「こんにちわッ、テディちゃでス!
みことォさァ~んッ! もうりィさァ~んッ!」
「がるる!ぐるるるがるぐる!」(←訳:虎です!いよいよ明日です!)
こんにちは、ネーさです。
映画『ラストマイル』は明日8月23日公開!
『アンナチュラル』の面々はどう絡んでくるのかな?
と胸躍らせつつも、さあ、読書タイムですよ。
本日は、こちらの新書作品を、どうぞ~♪
―― 最強の恐竜 ――
著者は田中康平(たなか・こうへい)さん、
2024年1月に発行されました。
「りりりィ~んッ!」
「ぐる!がるるる~?」(←訳:はい!もしもし~?)
NHKラジオ『子ども科学電話相談』に、
その質問は、今年もまた寄せられました。
すなわち、
《いちばんつよいきょうりゅうはなんですか?》
定期的に子供たちからの問いに答えるのは、
北海道大学の小林快次(こばやし・よしつぐ)教授と
筑波大学で生命環境系助教を務める著者・田中さんです。
『恐竜』に関する質問を担当している御二方にとって、
¨古生物学あるある¨な質問ですが……
「なまほうそうゥ、でスよゥ!」
「がるぐるぅる~!」(←訳:緊張しちゃう~!)
ドキドキハラハラの生放送を終えた後、
田中さんは、あらためて考えます。
一番強い恐竜ってなんだろう?
多くの人は、強い恐竜、と聞いて
ティラノサウルスを思い浮かべるだろう。
一番大きな恐竜、といったら
スーパーサウルスだろうか。
それとも、
一番頭がいい恐竜が、最強なのかもしれない。
……恐竜のナンバーワンって、
つまり、どいつなんだ?
「さがしてェみまスかッ?」
「ぐるがるるっる?」(←訳:でもどうやって?)
手掛かりは、化石。
田中さんは、自身の発掘体験を交えながら、
数多の恐竜たちの特徴を解説してゆきます。
史上最も大きな恐竜は?
一番足が速い恐竜は?
噛む力が一番強い恐竜は?
一番賢い恐竜は?
「むむッ? かしこいィ?」
「がるるぐるるる?」(←訳:賢さが分かるの?)
化石の頭蓋標本をマイクロCTスキャンで透視し、
頭骨内部の空間を分析してゆけば、
恐竜がどれほどの脳を持っていたかが解ります。
田中さんの見解によれば、
頭の良い恐竜として挙げられるのは、
トロオドン、
オルニトミムス、
バンビラプトル……
しかし、絶対的な脳の大きさ、という点で、
恐竜界最大の脳を持っているのは、
ティラノサウルス……?
「じゃあァ、やぱりィ?」
「ぐるるる!」(←訳:キングは!)
《最強》は、どこにいる?
ネタバレになってしまうので、
これ以上はお喋りできませんけれど、
分かりやすい文章で綴られた
『キング・オブ・キング』考察は
古生物学好きな小学生さんに、
恐竜映画好きな方々にもおすすめですよ。
ぜひ、一読してみてくださいね~♪
(なお、映画『ジュラシックワールド』で
凶暴ティラノくんをパクリとやって人気になった
《海の王者》モササウルスくんは、
海生爬虫類の一種ですので、
恐竜ではないんです。
ごめんよ、モササウルスくん……)