山のあれこれ

山の楽しみのあれこれを紹介していきたいと思います。

焼小屋尾根からタワ尾根・滝谷の峰

2013-03-17 | 山行
タワ尾根通いもようやくウトウの頭を越えて念願の滝谷ノ峰に届いた。週末の東日原行きでは時間的に3番バスにしか乗れないので、ウトウをなかなか越えられずにいた。最短と考えている焼小屋尾根に強力なパートナーを迎えて実行した。5月並の陽気なのに、小川谷橋に向かう乗客は我々だけ。小川谷林道が未だ封鎖中のせいか。



 そのまま休まず八丁橋まで行き身支度を整えてオロセ尾根に向かった。植林の作業道から自然林のジグザグに入るが、冬木立の装い枝々はまだ硬い。日が一杯に差し込み風も無いので暑いこと。1200mで橙色の丸看板を見てから巡視路に入る。

数年前よりさらに土砂が崩れて踏み跡が流れた個所が増えていた。石切場を正面に眺める焼小屋尾根で30/29の林班表示、これより急登が始まる。

だがそれも40分ほどで数年前にあったスズの枯れ残りもキレイに斜面に散らばって面影もなくタワ尾根に辿り着いた。あとはウトウの岩尾根に登るだけだ。

ウトウの頭の二羽の山名板に見送られ先へ急ぐ。黒木の樹林の露岩帯を上り下りして大岩に遮られる。見回すと左手にビニル、足元の岩にはX印で左に大岩基部を回り込むと鞍部(大京のタル)に降りた。

明るい樹林を登り返していると左の谷からモノレール軌道が行く手を横切り、そのまま尾根沿いに付いてきた。軌道終点を過ぎてまもなく、広い林の中に古い道標と長沢背稜の縦走路に出会った。

タワ尾根側には進入禁止のトラロープが張られており、目標の滝谷ノ峰はもう一息だった。山名表示も展望もない灌木と藪の長い頂稜には先月の残雪が斑に残っていた。写真を撮って大急ぎで戻ることにした。

なにしろ東日原BSの17時22分を逃すと19時近くの最終までバスはない。ウトウの頭まで戻れば、西日の傾きかけたタワ尾根だが春の兆しにも気づかぬままに駆け下りて見慣れた人形山に着いてしまった。

ミズナラの巨樹を木の間越しに眺めながら一石山に着いたのだが、下山道は小川谷林道通行止めで神社裏手への急坂を指していて石を落とさぬように注意しながら落ち葉道を降りた。

小川谷橋から東日原までは時計をちらちら見ながら汗だくで歩き定刻2分前に間に合った。下山祝の嬉しい乾杯は青梅線の車内をお借りすることにしょう。
ひとり歩きだと休んでばかり、今日は二人旅なので目一杯歩くことができて感謝。 

東日原9:05…八丁橋(オロセ橋)9:47…林道・木段10:30…1200m巡視路分岐11:20…焼小屋尾根12:00…タワ尾根(1450m)12:40…ウトウの頭(1587m)13:00…大京タル13:30…縦走路14:05…滝谷の峰(1710m)14:20…ウトウの頭15:13,20…一石山神社16:54…東日原BS17:20着
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