「こんにちわッ、テディちゃでス!
ゆけゆけェ、どらごんッ!」
「がるる!ぐるがる~!」(←訳:虎です!準備開始~!)
こんにちは、ネーさです。
宇宙飛行士・野口聡一さんが搭乗する
《クルードラゴン》の打上げは5日後の11月15日……
ケネディ宇宙センターでは
ロケットを発射台へ移送する作業も完了したようです。
無事の打ち上げ成功を祈りながら、
さあ、地上の私たちは読書タイムですよ。
本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪

―― お腹召しませ ――
著者は浅田次郎(あさだ・じろう)さん、
画像の文庫新装・改版は2020年8月に発行されました。
短編6作品と、エッセイ1編が収録されています。
「こここッ、こわいィ~!」
「ぐるるがる!」(←訳:題名が怖い!)
御本表紙のイラストと
『お腹召しませ』という題名からは、
おどろおどろしくも不穏な緊迫感が
漂ってきます。
お腹を召す……
江戸期の武家に於いて
不祥事が出来(しゅったい)した場合、
それはつまり、
どうやって責任を取るのかといえば、
”切腹”――
「あわわわわァ~…!」
「がるる~!」(←訳:止めて~!)
世間よ、すまん!
我が命をもって詫びよう!
いざ切腹!
いやでもやっぱり、
死にとうない!
と、絶体絶命のピンチに追い込まれた
当事者さんたちの胸の内を描く
『お腹召しませ』は、
インパクト度も高くて、
もちろんおススメなんですけれども。
私ネーさのイチのおススメ作は、
『大手三之御門御与力様失踪事件之顛末』!
あ、読み方はですね、
『おおてさんのごもんおよりきさましっそうじけんのてんまつ』
ですよ。
「ふわァ~…」
「ぐる~…」(←訳:長い~…)
天保初年の夏の、
或る晩のことでした。
大手番所で夜詰にあたっていた
横山四郎次郎(よこやま・しろうじろう)さんが、
行方知れずになったのです。
夜詰の番士たちが
他にも大勢いるというのに、
いったいどこへどうやって
アイツは消えたのだ?と
横山さんの同僚の
長尾小源太(ながお・こげんた)さんは
首を傾げます。
これは……もしや……
大の男がまさか……とは思うが……
神隠し……?
「そッ、それもォ~」
「がる~っ!」(←訳:怖い~っ!)
驚き呆れつつも、
それ以外に有り得ない、となれば、
長尾さんも上司さんたちも、
横山のヤツは天狗さまにさらわれたのだと
認めぬわけにはゆかぬとしても。
長尾さんは考えます。
どうやって、ではなく。
なぜ。
なぜ、四郎次郎さんが
天狗さんにさらわれたのか、
その理由は……?
「りゆうゥ??」
「ぐるるるがるぐる?」(←訳:神隠しに事情あり?)
ミステリに加え、
江戸の文化、風俗も、と
様々な要素をよいしょっと詰め合わせた
四郎次郎さんの物語をはじめ、
6作品いずれにも
浅田さんらしい仕掛けが施されています。
短編小説好きな御方、
時代小説好きな活字マニアさんは、
ぜひ、手に取ってみてくださいね~♪
ゆけゆけェ、どらごんッ!」
「がるる!ぐるがる~!」(←訳:虎です!準備開始~!)
こんにちは、ネーさです。
宇宙飛行士・野口聡一さんが搭乗する
《クルードラゴン》の打上げは5日後の11月15日……
ケネディ宇宙センターでは
ロケットを発射台へ移送する作業も完了したようです。
無事の打ち上げ成功を祈りながら、
さあ、地上の私たちは読書タイムですよ。
本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪

―― お腹召しませ ――
著者は浅田次郎(あさだ・じろう)さん、
画像の文庫新装・改版は2020年8月に発行されました。
短編6作品と、エッセイ1編が収録されています。
「こここッ、こわいィ~!」
「ぐるるがる!」(←訳:題名が怖い!)
御本表紙のイラストと
『お腹召しませ』という題名からは、
おどろおどろしくも不穏な緊迫感が
漂ってきます。
お腹を召す……
江戸期の武家に於いて
不祥事が出来(しゅったい)した場合、
それはつまり、
どうやって責任を取るのかといえば、
”切腹”――
「あわわわわァ~…!」
「がるる~!」(←訳:止めて~!)
世間よ、すまん!
我が命をもって詫びよう!
いざ切腹!
いやでもやっぱり、
死にとうない!
と、絶体絶命のピンチに追い込まれた
当事者さんたちの胸の内を描く
『お腹召しませ』は、
インパクト度も高くて、
もちろんおススメなんですけれども。
私ネーさのイチのおススメ作は、
『大手三之御門御与力様失踪事件之顛末』!
あ、読み方はですね、
『おおてさんのごもんおよりきさましっそうじけんのてんまつ』
ですよ。
「ふわァ~…」
「ぐる~…」(←訳:長い~…)
天保初年の夏の、
或る晩のことでした。
大手番所で夜詰にあたっていた
横山四郎次郎(よこやま・しろうじろう)さんが、
行方知れずになったのです。
夜詰の番士たちが
他にも大勢いるというのに、
いったいどこへどうやって
アイツは消えたのだ?と
横山さんの同僚の
長尾小源太(ながお・こげんた)さんは
首を傾げます。
これは……もしや……
大の男がまさか……とは思うが……
神隠し……?
「そッ、それもォ~」
「がる~っ!」(←訳:怖い~っ!)
驚き呆れつつも、
それ以外に有り得ない、となれば、
長尾さんも上司さんたちも、
横山のヤツは天狗さまにさらわれたのだと
認めぬわけにはゆかぬとしても。
長尾さんは考えます。
どうやって、ではなく。
なぜ。
なぜ、四郎次郎さんが
天狗さんにさらわれたのか、
その理由は……?
「りゆうゥ??」
「ぐるるるがるぐる?」(←訳:神隠しに事情あり?)
ミステリに加え、
江戸の文化、風俗も、と
様々な要素をよいしょっと詰め合わせた
四郎次郎さんの物語をはじめ、
6作品いずれにも
浅田さんらしい仕掛けが施されています。
短編小説好きな御方、
時代小説好きな活字マニアさんは、
ぜひ、手に取ってみてくださいね~♪