ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

8/7~8/22まで 立秋 土用も終わりました。でも暑さはこれからも

2020-08-07 09:03:45 | 草花

立秋の白波に逢ひ松に逢ひ 阿部みどり女

立秋や雲の上ゆく雲とほく 鈴木真砂女

立秋の大日輪に歩み入る 中川宋淵

立秋の紺落ち付くや伊予絣 夏目漱石(明治43年)

立秋のかげこまやかに女竹 木下夕爾

今日から8月22日までは立秋でした。そして7/19日から入っていた土用も昨日を以って終わりました。
しかし、猛暑はこれからが本番の様相を呈していますから、新型コロナともども心して過ごさなければなりません・。
今度の月曜日は山の日ですから、土・日・月と三連休の方も多いことでしょうが、どうか家でゆっくりと過ごされますように。

「大暑」の最終日(昨日)に、暑さが最高潮の午後一時から三時まで、外を歩いて見ました。
マスクを掛けてある程度の速度を保ちながら歩くのは本当に大変なことでした。
この状態で、長距離走や山歩きはとても大変だろうな・・・と思いました。


実行図 ↓

買い物をしたり、神社の木陰で一息ついたりしながら、約6kmを歩きましたが、汗びっしょりになりました。(この歩行距離はバーチャル山歩きに反映・積算していきます。仮想ですが現在は島々の集落を通り抜けて徳本峠に向かっています。)



アオギリ(青桐・梧桐) ↓

公園に立ち寄ると、外周に植えられているアオギリに若い実がたくさんついていました。
手の届くところにそれがありましたので、手折って持ち帰りました。

アオギリについてネット上から勉強させてもらいました。(以下はネットからコピペしたものです。)

アオギリは
アオギリ科アオギリ属 (落葉高木) カカオの仲間の樹で、本来は亜熱帯に分布する。
沖縄、台湾、中国、インドシナで、古く中国から渡来したものが、野生化したといわれる。

剪定に強いので、庭に植得られることも多い。

若い幹の樹皮は緑色で滑らか。緑色は葉緑素。つまり樹皮でも光合成を行っている。老木になると、緑色はなくなり、表面はコルク質で灰白色となる。縦皺が深くなる。
葉は、枝先に集まって互生する。葉身は浅くあるいは中程度に3~5裂し、各裂片の縁は全縁。
雌雄同株、雌雄異花。雄花、雌花が、1つの大きな花序の中に混生する。

船状のものは、袋果が熟す前に5裂した裂片で、心皮(子房を包む皮)が大きくなったもの。縁に数個の種子が付く。
種子が大きく動物散布にも見えるが、形からして船状のへらが風に飛ばされる風散布植物に分類される。
平安時代には、種子を炒って菓子として食べたり、戦争中にはコーヒーの代用にしたそうだ。
(引用終了)

ここで「心皮」という言葉が出てきますが、上手い説明が見つかりませんでした。

アオギリは梧桐とも書き、それは俳人の河東碧梧桐に思いを馳せることに繋がります。
ネット上でこんな俳句も見つけました。

我輩は猫梧桐の影にあり 堀 政尋  
  「吾輩は猫である」の夏目漱石も河東碧梧桐も正岡子規の門下でしたね。
正岡子規のこんな句もありました。 ↓
碧梧桐のわれをいたはる湯婆かな  正岡子規
「湯婆」は湯たんぽです。病床の師につきっきりで看ている河東碧梧桐

その彼の夏の句を一つだけ
貧乏な青物店や夏大根 河東碧梧桐

無理に拡げて ↓


舟遊びを楽しむ? ↓


一粒 ↓


薄皮を向いて ↓


それをカッターで割いて ↓

若干殺生を伴いましたが、アオギリの若い実にいろいろ遊ばせてもらいました。

秋立ちぬなお寝苦しき残暑かな (亭主駄)
コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする