ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

梅雨入りはまだかな?

2024-06-17 22:14:37 | 草花

今年の梅雨入りは例年よりもだいぶ遅いようですね。

しかし、空の様子はここの所いつも湿り気があって、どうも重苦しいものがあります。自分の心の中ではすでに梅雨入りしてしまっているのですが、正式な「梅雨入りの告知」が出ていませんので、別に騒ぎ立てはしません。

適当な間隔で雨の日がありますので、雨があがるとすぐに庭に出て草引きに勤しんでいる今日この頃です。

贈り物 ↓

父の日ということで嫁いだ娘がご主人とともに元気な顔を見せて、これを持ってきてくれました。

もちろん花は嬉しいのですが、それよりも顔を見せてくれて、一家そろって仲良く元気にやっていることが窺えて、そのことがもっと嬉しいことでした。

 

 

グラジオラス ↓

今度はピンクの花が咲いて来ています。

 

アヤメ ↓

やや小さめの花ですが、この端正な姿は「お気に入り」しています。

 

 

柿 ↓

実落ちしたのも一段落して、木に残ったものは少し大きくなってきました。

 

 

ツマグロヒョウモン(メス) ↓

どういう訳かビオラの花にだけ寄ってきます。

 

 

収穫物 ↓

玉ねぎを掘り出して吊るして干しています。

 

 

13日 ↓

月齢6.9.

 

 

14日 ↓

月齢8.0で、上弦の月です。

 

 

16日 ↓

月齢9.7の月は明るいうちに撮りました。

 

そして本日(17日)の月は雨のために撮れません。この雨は広い範囲で強く降るようで、天気予報でも注意を呼び掛けていました。 

皆様もどうか十分お気を付けください。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

6/11日に歩いた鳳来寺山 その4:玖老勢(くろぜ)峠から先は稜線の東海自然歩道を進む

2024-06-17 04:47:25 | 草花

玖老勢(くろぜ)の集落から歩いてきた道は、初めは簡易舗装の広めの道でしたが、それが舗装のない地道になり、道幅も狭まり、歩いてのみ行ける道になり、つぎに細い山道に代わり、それもやがて倒木などの混じる心細い道となり、傾斜も強まり、やがて玖老勢峠直近ではジグザグを切って登っていくようになりました。

炭焼き窯の跡 ↓

峠に至る急登の直前で古い炭焼き窯の跡を見ました。もう70年くらい前に使わなくなったことでしょう。

 

 

コナスビ ↓

家の近くの公園でも見た花ですが、こちらが本来の生育場所なのでしょうね。

 

 

玖老勢(くろぜ)峠 ↓

稜線に乗り上げると、そこが玖老勢峠で、稜線上の道は東海自然歩道となり、今回の山旅ではこの自然歩道

を歩くことになります。時間は10時50分となっていたのでここで昼食休憩を入れます。

 

 

歩き始めは東海自然歩道の鉄の階段 ↓

(東海自然歩道は、八王子と大阪・箕面を結ぶ1都8県2府に及ぶ全長1697.2kmの自然歩道で、1970年から整備が始まり、1974年(田中内閣)に完成した長距離自然歩道です。)

昼食後に歩き始めますが、この鉄製の階段もおそらく設置当時のままのものと思います。

まだ問題はなさそうで、これから後、何度もこの類のものが出て来ます。

 

 

両脇にシダ ↓

両脇にシダのある場所は今回はこれが最初で最後のことでした。

 

 

ホソバシャクナゲ ↓ ↓

 

花は終わっていました。このホソバシャクナゲの特徴は比較的低所で生育していることと、

(下の画で)細い葉の裏側にはビロードのように毛が密生していることです。

 

 

ツルリンドウ ↓

花も実もありませんが・・・・

 

 

岩尾根 ↓

尾根上の道は、このように岩の露出している場所がたくさんあります。

 

 

カキノハグサ ↓ ↓ ↓

 

 

