暑い日が続きますが、高い山に入れば熱中症などは問題ない・・・・・などと思うのは間違いみたいで、以前のことですが、雨飾山で絶望的な疲労感と倦怠感を覚え、これはきっと「昔言っていた霍乱(かくらん)」に違いないと思いました。
また中央アルプスの越百岳から南駒ヶ岳経由で岩稜を空木岳まで歩いた時にも、信じられないほどの倦怠感を覚え、やっとのことで空木駒嶺ヒュッテに逃げ込んだことがあります。
気温の逆転現象というのもあるそうですが、上の二つの症例はかんかん照りの日光直射を受けて体温調整が出来ず、熱中症にかかった事例なんでしょうね。
幸いなことに、そういう時の自前の処置を何とか間に合って行ったので、遭難にはつながりませんでした。
高山だからと言って、気温が下がるに違いないと油断して居てはいけないですね。
ここでは鷲羽岳から、野口五郎岳目指して歩き始めて、大変暑い中でしたが、何とか歩き通して野口五郎小屋に着くまでをレポートします。
行程地図 ↓
断面図 ↓
最上の天気に恵まれて青線の部分を歩きました。(結局この日のトータルでは黒部五郎小屋から野口五郎小屋まで二つの「五郎さん」にお世話になったことになります。)
ワリモ岳の左に薬師岳 ↓
カシバードで ↓
ワリモ岳に向かい鷲羽岳を後にして稜線を下って行きます。行く手にワリモ岳、左手に薬師岳が見えています。
ワリモ岳では殆んど頂上を通過したような歩き方でしたので、山頂での画がありませんでした。
水晶小屋到着 ↓
水晶小屋に着きました。この小屋には泊まりませんが、ここから水晶岳に分岐する道が始まります。
小屋の屋根越しに ↓
カシバードで ↓
立山連峰と後立山連峰が見えます。
黒部湖と後立山連峰 ↓
カシバードで ↓
黒部湖と白馬三山、唐松、五竜岳まで見えます。
黒部湖 ↓
空が青い時は湖水もこんなに映えるのですね。
唐松・五竜・鹿島槍 ↓
カシバードで ↓
後立山連峰の重鎮たちをズーム一杯に引き寄せます。
鹿島槍ヶ岳 ↓
双耳峰の鹿島槍ヶ岳の雄姿をズームアップして眺めます。
野口五郎岳 ↓
カシバードで ↓
真砂岳と野口五郎岳はこれからすぐに水晶岳をピストンしてきますが、そのあとそちらに向かって歩きます。
水晶小屋の付近に荷物を置いて、身軽にして水晶岳を往復して来ます。
水晶岳(別名:黒岳) ↓
水晶岳の山頂に着きました。来る途中に山名由来の水晶が落ちていないかと探しながら歩きましたが、見つけられませんでした。
水晶小屋の前に戻り、リュックを担ぎ直して、太陽のぎらつく、岩屑の敷かれた道を進みます。
野口五郎岳に近づく ↓
野口五郎岳までの道のりは結構長くて、道筋には花や木が乏しいので結構うんざりしながら歩いて居た記憶があります。
野口五郎岳 ↓
やっとのことでたどり着いた野口五郎岳の山頂は、裸地のようになっていて、ここでも暑い思いをしたことを覚えています。
眼下に野口五郎小屋 ↓
眼下に小屋が見えているので、安心して頂上でのんびり過ごせます。
水晶岳 ↓
先ほどはあそこからこちらを眺めましたが、今度は野口五郎岳の山頂から水晶岳を眺めます。
この年はお盆の季節でも山肌に雪が残っています。
野口五郎小屋 ↓
この晩はこちらでお世話になりました。前夜とは違い、部屋を広々と使えたので、好印象が残っています。
また中央アルプスの越百岳から南駒ヶ岳経由で岩稜を空木岳まで歩いた時にも、信じられないほどの倦怠感を覚え、やっとのことで空木駒嶺ヒュッテに逃げ込んだことがあります。
気温の逆転現象というのもあるそうですが、上の二つの症例はかんかん照りの日光直射を受けて体温調整が出来ず、熱中症にかかった事例なんでしょうね。
幸いなことに、そういう時の自前の処置を何とか間に合って行ったので、遭難にはつながりませんでした。
高山だからと言って、気温が下がるに違いないと油断して居てはいけないですね。
ここでは鷲羽岳から、野口五郎岳目指して歩き始めて、大変暑い中でしたが、何とか歩き通して野口五郎小屋に着くまでをレポートします。
行程地図 ↓
断面図 ↓
最上の天気に恵まれて青線の部分を歩きました。(結局この日のトータルでは黒部五郎小屋から野口五郎小屋まで二つの「五郎さん」にお世話になったことになります。)
ワリモ岳の左に薬師岳 ↓
カシバードで ↓
ワリモ岳に向かい鷲羽岳を後にして稜線を下って行きます。行く手にワリモ岳、左手に薬師岳が見えています。
ワリモ岳では殆んど頂上を通過したような歩き方でしたので、山頂での画がありませんでした。
水晶小屋到着 ↓
水晶小屋に着きました。この小屋には泊まりませんが、ここから水晶岳に分岐する道が始まります。
小屋の屋根越しに ↓
カシバードで ↓
立山連峰と後立山連峰が見えます。
