マルセイユ空港からニースへ移動。
なんだか聞き知った雰囲気だけで憧れていた南仏の海辺の町。
降り立った駅は意外にも雑踏の中。
ふーん、ま、駅前ってこんな感じだよねどこも。
その駅前の安宿にチェックインして
鞄を置いて早速外出。
やってきたのはシャガール美術館。
こんなすてきな緑の庭がある。
シャガールを日本で見たときの印象は
思ったより暗くて怖いものだった。
たぶん、あの独特の深い青が日本の光では暗く映ってしまうからか。
イタリアでそれを見たときはもっと明るい印象だった。
さて、シャガールが愛したニースの町で
その絵はどんな物語を語ってくれるのか。
それは何かを純粋に求める強烈な意思、
愛を、恋人や家族とすごす平和を。
愛の画家といわれるシャガール、
その呼び名から温かな印象を受けていたけど、
そこに描かれていた愛は、
渇望し、強く求める愛、
その鮮烈さに私は息をのむ。
のほほんと、比較的ラッキーに生きてきた私は、
こんなにも愛を渇望したことがあっただろうか、、
十分に幸せな人生だけど、でも満たされてる訳ではない、
私もこんなに強く愛を求めていいんだろうか。。
心いっぱいに絵を満たしたあとは、
おなかも満たしたいわけで、
美術館の庭にあるカフェでちょっと早めの晩ご飯。
ニースでどうしても食べてみたかった私の大好物”ニース風サラダ”
この旅の目標のひとつである。
よく冷えた白ワインでのどの渇きを潤しつつサラダを待つ。
ああ、この至福の時。
やってきたサラダは具沢山、
ツナ、卵、アンチョビ、オリーブにたっぷり野菜。
なるほど、これでいいんだ。
そして、カフェなので期待してなかったけど、
これがなかなかどうして美味しかった!
お庭の眺めもよいし、
これ最高だね!
おいしいごはんとワインを皮切りに
南仏の旅ははじまっったばかりなのでした。