カキノハグサは東三河地方の奥地の山に特有の植物ですが、花の時季は済んでいました。

上の画では実が2粒ほど見えています。

奇跡的に花が咲いていたのは真ん中の画のものだけでした。

下の画では少し引いて生育環境なども写しました。

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

6/11日に歩いた鳳来寺山 その3:花は見られなかったが、ムギラン、イナモリソウ、ナベワリなど

2024-06-16 04:39:46 | 草花

気温は高くて、蒸し暑く、遠くの見晴らしも良くはなさそうで、今回は山の中を歩くこと、それ自体を楽しまないことには苦行になってしまいます。

幸いなことにのんびりマイペースで歩く分には身体は喜んでいるようです。

あらかたの花はもう時季が過ぎてしまっていますが、こういう時に出会える花は嬉しいものです。どんな花に出会えるか・・・・楽しみにしながら歩いて行きます。

ネジキ ↓

大岩に取り付くために急斜面を樹木につかまりながらよじ登って行きます。地面につぼ型の小さい花が落ちていて、

見上げるとネジキの花でした。

 

 

 

ヒトツバ ↓

やっとのことで岩上に乗ると、そこにはわずかにヒトツバが頑張っていました。

 

 

イワヒバ ↓

岩の上には薄く・広くイワヒバが着いています。

 

 

ムギラン ↓ ↓

 

そして、嬉しいことにムギランを久しぶりに見ました。(花には残念ながら遅かった)

 

 

この岩場では前記事でイチヤクソウの花、そしてネジキの花、イワヒバとムギランに出会えたことになります。

これだけ見ることが出来れば満足です。ここで30分ほど時間を掛けましたが、岩から下りて山道に戻ります。

 

 

ヤブコウジ ↓

蕾をつけたヤブコウジを見ます。

 

 

苔むす橋 ↓

コンクリート製でしょうか、こんな重たいものを細い山道をどうやって運んで来たのか?

きっと、この場所で施工したのでしょうね。人が通らなくなっているようで、苔むしています。

 

 

判りづらくなってきた ↓

このあたりからいっそう道が細くなり、道が途切れていたり、倒木が出てきたりして、道選びに難儀しました。

 

 

ナベワリ ↓

これはナベワリでしょうね。花がついていないのは残念ですが。

 

 

キジョラン ↓

アサギマダラの幼虫の食草として知られています。穴のあいた葉がありましたが、幼虫は見当たりません。

 

 

イズセンリョウ ↓

花は終わっていて、実が少しだけついています。

 

 

イナモリソウ ↓

このルートを選んだのはイナモリソウを見るためだったのですが、花の時季はとうに過ぎていました。

いくつか株はありましたが、花の残っているものは一つもありませんでした。でも個体数が維持されて

いるのを確認出来て、そのことだけでも良しとしましょう。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

6/11日に歩いた鳳来寺山 その2:木材搬出用のトラックが通れる林道歩き

2024-06-15 04:47:16 | 草花

一般道から林道に入っていますが、初めは簡易舗装の道でしたが、やがて凸凹の地道に変わり、谷川に沿って玖老勢(くろぜ)峠を目指して緩い登り勾配を歩いて行きます。

麓の集落から玖老勢峠まで、距離は約2.5km、標高差は300mの区間ですが、のんびり一人旅ですので拘りの花などを探しながら2時間も掛けて歩いて行きます。

クララを3枚 ↓ ↓ ↓

小生はまだそれをやったことはないのですが、この根を嚙むと頭が「クラクラ」するほど苦いんだそうです。

 

 

ヨウシュヤマゴボウ ↓

自宅の付近でも見かける草です。

 

 

ニガイチゴ ↓

キイチゴでもあまり美味しい種類のものではありません。

 

 

林業の木材運搬用のトラックなら入って来られる ↓

この道でしたらまだトラックが入って来られます。

 

 

弁財天 ↓

弁天様がひっそりと祀られています。

 

 

杉の枯葉が敷き詰められて ↓

今のご時世は林業もあまり盛んではないようで、道に杉の枯葉が落ちたままになっています。

 

 

魚影 ↓

水には魚の姿も見えます。

 

 

イワタバコ ↓

あたりは常に湿度が高いようで、生きの良いイワタバコの葉が見えています。

 

 

小滝 ↓

小さい流れでもそれなりに落差を作っています。

 

 

イチヤクソウ ↓

今回の山行の大前提は安全にかつ計画通りに歩き通すことですが、目的としてきたことは第一に山岳景観を楽しむことでした。

そのことは山の稜線に着いてからのお楽しみです。

第二の.目的はこの時季の山の花を見ること、とりわけ「ウチョウラン」の花を見ることでした。

道の左に大きな岩があったので、それに取り付いてウチョウラン探しに取り掛かります。

この場所で30分ほど探しましたが、この岩には着いていませんでした。

その代わりに何年振りかでイチヤクソウの花を見ることが出来ました。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

