ザ・日本の夏!
実際に住んだことはないけれど、どこか懐かしく感じる、日本の原風景のような・・
ここは富山県南砺(ナント)市の五箇山。
父の運転で金沢から1時間半ほど。
岐阜県の白川村にある白川郷と並んで、1995年にユネスコの世界遺産に登録されている。
以前にも何度か来たことがあるけれど、そのときは白川郷だったのかな・・記憶があいまい。
まずは村上家を見学。
約400年前の建築当時の様式がそのまま維持されている合掌造りの家屋で、さすが重要文化財の風格。
4階建て(?)の造りで、当時の民族資料なども展示してあり、見ごたえがあった。
庄川湯出島橋から見た新緑の庄川
下の粗末な茅葺の小屋は流刑小屋。
江戸時代には、このあたりは加賀藩の流刑地だったそう。
小さな穴から覗いてみると、3畳ほどの板の間で、昼間でも薄暗い。
冬はどれだけ寒かったか・・。
庄川沿いの茶店で、名物の五箇山蕎麦、五箇山豆腐、そして五平餅の御膳を。
20棟の合掌造り家屋が現存する相倉集落。
お土産屋さんや宿泊施設もそれほど多くなく、白川郷ほど観光地化されていないみたい。
コロナ下で団体の観光客がいないこともあり、静かな集落の雰囲気を味わうことができた。
合掌造りの原形、原始合掌小屋。
屋根が地面まで!
私だけ5分ほど駆け足で展望台へのぼり、相倉合掌造りの全体を眺めてみた。
写真スポットだけあり、絵葉書のような光景!
ライトアップされる夜や、秋の紅葉の季節もいいだろうけれど、
雪に埋もれた合掌造りの村を見てみたい。
復路は白川郷まで南下し、ホワイトロードを経由して金沢へ帰ることに。
岐阜県と石川県を最短距離で結ぶ道で、私には”スーパー林道”という名前が馴染みがあるけれど、2015年に「白山白川郷ホワイトロード」になったらしい。
石川県側からは何度か通ったことがあるけれど、反対側からは初めてで、久しぶりでもありとても新鮮だった。一番高いところの標高は1445m! こんなに高いところを走る道だというのも改めて驚き。86歳の父の運転ということもあり、なかなかスリリングなドライブとなった。
通ってきた橋を反対側から撮影。