日々のこと ふたたび南米チリにて

~南米生活はや11年。子供3人のママ。6年住んだリマを離れ、再びチリへ。育児、お仕事など日常生活を綴ります~

信号

2011-08-08 00:32:23 | ペルーの生活
家の近くに大きな交差点があるのだけど、こないだ初めて、信号が点灯しているのを見た。

え、そんなの普通じゃない?と思うかもしれないが、
私がペルーに引っ越してきた1年ちょっと前、ここに信号はなかった。

かわりに、交通警察のお姉さんの手旗信号。
ここは片側3車線の大通り。中央分離帯にヤシの木だって植えられてます(あんまり関係ないか)。
小さい通りなら信号がないのはわかるけど、首都の、新市街の、こんな大きな道路で、手旗信号ってどういうこと?
とカルチャーショックを受けたものだ。

機械じゃないから、片方の車線だけやたら「進め」の時間が長かったり、短かったりすることもあり、
「おいおい、いつまで待たせるんだ」という怒りのクラクションを皆が鳴らすからラッシュ時は本当に本当にうるさい。

誰かが「サンチアゴの新市街に住んでたくらいじゃ、南米にいたとはいえないよ(街がきれいに整いすぎてるから、という意味で)」
と言っていたけど、
たしかに私は南米のこと、何も知らなかったかもしれない、
とこの交差点を見たとき、実感した。

だけど、たとえば同じサンイシドロでも、高級住宅が並ぶEL GOLFあたりまで行くと、
道もきれいで、もちろん信号も機能していて、このエリアだけ別世界で、
うちから徒歩15分くらい歩いただけなのにこうも変わるものなんだ、とそれもショックだった。

それが数ヶ月前、ついにここにも信号が設置された。
おおお、と感動したのだけど、その後、一度も電源が着いているのを見ることなく、時が過ぎた。
(よくあることですね)

そして、数週間前、週末にときどき信号がついているのを見るようになった。
で、数日前、平日の夜、会社から帰るときに、警察の人が、各交差点に、数人ずついるから、
様子が変だな、と思って、ふと見たら、信号が点灯していて、台にお姉さんの姿が無い!

なんだか神妙な気持ちで道路渡りました。
ペルーに来なかったら、信号で一喜一憂することなんてなかっただろうな。

お姉さん用の台↓。

記念すべき無人!!!

だけど、手旗信号だったときよりも人員が増員されて、皆(車)が信号をきちんと守っているかどうかを監視しているあたりが
なんだかペルーらしくて笑ってしまった。

そのうち信号の様子(?)が落ち着いてきたら完全無人になるんだろうか・・・?

だって、信号つけたおかげで、動員人数も増やしていたら・・・
つけた意味あったのか?ってツッコミ入れたくなりませんか。

それとも、人員削減するために、機械を導入している、と思うこと自体、日本人的考えなのかな。

ちなみに、朝の混む時間帯にはやっぱりお姉さんの手旗信号が復活していました。




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