山のあれこれ

山の楽しみのあれこれを紹介していきたいと思います。

立山沈殿生活 40年も経てば

2011-07-30 | 山行
7月29,30日 40年振りに学生時代の思い出の立山室堂にかつての仲間達と訪れた。ところが、朝鮮半島で猛威を奮った雨雲が、そのままに停滞前線となって北陸から東北に掛けて横たわってしまった。7月末だというのに梅雨時季の再来を思わせる空模様だ。

前夜28日出発の室堂行きの夜行バスは、なんとドタキャンがあって客はたった9名で自由席(お好きな所へ)だと。翌早朝にスタートしたマイカー組の5名は扇沢から入山して我々3名と、みくりが池湖畔の山荘で合流した。

テント泊山行では荒天で行動ができないと、その場で泊数を重ねる。たっぷりの時間を労力を減らしてできるだけ少食で、消化しないといけない。そんなゴロゴロして沈んだ状態を沈殿と元化学科の我々は言っていた。

40年振りなので山は久し振りの人も居るので小屋泊まりにした、しかも個室を2部屋だ、夫婦2組と男4名。なにしろ、出掛ける間際に山靴を履いたら底が抜けて借り物で来た人もいた。昔の装備は更新時期をとっくに過ぎていた。もちろんおニューで固めている人もいた。みんなそれぞれだ。

よく温まる掛け流しの温泉を頂き、山小屋とは思われないお料理を頂き、一つ部屋に集まり昔話やら大笑いに腹を抱えた。本当は軽く尾根歩きをして汗を流して、満天の星空を眺められればサイコーだったのに。

翌日、もしかしての期待は見事に外れ、軽く風呂を楽しみ、豪華バイキング朝食を腹に詰め込み、雨具を着けて10分ほどの室堂ターミナルへ向かう。前日同様、乳白色の世界が広がり夢心地で下界に降りて来た。


 
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