カメラといっしょ★

地元福岡~イタリア留学からワーキングビザ取得しての海外生活を写真で綴るつれづれ日記

緑の大地トスカーナの旅~Castelnuovo、Borgo San Felice

2013-07-23 22:33:34 | └☆イタリアぶらり旅
緑の大地をドライブし、そろそろお腹もすいたので
カステルノーボという近くの村へ立ち寄った。

ガイドブックにも載らない、
地図でも点でしか表示されない小さな村は
こんなにも素敵な町並み。


レストランのランチ営業がはじまるまでの間
村の中をぶらぶら。



素敵な時計塔もある古いこの村には
どんな歴史があって、どんな人々が暮らしてきたんだろう。
あたたかな景色に、きっとそれは幸せなものだったに違いない、
ふとそんな空想をしてみたりした。

みんなの共通の友人が昔働いていたお店、
名前を出したら笑顔で快く迎えてくれた。
きっと彼はまじめにここで働いてたんだろうなー。

今日車を出してくれた友達の旦那さんもコックさんということで、
お昼からデグスタチオーネのコースメニューをしっかりいただく。
食事は彼にとっていつも勉強であり、楽しみ、
どこへいってもしっかりコースを食べるらしい。
ならばと私たちも一緒にご馳走たべちゃおう!

写真左はペコリーノのラビオリ、
右はミートソースのパッケリ

メインは豚フィレ肉、
どれも濃すぎずやさしい味わい。
おいしかったー!
本当にごちそうさま。

帰りがてらよった隣村のボルゴ・サン・フェリーチェは
実はいつも私が仕事で撮影に訪れる村。

小さな村をまるっと企業が買い取って、
ヴィラとワイナリーを経営している。

そこのワイナリーでまた試飲。
ワインの試飲にはじまり、試飲で終わる
私たちらしい夏休み。
ああ~、楽しかった。

夏の暑い太陽は今を盛りに輝いているのでした。

緑の大地トスカーナの旅~ドライブinトスカーナ

2013-07-23 22:02:59 | └☆イタリアぶらり旅
カンティーナ見学を終え、ドライブ。
写真を撮りたいところがあったら止まるから言ってね、
そんな優しくありがたい申し出に
私の心が止まったのは何もない景色。

渡る風が夏草を揺らす。
たくさんの夢を見てきた。
夢は私をかすめて過ぎ去って行く。
ちょうどこの風のように。
もう夢を見る力も尽き果てて、
それでも人は夢に焦がれる。
そうして疲れきったからっぽの体を抱えてているだけ。

カメラを持ってどこまでも草をかきわけて進む私を
友達達は遠くで見守っている。
丘の上に立つ彼らの影は遠く小さく並ぶ。
それは私がかなぐりすけた過ぎた日の幸せのように遠く見えた。
胸が小さく痛む。

ひまわりが見たいね、
無邪気な明るい声をのせて青い車は走る。

夏の光は輝き、吹き上がる水に小さな虹がかかる。

たどりついたひまわり畑は誰に褒められるよりも
もっと強い意志の為に咲いているように力強く広がっていた。
夏だからひまわりが咲くのか、
ひまわりが咲くから夏なのか分からなくなる。

ただひたむきに咲くその姿に、
心はまるで泣いたみたいに洗われていくのでした。









緑の大地トスカーナの旅~カンティーナ見学

2013-07-23 16:24:10 | └☆イタリアぶらり旅

見た事もない深い青色を引いて
ぶどう畑の朝は音もなく明ける。

あっという間に光に満たされて
今日という日が幕を開ける。
暑くなりそうだなぁ、今日も。

宿の朝ご飯、手作りのケーキとコーヒーをいただき、始動。
今日は友達のご主人に車を出してもらってカンティーナ(ワイナリー)めぐり。


やってきたのはキャンティ地区の奥深く、
次のシエナ地区との境にあるカンティーナ「FELSINA」

まずはカンティーナの中を見せてもらう。

ひんやりとしたカンティーナの中、
コポ、コポとワインが息づく音が小さく響く。


ああ、生きている、ワインが生きている、
そう思うとなんだかちょっぴり感動的。。


どれもすっきりとした酸味が好印象。
こうやって飲み比べてみるとそれぞれの特徴がよく分かっておもしろい。

ちょっぴりほろ酔いで夏の小さな旅は今はじまったのでした。