「こんにちわッ、テディちゃでス!
ふゥ~…さんがつはァ、ちょッとォさみしィ~…」
「がるる!ぐるがるるぐるる!」(←訳:虎です!TV番組の改変期!)
こんにちは、ネーさです。
NHKとEテレで放送されていた
『ワルイコあつまれ』は、先週が最終回でした……。
いつかシーズン2を!
スペシャル編でもいいから!と切望しつつ、
さあ、本日の読書タイムは、こちらの御本を、どうぞ~♪
―― 愛犬の日本史 ――
著者は桐野作人(きりの・さくじん)さん、
吉門裕(よしかど・ゆたか)さん、2020年7月に発行されました。
『柴犬はいつ狆(ちん)と呼ばれなくなったか』
と副題が付されています。
ああ、思い起こせば。
『ワルイコあつまれ』では
黒猫のニャン吉くんが大人気でしたが、
残念ながら、犬のキャラクターは登場せず……
いや、しかし、しばしお待ちを。
日本史を俯瞰してみれば、
つねに親しく、忠実に、
ヒトの隣りに在ったのは、
猫よりも犬!
ぶっちぎりで犬!でした。
「しッぽがァ、くるんッ!」
「ぐるるがる!」(←訳:和犬の特徴!)
渋谷のハチ公くんのような、日本の犬。
古くから、杣人(そまびと)さんたちに重宝され、
一緒に山野を駆け巡っていたワンコたちは、
或る日、えっ?と目を丸くしました。
港に停泊している南蛮船から、
紅毛人に連れられて降りてくるのは……犬?
毛がモフモフしていたり?
身体にブチ模様があったり?
オレらとだいぶルックスが違うんだけど?
「それはァ~そうゥでスゥ!」
「がるるるぐるるる!」(←訳:異国の犬だもんね!)
室町時代の日本へとやって来たのは、
『南蛮犬』『唐犬』と呼ばれる犬たち。
著者・桐野さん&吉門さんは、
彼ら“異国の犬“たちが
《愛犬と愛犬家さんたちの歴史を彩り豊かにした》
として、
当時=16世紀中頃を、
第一章の舞台に据え、
以後の《日本の犬たち》の変遷を追ってゆきます。
戦国武将さんたちは、新しいもの好き。
南蛮商人から舶来のワンコを、
競い合うように買い取りました。
その流れは江戸時代になっても止まらず、
大名たちは狩猟に犬を伴って、
出来の良さを大いに自慢したものです。
「ほんとにィもうゥ、にほんじんはァ~」
「ぐるるるるがるるるるる~!」(←訳:外国モノに弱いんだから~!)
洋高和低。
そんな日本の犬史に於いて、
スーパースペシャルな扱いをされているのは、
狆(ちん)。
江戸時代には、なんと、
狆は犬とは別モノ、と認識されていました。
犬ではない、
猫でもない、
犬と猫の中間のモノ、と。
「ちゅうかんッ??」
「がるるぐるるっ?」(←訳:新生物ですかっ?)
貴族の邸宅や大奥で飼われ、
蝶よ花よと可愛がられていた狆は、
贈り物にも使われました。
黒船を指揮する艦長ペリーさんも、
友好のしるしとして狆を贈られ、
のちに米国へ連れ帰っています。
太平洋を渡ったチビワンコの鼻に、
はたして、新興国アメリカは、
どんな香りがしたのでしょうか……?
「ううむゥ、それッてェ~…!」
「ぐるるがるるるるぐるるるる!」(←訳:赤い靴はいていた女の子の歌!)
愛犬家、であるはずの
徳川綱吉さんの真意とは?
実は、綱吉さんよりも愛犬家なのは
徳川吉宗さん?
歴史に名を残す犬たちと、
犬にメロメロな人間たちの物語を
愉快に綴る新書作品は、
日本史も世界史も大好き!な活字マニアさんに
おすすめですよ。
ぜひ、手に取ってみてくださいね~♪