ぽごしっぽよ

“ぽごしっぽよ”は韓国語で「会いたい」という意味です。心ときめく人・もの・食べものとの出会いをつらつら書いています

フィレンツェ savato

2014年10月11日 | 2014 イタリア



今朝の朝ごはんは、Schiacciata all'uva (スキアッチャータ・アッ・ルーヴァ)
葡萄の時期だけ食べることが出来るフィレンツェのお菓子で、ワイン用の小粒の葡萄をパン生地にのせて、砂糖をふりかけて焼かれている。 すっかりお気に入りになったパン屋ヴェラッツァーノにて発見。 

1カットでも好きな量を買えるのだけれど、カットせずにそのまま下さいと言ったら、金色のトレーにのせて綺麗にラッピングしてくれた。 

パン生地に葡萄汁が染みて美味しい♪
種入り葡萄なのでじゃりじゃりするけれど、それがまた癖になる感じ。



さて今朝は朝一番でクーポラに昇る予定。 

8:15分の開門前に入口に行くと既に中国人の女の子2人連れと、かなり体格のよろしいおじさんが待っていた。その後、あっという間に列の長さが伸びていった。 比較的すいているジョットの鐘楼に比べ、クーポラはいつも長蛇の列ができている。どちらか1つ昇るとしたらやっぱりクーポラだもんね。 

2013年から10€の入場券でジョット、クーポラ、洗礼堂、地下聖堂、ドゥオモ美術館のすべての施設が利用できるようになったとのこと。24時間有効なので、私たちのように2日間に分けて二つの塔に昇ることも可能。 残念ながらドゥオモ美術館は現在修復のため閉鎖中。 それからクーポラは日曜日は昇れないので注意が必要。 

スタートしてすぐ、おじさんは私たちに先にどうぞと道をゆずってくれる。 
さらに2分ほど進んだところで、中国人の女子も私たちに先にどうぞと言う。
日頃からランニングで足腰を鍛えているえしぇ蔵と、もともと筋肉質な足が自転車でさらにたくましくなった私。きっとかなりのハイペースで昇っていたのだろう。

上から降りて来る人もいなくて登りやすい~。 
(クーポラは往きと帰りが別の階段になっている部分もあり、ジョットに比べて移動しやすい)



空気孔(?)からのぞく、小さく切り取られた風景



なぜここにお金?



途中で丸天井を間近に見られる回廊を半周して・・



クーポラのてっぺんに1番のり~! 
クーポラのほうがジョットより少し高くて464段。 

それにしても、この煉瓦色と白という色が統一された中世そのままの景観を現代までよく維持しているな・・と思う。 もちろん国レベルで厳しい規制があるからこそだけれど。 日本で言えば、お城と武家屋敷、町人の町がそのまま残っている感じかなぁ。。と想像してみる。CGでしか再現できない風景だよね。



十分に眺めを堪能して、降りようとしたころ、おじさんが大汗をかいて昇ってきた。We made it!

入場料に含まれているなら・・と何気なく入ってみたサンタレパラータの地下聖堂がかなり面白かった。 

朝から体力をかなり消耗したので、10時のお茶休憩をとることに。 
BIBLIOTECA DELLA OBLATE オブラーテ図書館のカフェテラスは夜の12時まで開いているという、かなり使えるスポット。 

テラスは眺めがよくて、風が通って、気持ちいい~
大きなペットボトルの水を机の上において、勉強している学生さんたちがちらほら。



このカフェで食べたかったボンボローネを発見♪ 
カスタードクリームがたっぷり詰まった揚げパン(ドーナツ)。
パン生地がオレンジ風味でしっとりして、見た目は胸焼けしそうだけれど、案外さっぱり。
揚げたてだともっと美味しいだろう。 



甘いもので元気になり、次はバルジェッロ美術館で素晴しい彫刻の数々を観賞。

ブロンズのダビデ像(ドナテッロ作)
つば広の帽子と、細かい装飾が見事なブーツが印象的。 



イタリアには建物自体が美術品のような美術館、博物館がごろごろしているけれど、バルジェッロも13世紀の宮殿が美術館になっている。中庭や回廊に椅子がたくさんあるので、カフェで休憩もいいけれど、美術館でひと休みするのもいい。 

さぁ、そろそろお腹がすいてきた。 
ランチはイ・フラッテリーニのパニーノで簡単に済ませる。
遠くからでも人が集っているので小さな店でもすぐにわかる。



えしぇ蔵は生ハム&ルッコラ&チーズ、私はトンノ(ツナ)&サルサベルデというソース。 
イタリアのツナ、めちゃウマイ!



それからオルサンミケーレ教会に立ち寄り、午後はショッピング。

それでも食い気のほうが優先して・・
CIBREOのトリュフクリームとフォアグラをはさんだミニパニーノをゲット。 
ものすごくオサレな店内で、スプマンテ片手につまみたかったけれど、お持ち帰り。 



ベッキオ橋近くにある老舗の靴屋カロジェロ・マンニーナでえしぇ蔵の靴を購入。 
最後に店の裏にある工房に案内してもらった。
残念ながら店主のマンニーナ氏はつい最近亡くなられたそう。 

工房には日本人の職人さんの姿も。 

アルチザンの仕事を垣間見た。 
いつかはオーダーメイドで・・



私はマドヴァという手袋専門店で、内側がカシミアの皮手袋と、表がウール、内側がカシミアの手袋を購入。手にぴったりのサイズを選んでもらった。 自転車通勤にはもったいないかな~。 

キッチン用品店で念願のマキネッタと、アレッシィのパスタはかりを購入(実用性よりデザインに魅かれて)。

夜はアパートで食べることにしていたので、ハム屋さんをのぞいたり。 
最後はスーパーのデリで惣菜をいくつか購入。 



スーパーでラードを発見。
こんなふうに普通に売っているんだ・・



水曜日に市場で買ったポルチーニのその後は・・
その日のうちに泥を落としていたのだけれど(←この作業がめちゃくちゃ大変だった。専用ブラシもないので、2時間くらいかかった。中に虫がいないか注意が必要)、早く買いすぎて、いくつか傷んでしまったのが残念。 

それでもかなりのポルチーニが入ったタリアッターレは、なかなか美味しかった。 
炭火焼きの鼻に抜けるような香りには到底かなわないけれど、ソテーしてもシャキシャキ感とふんわりしたキノコの香りは十分に堪能できる。 

食卓全景。
作ったのはパスタだけで後は並べただけ。

スーパーで買った鶏レバーペーストがいいお味で、トスカーナパンの上に塗ってフィレンツェ名物のクロスティーニを再現。プロカッチのトリュフとフォアグラクリーム入りの一口パニーノはもちろん絶品。 
スライスしてもらったハムも、黒トリュフ入りのチーズも、野菜のマリネもすべて美味しくて、ピノグリージョが1本あいた。 

宴の後・・失礼!



デザートはカフェとビスコッティ
アントニオ・マッティ社のビスコッティは保存料や膨張剤不使用で、シンプルだけれど、噛むほどに美味しさが広がり手がとまらなくなる。 



今日も長くなってしまった旅日記。 
 
明日はフィレンツェ最終日。 
まだまだ食べたりない、見たりない・・でも、そろそろ帰り時かな。 

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