▼ 最近、自分のブログが小難しくなり、だらだらと長くなっている。自分でも何とか修正しなければと思う。俳句や短歌のような簡潔明瞭な文章をめざしているのだけれど、それがそうならない。その理由は、第2~3次アベ内閣のせいだ。なぜなら、今までの常識を覆そうとして、曖昧な表現ばかりし、その延長線上に国民を危険な状況に追いやる可能性がありそうなので、その真意を究明しようと思えば、おのずとあれもこれもの、とりとめのない文章になってしまうのだ。
▼ でも、本当はアベ総理のせいばかりでもない。自分の筆力の拙さは実感しているが、元々たくさん語りたい性格なのだ。その性格をアベ総理が引き出しただけなのである。「積極的平和主義」一つとっても、その不可思議な言葉が国民を不安に陥れそうなので、私の推察はどうしても多くなる。ほとんど邪推かもしれないが、アベ総理は国民に邪推を起させる、意味不明の人物のようだ。
▼ 「漁師の自覚」という短い文章を書いてみる。新年初めの、めでたくも豪快な話題は、津軽海峡のマグロ漁だ。大間が勝つか戸井が勝つかの、海の男の壮絶な戦いに、今年は景気の良い年でありたいという、人々の思いが重なり、テレビに注目する。高額なご祝儀相場も、新年の挨拶代わりの話題となる、津軽海峡の新年マグロ漁の話題だ。そんなマグロ漁師の粋な言葉だ。「医師・教師・漁師で、俺たちも師が付いているので、頭を使う仕事だ」という。以前は「腕と度胸だ」などといっていたが、コンピューター制御の立派な船で操縦しマグロを捕獲するのは、頭脳の勝負ということなのだろう。海を守る森林の勉強会に参加した時、漁業関係者が「俺たちの存在は低い。昔から士農工商といわれ、漁業は入っていないからだ。」そんな自虐的な会話で、その場に軽い笑いが起きたのが印象に残っている。「海の男のプライド」を日本中に見せ付ける「津軽海峡のマグロ漁」。漁師も、師の域に達するという自覚は、漁業の未来に大きな期待を与える、力強い言葉ではないか。
▼ こんな短さでブログを終えたいのだが、海峡のマグロ漁といえば、浮かんでくるのが大間原発だ。この連鎖は、我が国の原子力政策、さらには集団的自衛権行使、そして、アベ独走内閣へと続いてしまう。やはり、私の文章が長くなるのは、アベ総理のせいということになる。
▼ 最近、政治が急激に動き出したということは、アベ総理の影響力が強まったということだ。影響はインフルエンスというが、風邪のインフルエンザは、この言葉から派生している。相手にうつり、影響を与えるということだ。
▼ もしかして「アベノミクス」とは、我が国に昔から潜伏していた病原菌が、突如浮上し、猛威を振るう新型のインフルエンザのことではないだろうか。その熱に犯され、私のあらぬ妄想の連鎖が止まらないのである。
▼ この新型インフルエンザを根絶するのはどうしたらいいか、それには健全な野党という新薬が必要だ。今朝の新聞には、民主党代表選挙に、ホソノ・オカダ・ナガツマの3名が立候補するようだ。果たして、この新薬、アベノミクスという新型インフルエンザに効果があるだろうか。
▼ ということで、アベ総理が再浮上してから、私のブログは限りなく長引く。一日でも早く、特効薬の出現を期待している。できれば、三人の力を1つにした、新薬「ミンシュミックス」ができれば、効果を期待できると思うのだが。
▼一言二言、つけ加えたくなるのが、アベノミクス患者の典型的な症状だ。私は熱に弱い体質で、38度が入院ラインだ。来年は特に症状が悪化しやすい気がする、戦後70年だ。入院しない前に、新薬の発売を切に期待したいものである。