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函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説のムラ・椴法華。
目の前の太平洋からのメッセージです。

今夜の日本列島、大雪警報発令

2014年12月14日 11時58分22秒 | えいこう語る

▼ 午前5時30分、ウニ漁中止の回転灯が漁業組合の鉄塔の上で回る。波は静かだが、厳しい寒気が入ったので漁を控えたのだろう。北の漁場は寒さとの戦いだが、漁師も高齢化の波にもまれているので、身体を気遣っての中止だろう。世の中全体が寒い中で、ほっとする回転灯の動きだ。

▼ 6時から、ゆったりした気分でNHKテレビの短歌を観る。

選者の斉藤斎藤さんがこんな発言をした。「東京タワーは親しみがあるが、スカイツリーは親しみを感じない」。東京タワーは、戦後の復興を応援してくれ見守ってくれた、そんな存在だからだろうか。スカイツリーは、今後我が国が世界一を目指そうという、人差し指を天に向かって伸ばした、そんな向上心のシンボルのような感じがするからだろう。

▼ 私には、スカイツリーにゴジラは似合わないが、東京タワーには似合うと思う。つまり東京タワーとゴジラは、昭和日本のスーパースターなのだ。高所恐怖症の私は、スカイツリーは巨大な爪楊枝のように見え、宇宙を突っつく、つまり神様の領域に穴を開ける、不埒な存在に思えるのだ。

▼ さて短歌の次は俳句だ。「初鰹はるかな沖の縞を着て」。俳人、澁谷道さんの句に心が晴れる。粋な縞模様の着流しで、広大な太平洋を縦横無尽に突っ走る姿が浮かんでくる。三陸沖のもどり鰹は、脂がのって美味だ。この沖の海水は汚染されていそうなので、鰹がジャンプし、一斉に青空を飛んでいるような光景が目に浮かんできた。

▼ さて、今夜の選挙開票、ひじょうに気が重い。どか雪が襲ってくるような気がする。我が国の戦後民主主義に、初めて点数が付けられるそんな感じだからだ。今夜、東京湾からゴジラが出現し、スカイツリーを引っこ抜き、戦争をしようとする国に向って突き刺してほしい、そんな気分だ。

▼投げたスカイツリーが地球を一周し、国会議事堂に刺さったなんて夢を、今夜見そうな気もする。