6/11日に歩いた鳳来寺山 その1:玖老勢(くろぜ)から山に入る

2024-06-14 04:37:37 | 草花

ちょっと長くなりますが・・・・・・鳳来寺と鳳来寺山について少々:

鳳来寺山は標高695mで、山全体が国の名勝及び天然記念物に指定されています。
今から1,500万年前の火山の名残で流紋岩などでできています。
“声の仏法僧”とも呼ばれる愛知県の県鳥・コノハズクが棲息していたことでも知られていますが、今は聞くことが出来なくなりました。

山の中腹にある鳳来寺は、今から約1,300年前に利修という仙人によって開山されたと言われています。
利修仙人は570年4月7日、山城の国(京都と奈良の間)に生まれたと言われます。
(修験道の開祖である役行者の血縁だったという説もあります。)

この利修仙人は鳳来寺山の木の洞の中に住み、鳳凰や竜と仲良くしながら修行を続けていたらしいのですが、なぜか655年に(85歳の時)

百済へ渡り、修業をしています。
さらに672年、文武天皇が病気になった時、利修仙人に勅使が使わされ、利修仙人は鳳凰に乗って都へ出向き、7日間祈祷を続けて天皇の病気を治療しました。
大変に喜ばれた天皇が、仙人の願いを聞き入れ、三河のこの地に伽藍を建立したということです。
仙人が鳳凰に乗っていたことから、「鳳来寺」とし、この山は鳳来寺山という名前になったとのこと。

また703年には聖武天皇の病気を治し、光明皇后より仁王門の額を授けられています。(このとき163歳。)
仙人は地元で悪さを働いていた三匹の鬼を改心させ、従者として従えていたそうですが、878年、
308歳で亡くなる際、この三匹の鬼たちも仙人を慕って死の供をしたのだということです。
その鬼の首は鳳来寺本堂の下に封じられたと伝えられます。

鳳来寺の本堂に行くには麓から1425段の石段を歩いて登らねばなりませんでしたが、1971年に開通した鳳来寺山パークウェイによって車でも楽々と本堂近くまで行くことが出来るようになりました。
しかし、そのことによって“声の仏法僧”と呼ばれるコノハズクが近づかなくなってしまい、その奥ゆかしい声を聞けなくなってしまったのは残念なことです。

また於大の方がこの寺を参詣し子授けを祈願し、徳川家康を身籠ることが出来たということであります。

なおこの鳳来寺山には「頂上」とされる場所が二か所あります。
その一つは最高地点の695メートルある「瑠璃岩」または「瑠璃山」という場所で、やや危険な岩の上です。
もう一つは一般的に「山頂」とされている、やや広めの土の上で、誰もが安心して留まることのできる場所で、
標高は684メートルとされています。大概の場合はこの684メートルの「山頂」に来てそこで帰るようです。

長くなりましたのでこの辺で切り上げます。

6月11日に鳳来寺山を歩いてきました。JR飯田線の本長篠駅で下りて、豊橋鉄道バスで玖老勢(くろぜ)の停留所まで行き、そこから山歩きは始まり、終わりはJR飯田線の三河大野駅まで、およそ15km(2万6千歩)の徒歩行程でありました。

位置図(赤い線分を歩いた) ↓

 

遠望図(カシバード) ↓

これは豊川の橋の上から見た場合の展望予想図です。

 

行程図 ↓

時計回りに歩いています。

 

断面図 ↓

左から右に歩いています。

 

乗ったバス ↓

かなり空いていました。

 

 

玖老勢(くろぜ)のバス停付近 ↓

ここから徒歩行程が始まります。

 

 

山の斜面に墓地 ↓

子孫の生活を見守る場所として良い位置ですね。墓地ボチ参りましょう。

 

 

旧私鉄の線路敷き跡地 ↓

1968年に廃止線となった旧豊橋鉄道田口線(本長篠駅-三河田口駅間13駅22.6km区間)の跡地を歩いて行きます。

 

 

キツネアザミ ↓

道沿いにキツネアザミが咲いています。

 

 

ドクダミ ↓

 

 

クマノミズキ ↓

この花を見た後、民家の脇を通り、右折してやっと山に向かうことになります。

 

 

始めは車道 ↓

車道と言っても林業の材木運搬用の道路でしょうか。

 

 

シキミ ↓

まだ人家が近いので仏様に備える木が植わっています。(若い実が見える)

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする