今週の文学の授業(短歌講座)の初めに、
「7月7日は七夕だけど、7月6日は何の日か知ってる?」
という話題から入り、
「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日
の歌を紹介した。
歌人・俵万智さんの登場は、当時高校生だった私にとって衝撃だった話もした。
ある朝、新聞を読んでいたら、『サラダ記念日』の発売の広告があり、先の歌と、
ハンバーガーショップの席を立ち上がるように男を捨ててしまおう
の歌が載っていた。
その時の私は、何かの宣伝文句かと思いながらそのまま新聞紙をめくろうとして、
(あれ、これって五七五七七になってないか?)
と読み返して初めてそれが短歌であることに気づいた。
こんなに易しい言葉で身近な内容を読んで、それが短歌になるんだ、と思ったときの驚きは今もよく覚えている。
4月から学生に短歌講座をしていて、なるべく色々な歌人を取り上げるようにしているが、学生たちがいちばん共感しやすいというのは石川啄木と俵万智である。
この二人は口語短歌で親しみやすく、愛誦される歌が多いので、私もついつい授業で取り上げてしまう。
それにしても、私の青春時代に夢中になった歌人に、今の学生が共感し親近感を覚えてくれるのはやはり嬉しい。
「7月7日は七夕だけど、7月6日は何の日か知ってる?」
という話題から入り、
「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日
の歌を紹介した。
歌人・俵万智さんの登場は、当時高校生だった私にとって衝撃だった話もした。
ある朝、新聞を読んでいたら、『サラダ記念日』の発売の広告があり、先の歌と、
ハンバーガーショップの席を立ち上がるように男を捨ててしまおう
の歌が載っていた。
その時の私は、何かの宣伝文句かと思いながらそのまま新聞紙をめくろうとして、
(あれ、これって五七五七七になってないか?)
と読み返して初めてそれが短歌であることに気づいた。
こんなに易しい言葉で身近な内容を読んで、それが短歌になるんだ、と思ったときの驚きは今もよく覚えている。
4月から学生に短歌講座をしていて、なるべく色々な歌人を取り上げるようにしているが、学生たちがいちばん共感しやすいというのは石川啄木と俵万智である。
この二人は口語短歌で親しみやすく、愛誦される歌が多いので、私もついつい授業で取り上げてしまう。
それにしても、私の青春時代に夢中になった歌人に、今の学生が共感し親近感を覚えてくれるのはやはり嬉しい。