「こんにちわッ、テディちゃでス!
はなびィ~どこでスかァ~ッ??」
「がるる!ぐるるる~!」(←訳:虎です!見えない~!)
こんにちは、ネーさです。
今日11月15日19時のこと、
突如八王子市内に鳴り響いたのは、花火の打ち上げ音!
え? 花火? どこどこ?
と慌てて戸外へ出てみても、
夜空に光の花は見つからず……
まあいいわ、音だけでも楽しめましたからね♪
花火大会主催者の八王子青年会議所さんに感謝しつつ、
さあ、読書タイムです。
本日は、こちらの御本を、どうぞ~!

―― ワトソン力 ――
著者は大山誠一郎(おおやま・せいいちろう)さん、
2020年9月に発行されました。
『ワトソン力』は『わとそん・りょく』と
お読み下さいね。
「……わとそんッてェ~」
「ぐるがるるるぐる?」(←訳:あのワトソン博士?)
ええ、そうなんですよ、
『ワトソン力』の『ワトソン』とは、
あのワトソン博士――
名探偵シャーロック・ホームズさんの助手、
J・H・ワトソンさんに由来するものです。
では、『力』とは
何のことかというと……
「えェ~とォ、たぶんッ??」
「がるる……ぐるぅ??」(←訳:推理力……でしょ??)
ワトソン力。
そうとでも呼ぶしかない《力》の存在に
和戸宋志(わと・そうじ)さんが
はっきり気付いたのは、
小学5年生のときでした。
僕がチームに加わると、
勝つ。
クラスのクイズ大会で、
僕のチームは勝ってしまった。
大会前の模擬戦では最下位だったのに、
僕が加わったら、1位。
その理由は、
僕のワトソン力が
チームの面々の推理力を
飛躍的に向上させたため、なんだ……!
「いッしょにィ、いるとォ~…?」
「ぐるるがるる……!」(←訳:知力が高まる……!)
シャーロック・ホームズさんが
事件捜査の際、ワトソン博士を同行したのは、
ワトソンさんがそばにいると
推理力が冴え渡ったためではなかろうか。
ワトソンさん自身は推理力に乏しいけれど、
彼には、そばにいる人間の推理力を
ぐんと高める特殊能力があったのだ。
同じような能力が、
僕にもある……!
そう結論した和戸さんは、
自分の能力を
『ワトソン力』と名付けました。
「ふむふむゥ、わかりィまスゥ!」
「がるぐーるるる!」(←訳:良いネーミング!)
このチカラを活かせる仕事に就きたい。
そう考えた和戸さんは
難関をくぐり抜け、
みごと、警視庁に採用されます。
そして、交番勤務を経験した後、
幸運にも警視庁捜査一課の
一員となりました♪
「おおおゥ! そうこなくちゃッ!」
「ぐるるるるるがるるぐる!」(←訳:ワトソン力で捜査に貢献!)
ええ、ワトソン力のおかげで、
和戸さんが所属する強行犯捜査第三係の検挙率は、
前代未聞の100%!
……しかし……
《好事魔多し》
とも申しますよね。
「うむゥ?」
「がるっ?」
好事魔多し――
つまり
“よいことには邪魔がはいりやすい”、
或いは、
禍福は糾える縄の如し――
”いいことがあれば悪いこともあるさ“
というべきでしょうか。
ワトソン力を持つゆえに、
和戸さん、
事件に巻き込まれてしまいます。
「にげたまえッ、わとそんくんッ!」
「ぐるっるるがる!」(←訳:命あっての物種!)
彼がそばにいてくれれば、
それだけで、
あなたも今日から名探偵。
世界にふたつとない驚異の能力、
ワトソン力をめぐる
魅力的な連作ミステリは、
ミステリ好きさんな活字マニアさんに
おすすめしたいエンタ作品です。
ホームズさんファンの方々も、
ワトソン博士ファンの方々も、
ぜひ、一読してみてくださいね~♪
はなびィ~どこでスかァ~ッ??」
「がるる!ぐるるる~!」(←訳:虎です!見えない~!)