黒部湖と後立山連峰 ↓
カシバードで ↓
黒部湖と白馬三山、唐松、五竜岳まで見えます。
黒部湖 ↓
空が青い時は湖水もこんなに映えるのですね。
唐松・五竜・鹿島槍 ↓
カシバードで ↓
後立山連峰の重鎮たちをズーム一杯に引き寄せます。
鹿島槍ヶ岳 ↓
双耳峰の鹿島槍ヶ岳の雄姿をズームアップして眺めます。
野口五郎岳 ↓
カシバードで ↓
真砂岳と野口五郎岳はこれからすぐに水晶岳をピストンしてきますが、そのあとそちらに向かって歩きます。
水晶小屋の付近に荷物を置いて、身軽にして水晶岳を往復して来ます。
水晶岳(別名:黒岳) ↓
水晶岳の山頂に着きました。来る途中に山名由来の水晶が落ちていないかと探しながら歩きましたが、見つけられませんでした。
水晶小屋の前に戻り、リュックを担ぎ直して、太陽のぎらつく、岩屑の敷かれた道を進みます。
野口五郎岳に近づく ↓
野口五郎岳までの道のりは結構長くて、道筋には花や木が乏しいので結構うんざりしながら歩いて居た記憶があります。
野口五郎岳 ↓
やっとのことでたどり着いた野口五郎岳の山頂は、裸地のようになっていて、ここでも暑い思いをしたことを覚えています。
眼下に野口五郎小屋 ↓
眼下に小屋が見えているので、安心して頂上でのんびり過ごせます。
水晶岳 ↓
先ほどはあそこからこちらを眺めましたが、今度は野口五郎岳の山頂から水晶岳を眺めます。
この年はお盆の季節でも山肌に雪が残っています。
野口五郎小屋 ↓
この晩はこちらでお世話になりました。前夜とは違い、部屋を広々と使えたので、好印象が残っています。
今日も36度とか37℃の世界になりそうです。
私のほうは暑さに慣れてきてますが、花たちはいろいろとだめになっていく山野草が出てきてつらいです。
水晶岳は見た目にも黒々としていて黒岳という別名が納得できますね。
鷲羽から北は未踏なので、珍しく拝見させていただいてます。
10年ほど前に単独で双六小屋に泊まったときは女性ばかり6人ほどの部屋になりましたが、皆さん個性が強く、山に一人で来られるような方はさすがだな~と感じました。
中の一人が水晶から下ってきたのだと仰ってましたが、水晶周辺でクマが出たと言ってましたね。アルプスでも奥の方なので、クマがいてもおかしくはなさそうでした。
野口五郎や真砂岳はたぶん西鎌尾根からよく見えていたと思います。あの辺なら人も少ないでしょうね。
前の記事にのコメント欄で書いたTさんですが、彼女はたぶん50歳台で三俣小屋診療所の看護婦さんをされたのだと思います。わたしより5歳年上でした。私が去年入院していた病院の外科病棟の看護婦さんをされていました。
気が向いたら西鎌尾根を歩いて槍まで行ってくるなんて、なんて羨ましい話かと思いました。
熱中症ですが、私も白馬の登りで一度、伊吹山に昼間に登った時に一度かかっています。
ものすごくタフな後輩が熱中症にかかって歩けなくなったのも見ているので怖いです。調子が悪くなる前からポカリなどをどんどん摂取するのが大事と思います。
今年は全国的に猛暑が押し寄せているようで、こんな時に平ちゃらな顔をしていられるのは案外沖縄の方たちではないでしょうか。
草木もこの猛暑と少雨のなかで相当痛めつけられていますね。
草木に限らず、今年は庭に出ても藪蚊に襲われることが随分少ないので、あ奴らもこの暑さにへこたれているのだなと推量しています。
水晶岳は確かに黒ずんで見えることが多いですね。それからすると名前はやはり「水晶岳」の方が相応しいようですね。
鷲羽岳では山頂直下の鷲羽池が印象的でした。
水面に槍ヶ岳を入れた構図は試せませんでしたが、せめて池の水を一口だけでもお付き合いしておきたかったかな?・・・と、今になって悔やんでいます。
クマさんの話ですが、だいぶ以前に双六小屋に止まったその前日に双六池の周りを熊さんがウロウロしていたということでした。
加賀の白山でしたら熊の話は日常茶飯事で聞くところですが、黒部の源頭付近でも出るのでしたか。
野口五郎や真砂岳あたりは裸山の感じがあり、小生的には結構倦んで歩いて居た記憶のみがあります。
往復していますのでなおさらのことでした。
亡くなられたTさんのことは記憶に残っています。
ご冥福をお祈り致します。でも、良い思いもされて見えるので一安心しています。
山で罹る熱中症は厄介ですね。小生の雨飾山の時には、笹陰の地べたに肌着だけで寝そべり、体温の下がるまで90分ほどそのまま仰向けにしていました。
その後に立ち上がり、歩けるだけの力が残っていましたので、ほっとしました。
この時に感じたのは「水分プラス塩分」が必須項目に違いないということでした。ナトリウム系は無くてはならないもののようですね。