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テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ 飛ばしに飛ばす!おフランスなミステリ ~

2020-11-06 23:40:01 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 あしたはァ、りッとうゥ~なのでスよゥ!」
「がるる!ぐるがるぅ~…」(←訳:虎です!もう冬かぁ~…)

 こんにちは、ネーさです。
 暦の上では、
 明日11月7日の立冬から
 立春(2021年は2月3日)の前日までが冬、
 ということになりますね。
 手袋やマフラーの準備をしながら、
 さあ、読書タイムですよ。
 本日は、こちらの海外ミステリを、どうぞ~♪

  


 

 ―― パリ警視庁迷宮捜査班  魅惑の南仏殺人ツアー  ――



 著者はソフィー・エナフさん、
 2020年10月に発行されました。
 『RESTER GROUPES』と仏語題名が付されています。
 《パリ警視庁迷宮捜査課》シリーズの第2作は……

「あいかわらずゥ~!」
「ぐるぅがるぅぐる!」(←訳:ハチャメチャだよ!)

 任務中に一線を越えちゃったり、
 変わり者だったり、
 上層部から睨まれていたり、と
 警察組織からハミダシてしまった者たちを
 ひとまとめにした部署――
 それが、
 《特別班》。

 上層部としては、
 本部外の建物に追い出して、
 ふぅ~厄介払いしたわぁ~と
 安堵していたのかもしれませんが。

「がんばりィましたでス!」
「がるるるるるる!」(←訳:やり遂げました!)
 
 班を率いるアンヌ・カぺスタン警視正は、
 次々と《特別班》に送り込まれてくる
 ハミダシ者さんたちに発破をかけ、
 めでたくも
 難事件を解決!

 これで四方八方から
 讃嘆が!拍手が!

 ……と思っていたら、
 甘かった……!

「ますますゥ、あつれきィ!」
「ぐるるるがる……」(←訳:浮いてるよね……)

 あ~あ、とガッカリしている
 暇はありません。
 
 早くも、次なる事件が!

 しかも、被害者さんは
 BRI(捜査介入部)の大物で、
 カぺスタンさんの元夫の父親、
 つまりは義父であった人物ですから、
 カぺスタンさんと《特別班》のハミダシ者さんたちも
 捜査に参加することになって。

「そこがァ、ややこしィ~のでスゥ!」
「がるるるぐるるる!」(←訳:おフランスだもんね!)

 フランスの司法の仕組みって、
 日本はもちろん、
 英国や米国とも違っているんです。

 司法警察、パリ警視庁、
 地元の警官、BRI(捜査介入部)、
 検事局……
 大勢の思惑や野心が入り乱れる中、
 事件の手掛かりはリヨンに?
 プロヴァンスに?

「ややこしさッ、にばいィ!」
「ぐるがるるる!」(←訳:いや倍々増し!)

 ネタバレになっちゃいますので、
 これ以上のお喋りは出来ませんが、
 今回も脇キャラさんたちの
 暴走っぷりがワンダフルです。

 制止不可能な《特別班》の、
 大捜査網に引っかかった犯人とは……?

 ミステリ好きな活字マニアさんに
 おすすめのフランスミステリ、
 ぜひ、手に取ってみてくださいね♪

 
 

    では、ここでオマケ画像も!
   
    八王子市夢美術館で開催中の
    『宮廷画家ルドゥーテとバラの物語』展は、
    今週末の11月8日まで。
    植物図譜好きな御方は
    お見逃しなく!