函館検定試験初級に合格！

函館歴史文化観光検定の初級試験が、１２日発表になり、ぎりぎりセーフの合格通知が届いた。
この年齢になり何であれ、合格は素直に嬉しい。祝いの酒盛りをしようと思ったが、風邪気味なので早目に蒲団に入った。
蒲団には入ったが寝付けない。本を読むには身体がだるいので、DVDで洋画を見た。「THE　COUNTRY　GIRL」日本名は「喝采」と言う題で、ブロードウェイで上演され賞賛を浴びた舞台劇を映画化したものだ。
主演ビング・クロスビー、共演グレース・ケリーにウイリアム・ホールデン。
毎日のようにテレビで繰り返す、携帯電話での痴情関係や、男女間の単純な殺人事件で、頭の中がグチャグチャになっているこの頃であるが、大人の知的な会話と夫婦愛の深さ、それに淡い恋愛感情が見事に描き出され、節度ある大人の愛の感動作品であった。
ケリーは美しさと知性の中で、揺れ動く内面を見事に表現し、この映画で、アカデミー賞、主演女優賞に輝いている。
酒を飲んで祝うより、こんな素敵な映画でケリーに祝ってもらい嬉しかった。
クロスビーもホールデンも、匂うような男らしさに溢れかえっていた。
翌朝新聞を広げると、函館検定の初級合格者は２９７人中８３人。
上級は２１９人中５人だけの超難関と出ていた。
同じく受験した、函館の過去・現在・未来を大いに語り合う、３０代の飲み仲間T氏に電話を入れると、
初級トップで、しかも上級まで合格したと言う。・・・ア然！
今後も「酒飲み函館講座」はさらに盛り上がるに違いない。
ここで還暦を迎えた私が、受験に成功した秘訣をご披露したい？？！！
酒を謹んで毎晩猛勉強すればいいだけの話ではあるが、初め2週間ほど勉強し、その後2～3週間後に問題を出してもらったが、ほとんど思い出せない。
記憶の保存が1週間ほどしかないのに気付く。
そこで試験前、３日間に勝負を掛けた。
その結果、いくらなんでも３日間位の記憶は、消去されずに残っていた。
若い時は一夜漬けというテクニックもあったが、今の年齢では１夜でインプットされる容量も制限されている。私の場合２００ページの教科書では、３日間が適切な記憶容量の範囲であったらしい。
そんなわけで、今後何かの試験にチャレンジする方は、私の事例も少しは参考になるに違いない。
ちなみに昨夜見た映画の出演者とストーリーを、何時まで覚えているかはまったく予測は出来ない。感動した映画は数十年経っても大筋で覚えている事があるが、ストーリーについては他の映画とまぜこぜになり、勝手に自分で脚本家になってしまっているものもある。
若い頃妻と見た映画だと思っていたものが、そうでなかったと言う事も実際ある。