソープはどうなんだと美樹。
彼女たちはちゃんと営業許可を取った店で働いて、
税金を払って社会から認められているからいいんだと言う。
社会ってとバカにする美樹。
姫川はそんなに言うならあなたの社会を壊してやると。
まずは母親に電話して娘は売りをやっていたとバラし、
学校にもバラし、校長先生もどうですかと言うと。
そして結婚でもしようものなら相手にも全部バラしてやると。
「社会なんてどうだっていいんだもんね。」
薬が原因かもと気づいてたなら、
何故教えてあげなかったんだと。
そうすれば少なくても4人目は助けられたはず。
ここまで言っても全く悪いとも思ってない美樹。
「正直、別に誰が死のうとどうでもよかったんですけど。」
「なめてんじゃないわよ!!
4人も殺しといて誰でもよかったとはどういうことよ!!」
美樹の前に犠牲者たちの写真を1枚ずつ並べて見せる姫川。
目を逸らそうとする美樹を逸らすなと押さえつける。
そして、抗争で殉職した朝倉の写真も。
「あんたが殺したのよ。」
「ごめんなさい・・・」
しかし姫川の怒りは爆発。
美樹の胸倉を掴み壁へ押さえ込む。
「それで済むと思ってんのか!!
自分の行動に責任も取れないような餓鬼が、
生意気なこと言ってんじゃないわよ!!」
美樹を殴ろうとする姫川。
凄い音が取調室の向こう側で見ていた刑事たちにも伝わる。
美樹はへたり込み泣き出した。
姫川が殴った壁は凹んでいた。
見ていた橋爪は始末書を書かせるよう言う。
やりすぎだと・・・
事件は解決し、薬を作った医大生は勝俣が逮捕。
姫川は始末書を書くが、字が上手く書けない。
右の拳は赤くなっていて、ペンも握れない程だった。
「左にしとけばよかった・・・」
どう?
やっぱ犯人思った通りだった?(笑)
姫川が美樹にガッツリ言った場面はスッキリしたね。
この話は小説の中で1番好きだったんだよな~。
オチが最高でしょう。
スペシャルドラマ 『ストロベリーナイト』
姫川シリーズ第1弾 小説 『ストロベリーナイト』
姫川シリーズ第2弾 小説 『ソウルケイジ』
姫川シリーズ第3弾 小説 『シンメトリー』
第1話 第2話