テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ タマゴよ、走れ ~

2024-08-13 22:03:07 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 あかねこちゃんッ、いちおしィ~なのでス!」

「がるる!ぐるるがるるるる~!」(←訳:虎です!食べてみたいよね~!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 今期最強のおすすめアニメは、

 木曜夜11時56分よりTBS系で放送されている

 『ラーメン赤猫』!

 ニャンコたち手作りのラーメンを堪能したら、、

 さあ、本日の読書タイムは、こちらの御本を、どうぞ~♪

  

 

 

          ―― 神と王 《亡国の書》 ――

 

 

 著者は浅葉なつ さん、2021年12月に発行されました。

 書店さんの文庫コーナーでは、

 ↓こんな風に帯をかけられて、書架に並んでいますよ。

  

「おッ! めぢからァ、つよしィ!」

「ぐるるるがる!」(←訳:ドラマの予感!)

 

 帯に大きく記されていますように、

 著者・浅葉さんは、

 大人気作《神様の御用人》の著者さんでもありますね。

 

 モフモフしっぽの、恐ろしいけれど親しみも感じられた

 日本古来の神さまたちを中心とした物語から一転、

 浅葉さんが新たに描き出すのは、

 ¨異世界¨を舞台にしたファンタジー作品、

 とのことですが……?

 

「いきなりィ、たたかいィ!」

「がるぐる??」(←訳:侵略戦争??)

 

 歴史学者の慈空(じくう)さんは、

 いえ、学者といっても駆け出しの、

 まだお若い学者さんなのですが、

 今はもう、古書を読み解き、研究する暇もありません。

 

 慈空さんの生国・弓可留(ゆつかる)国は、

 ほんの数日前、

 隣国・沈寧(じんねい)に襲撃され、

 王を失い、

 国政の要人たちも失って、

 呆気ないほど容易く¨滅亡¨してしまいました。

 

「とつぜんのォ、うらぎりィ……!」

「ぐるるがっるるる!」(←訳:友好国だったのに!)

 

 必死の思いで弓可留を脱出し、

 慈空さんがやって来たのは、

 万莉和(まりわ)という国。

 

 優れた学者であった父が

 かつて定宿にしていた老舗旅館に身を寄せ、

 どうにか日々をしのいでいる慈空さんの心は、

 不安に揺らいでいます。

 

 故国は、もうない。

 明日からどうする?

 いや、いま――こうしている今さえ、

 どうしていいのか、分からない……。

 

「しィッ! きをォつけてッ!」

「がるぐる!」(←訳:誰か来る!)

 

 見知らぬ者たちの影が、

 宿屋を取り囲もうとしています。

 危険を感じ、

 慈空さんが逃げ込んだのは、

 地元の者たちも避ける

 魔が棲むという森……?

 

「やばいィでスゥ~!」

「ぐるがっるぐるがる!」(←訳:一難去ってまた一難!)

 

 『古事記』からインスピレーションを得て誕生した

 異世界ファンタジーは、現在、

 『謀りの玉座』

 『主なき天鳥船』

 と第3巻まで刊行されています。

 

 うち続く戦乱の中で

 学者のタマゴ・慈空くんの運命はどうなっちゃうのか?

 ガンバだ慈空くん!走れ~!

 と応援しながら、

 ファンタジー好きな活字マニアの皆さま、

 ぜひ、一読してみてくださいね~♪

 

 

コメント
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