こんにちは、ネーさです。
今日11月15日19時のこと、
突如八王子市内に鳴り響いたのは、花火の打ち上げ音!
え? 花火? どこどこ?
と慌てて戸外へ出てみても、
夜空に光の花は見つからず……
まあいいわ、音だけでも楽しめましたからね♪
花火大会主催者の八王子青年会議所さんに感謝しつつ、
さあ、読書タイムです。
本日は、こちらの御本を、どうぞ~!

―― ワトソン力 ――
著者は大山誠一郎(おおやま・せいいちろう)さん、
2020年9月に発行されました。
『ワトソン力』は『わとそん・りょく』と
お読み下さいね。
「……わとそんッてェ~」
「ぐるがるるるぐる?」(←訳:あのワトソン博士?)
ええ、そうなんですよ、
『ワトソン力』の『ワトソン』とは、
あのワトソン博士――
名探偵シャーロック・ホームズさんの助手、
J・H・ワトソンさんに由来するものです。
では、『力』とは
何のことかというと……
「えェ~とォ、たぶんッ??」
「がるる……ぐるぅ??」(←訳:推理力……でしょ??)
ワトソン力。
そうとでも呼ぶしかない《力》の存在に
和戸宋志(わと・そうじ)さんが
はっきり気付いたのは、
小学5年生のときでした。
僕がチームに加わると、
勝つ。
クラスのクイズ大会で、
僕のチームは勝ってしまった。
大会前の模擬戦では最下位だったのに、
僕が加わったら、1位。
その理由は、
僕のワトソン力が
チームの面々の推理力を
飛躍的に向上させたため、なんだ……!
「いッしょにィ、いるとォ~…?」
「ぐるるがるる……!」(←訳:知力が高まる……!)
シャーロック・ホームズさんが
事件捜査の際、ワトソン博士を同行したのは、
ワトソンさんがそばにいると
推理力が冴え渡ったためではなかろうか。
ワトソンさん自身は推理力に乏しいけれど、
彼には、そばにいる人間の推理力を
ぐんと高める特殊能力があったのだ。
同じような能力が、
僕にもある……!
そう結論した和戸さんは、
自分の能力を
『ワトソン力』と名付けました。
「ふむふむゥ、わかりィまスゥ!」
「がるぐーるるる!」(←訳:良いネーミング!)
このチカラを活かせる仕事に就きたい。
そう考えた和戸さんは
難関をくぐり抜け、
みごと、警視庁に採用されます。
そして、交番勤務を経験した後、
幸運にも警視庁捜査一課の
一員となりました♪
「おおおゥ! そうこなくちゃッ!」
「ぐるるるるるがるるぐる!」(←訳:ワトソン力で捜査に貢献!)
ええ、ワトソン力のおかげで、
和戸さんが所属する強行犯捜査第三係の検挙率は、
前代未聞の100%!
……しかし……
《好事魔多し》
とも申しますよね。
「うむゥ?」
「がるっ?」
好事魔多し――
つまり
“よいことには邪魔がはいりやすい”、
或いは、
禍福は糾える縄の如し――
”いいことがあれば悪いこともあるさ“
というべきでしょうか。
ワトソン力を持つゆえに、
和戸さん、
事件に巻き込まれてしまいます。
「にげたまえッ、わとそんくんッ!」
「ぐるっるるがる!」(←訳:命あっての物種!)
彼がそばにいてくれれば、
それだけで、
あなたも今日から名探偵。
世界にふたつとない驚異の能力、
ワトソン力をめぐる
魅力的な連作ミステリは、
ミステリ好きさんな活字マニアさんに
おすすめしたいエンタ作品です。
ホームズさんファンの方々も、
ワトソン博士ファンの方々も、
ぜひ、一読してみてくださいね~♪