山のあれこれ

山の楽しみのあれこれを紹介していきたいと思います。

硫黄岳 コマクサ見物

2010-07-19 | 山行
2010年7月19 日(月)  八王子の友人宅に素泊まりさせていただき、翌朝、中央道を突っ走る。諏訪ICで降りてナビに案内され唐沢鉱泉を目当てに八ヶ岳山麓の別荘地帯を抜け、舗装路をそれて林道に入った。新車の持ち主が悲鳴を上げる。桜平が近くなり路肩駐車が多くなったので、適当なスペースを見つけて到着7:25とした。

今日は、友人ご夫妻とお友達と4人連れの山行、晴れ渡った青空の元、身支度をして林道を少々歩くとゲート(7:40)と駐車場に着いた。連日の雨で水量多めの鳴岩川を何度か渡り夏沢鉱泉(2050m)(8:18)着、振り返ると北アルプスの山並みにひときわくっきりと槍ヶ岳が望まれた。さらにオーレン小屋までは、営業車が入る幅員、その先はボッカさんとキャタピラ付き搬送車が物資を運んでいた。なにしろ小屋ケ岳といわれる所以。

シラビソの薄暗い山道の頭上が明るくなったら夏沢峠(2430m)(9:50,55)だった。小屋に覆い被さるような圧倒的な赤茶色の硫黄岳の爆裂火口壁だ。かつて何度か通り抜けた峠道だった。木立伝いに火口壁上を辿ると1時間ほどで硫黄岳分岐のケルン(2760m)に着くのだが、植物観察が趣味の友人達の歓声に何度も歩が停まる。しかし植物観察については既にフィルター機能とメモリー機能が劣化している手前脳みそには、すべが無く今回、メモ帳にムシトリスミレとだけ記入があった。


平坦な硫黄山頂(11:30,45)には、メインストリートらしく大勢のハイカーがおり、ファッション誌から出て来たような山ガールとかもいてオジサン達の目を楽しませてもらえた。横岳から赤岳、阿弥陀に権現と広がる光景にも目を奪われたことは勿論のこと。そして、我らの目的であるコマクサ見物にはもう一足が必要だった。



主稜伝いに露岩の道を15分ほど降りた砂礫地のコルに彼らは待ちかまえていた。ビニル紐で保護された道の両脇にピンク色の可憐な花弁を揺らせていた。




ここより、20分ほど戻り返した山頂でお茶をいただき、久し振りの山岳展望を楽しみながら往路を下山した(12:40)。再び、植物観察会を楽しみつつ、ゆっくり駐車場所着(15:00)、三連休の道路事情を考えお風呂は止めにして諏訪南ICより帰京した。

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