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函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説のムラ・椴法華。
目の前の太平洋からのメッセージです。

嘘の枢軸

2020年12月26日 09時15分11秒 | えいこう語る
▼最近つくづく感じるのは、嫌な国になってきたという印象だ。四季の移ろいが美し日本に生まれ、誰もが祖国に誇りを持っているが、政治の世界がその誇りに泥を塗るからだ。

▼そう言えば自民党改憲草案・前文にも「国と郷土を誇りと気概を持って自ら守り」とあるし、第3条第2項には「日本国民は、国旗及び国歌を尊重しなければならない」と記している。

▼これは、国民が愛国精神や郷土愛が希薄になったので、憲法に記載し国民に法令遵守を課そうという魂胆なのだろう。

▼この考えは、立憲主義の立場をはき違えている。だがそれを承知で、立憲主義そのものを破壊しようというのが目的らしい。

▼国を愛するという精神は、内心の自由なので、それを最高法規である憲法に書き込むなどというのは、基本的人権の侵害だ。

▼と憤っても、改憲案では「現憲法97条=基本的人権は侵すことができない永久の権利」を、“全面削除”している。

▼憲法改正が行われたら、間違いなく国民は、戦前と同様の生活を強いられることになる予感がする!。

▼今年10月に99歳で天寿を全うした、北海道生まれの松本五郎さんの戦争時の体験だ。1941年(昭和16年)に、自画像を描いただけで、治安維持法違反容疑で逮捕された。

▼所謂「生活図画事件」だ。自画像はちょっぴり不安げな顔つきだ。太平洋戦争突入時の学生なら、ほとんどがそんな表情だったに違いない。

▼現在の我が国の総理でもあるまいし、なんら説明もせず拘留されてしまったという。こんな記事を読めば、私の顔も不安で一杯になる。

▼そんな顔にしたのはシンゾウだ。これは断定できる。それに加え、ガースー(スガ総理)が、私の顔の表情をさらに悪化させようとしている。

▼シンゾウのあまりにも見え透いた嘘も見抜けない特捜部は、特高警察の予防捜査を学ばなければならない。この事件を機に、特捜部は国民の番犬から国家の番犬となったようだ。

▼もし憲法が改正され、戦前のように絵も描けないなら、読書の方がさらに危険だ。と思っていたら、札幌弁護士会が道央圏の五つの図書館が、警察から利用者に関する紹介を受け、情報提供していたと発表した。

▼自分の書棚を見る。最近は考えが偏らないように、右派側の思想も理解しようとしている。万が一取り調べを受けたら、右派側の考えが左派側の考えより、国家の安定のためには重要だと言えるよう、準備をしておこうと考えているからだ?!。

▼私は踏み絵は踏もうと考えている。本物の踏み絵の主は「正しいと思う心があれば、踏んでもよい」と、了解しているからだ。

▼総理の嘘を正論に変化させ、むしろ国民の猜疑心を取り締まる準備が、特捜にはすでに出来上がっているのかもしれない。

▼絵(愛知トリエンナーレ問題も)と本が、検閲の対象とされる状態が迫っているという、今朝の嫌な感じがする我が国の近況だ。

▼さらに何度も思い出すが「道警のヤジ排除事件」は、道警が来るべき世を見据え、特高警察の予防捜査方法を会得しているのかもしれない。恐るべし、優秀な国家の番犬だ。

▼そんな国に向かうのが「美しい国へ」だというのは、笑止千万だ。むしろ「嫌な国へ」と加速しそうなこの頃だ。

▼26日の北海道新聞は、紙面の多くをシンゾウの嘘を羅列し【嘘がまかり通る国家】だという、全面広告に思える。

▼今日もテレビは終日シンゾウで埋め尽くし、国民にアホらしさを強調し、シンゾウの嘘を希釈させる作業に徹するのだろう。

▼そう言えば我が国ばかりではなく「米・中・ロ」等も【嘘の枢軸】ではないかと、ついでながら妄想してしまう。