夢かよふ

古典文学大好きな国語教師が、日々の悪戦苦闘ぶりと雑感を紹介しています。

続 月次の会・三月

2016-04-01 23:20:25 | 短歌
今回も月次の会には、詠草のみの参加。

  ①(提出歌)
   風ぬるむ彼岸となりて大山の高嶺に見なれし雪も消えゆく
  →(添削後)
  風ぬるき彼岸となりて大山の嶺の見なれし雪も消えゆく

  ②(提出歌)
    春の夕べ雪はつかなる大山に望月ちかき月は照りつつ
  →(添削後)
    春の夜の雪わづかなる大山に望月ちかき月が照りゐつ


先日、3月中には雪が消えてしまいそうだと書いた大山だが、実は4月に入ってもまだ少し残っている。
数日来の春の陽気にも、解けきらないで持ちこたえているのが、なんだか健気に見える。

今回の他の出席者の方の歌では、

  あんなこと言つてしまつてと又悔やむ正しい言葉には後から気づき

が印象に残った。
私もこんな感じの、後から気づく「ああ言っておけばよかった」出来事がたくさんある。

  言ひ直すこともできぬがもどかしき後に悔やむはむなしかりけり

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