夢かよふ

古典文学大好きな国語教師が、日々の悪戦苦闘ぶりと雑感を紹介しています。

歌合 上

2016-09-02 21:46:14 | 短歌
7月に松江で、現代歌人集会春季大会があったとき、懇親会で知り合った方に、短歌の授業をしている話をしたら、
「学生に創作だけでなく、ぜひ歌合もやらせてみてください。私たちの結社では、歌合もしていますよ。」
と勧められた。

確かに、短歌において創作と鑑賞・批評は車の両輪であり、他人の歌を評価する立場を経験することで、自分の短歌創作のあり方も変わってくることは、私も経験している。
そこで、最後の短歌の授業では、歌合をすると学生に予告し、そのための準備を調えて当日に臨んだ。

学生が中間試験で創作した短歌2首を、氏名を伏せて班ごとに初句五十音順に配列した詠草プリントと、「歌合準備シート」を作成し、授業の初めに学生に配布。
その後、班ごとに自分たちの班の代表歌一首を選出してもらい、次にプレゼンの準備をさせる。
「準備シート」に書き込む形で、歌の意味、この歌がどんな状況・心情を詠んだものかの説明を考え、さらに、自分たちの班がなぜこの歌を選んだのか、この歌はどんなところが素晴らしいのか、魅力的なアピールの仕方を考えてもらった。


ここまでが授業の前半で、小休憩をとってから、歌合をすることにした。
その報告はまた次回に。

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