「楽しく生きる」~あなたに和みのひとときを

日々のつれづれ・アート・音楽・衣食住。好きな言葉はゲーテ「いきいきと生きよ」デグジュペリ「大切なことは目に見えない」。

千住真理子バースデイコンサート

2010-04-03 | 音楽・演劇等

桜も満開。前日、大風が吹き荒れていたのにもかかわらず六本木の国立新美術館前では薄紅色の花弁が空を彩っていました(ルノワール展に行きました)

昨年に引き続き、バイオリニスト千住真理子のバースデイコンサート(リサイタル)に行きました。今日4月3日が千住さんのお誕生日です。美しいデュランティの響きを堪能しました。

水曜に小林研一郎指揮の1812・展覧会の絵などを聴きにいったばかりでコンサートづいています。

  昨年の模様はこちら

ライブレストラン(六本木スイートベイジル STB139)でのコンサートということもあり、昨年に引き続き、名曲ぞろいで親しみやすい選曲です。

タイスの瞑想曲、 愛の夢、 歌の翼に、(シューベルトの)セレナーデなどは大好きな曲で、それを間近に素晴らしい演奏で聴けるなんて幸せ

また、シューベルトのアヴェマリアは、声楽をやっている友人が結婚式の際に歌ってくれた曲で、それも昨年のバッハ同様、よい記念になりました(明日が結婚記念日なので)。

アンコールは2曲あり、エルガーの「愛のあいさつ」とロシア民謡の「黒い瞳」でした。「愛のあいさつ」は、偶然にも今朝夫が鼻歌を歌っていましたが、なにか予感があったのでしょうか。

今日の演奏曲一覧

J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番より、第3楽章 ロンド形式のガヴォット、 

W.A.モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ 第28番、
シューベルト:アヴェ・マリア、
マスカーニ:アヴェ・マリア ~カヴァレリア・ルスティカーナより、
ブラームス:ハンガリー舞曲 第5番、
マスネ:タイスの瞑想曲、 
リスト:愛の夢、 
フォーレ:夢のあとに、 
メンデルスゾーン:歌の翼に、 
シューベルト:セレナーデ、 
千住 明:ラストナイト、 
モンティ:チャルダッシュ

スイートベイジルはお食事もおいしいです。
また、特にお願いしなくても最初から取り皿を持ってきてくれたり、荷物を隣のテーブルに置いたらどうかと勧めてくれたり、働く人たちのサービスが気が効いて感じが良いのが好きです。

飲み物は昨年と同じロゼのスパークリングワインを頼み、最後はフレッシュハーブティーで締めるのが定番です。

上の写真は、デザートのサバラン。

他にもハマグリと筍の冷製スープ(ハマグリのゼリー寄せを筍のクリームスープにおとしたもの)や、ビフカツサンドなど頼みましたが美味しかったです~。





 ↑縦3センチくらいあるびっくりする大きさのオリーブ。二つ並べるとルノアールのモデル女性のお尻のよう。

素敵な音楽を聴き、おいしい食事をとり、人生楽しいなあと思いつつ帰途につきました(単純ですが)。

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国立新美術館ルノアール展

2010-04-03 | アート・インテリア

STB139で行われる千住真理子のバイオリンリサイタルの前に、4月5日までのルノワール展に行きました(六本木の国立新美術館。その後は大阪で開催だそう)

事前にウェブで調べたら(1時間ごとに混雑状況がアップされていて便利)、「館内は混雑しているけれどチケット購入、入場待ちなどはない」とのことで安心して出かけました。

実際、まあその通りで、やはりゆっくりは全然見られませんでした。
でも上野の各美術館と比べ、通路をゆったり作ってあるので回りやすいです。

印象深かったのは、これだけ人が多いのに、靴音やパンフレットなどの紙をめくる音、衣擦れの音は聞こえるものの、大声で話す人が皆無だったこと。まだまだ日本もマナー大国ね、と感心しました。先日の山種美術館では、おばさま方のグループが多かったせいかそうではなかったですが・・。

当のルノアール展は、ポーラ美術館のものを多く持ってきているというだけあり、実はポーラで観たものがいくつか。

とはいえ、日本に来るルノアールの絵(おそらく全盛期)は、どの絵ももともとタッチが似ていて、それぞれの印象が強くないせいか、どの絵を何度見ても逆に飽きが来ず、心安らぐような気持ちがします。これはモデル女性のムチムチ度合いに親近感を覚えるからでしょうか・・ 

しかし、こういう体型が「美の極み」の世の中になれば、努力を重ねてモジリアーニ風美女になった方々はがっかりすることでしょう・・。

花と少女を均等に焦点を当てた「縫物をする少女」など、やわらかい色彩の美しさを堪能しました。この絵がとても好きだったのですが絵葉書がなく残念。

絵に赤外線をあてて、この絵は下絵を何度もやり直して書いたもの、別の絵は、直に絵具を塗り仕上げたもの、など科学的な分析がなされたコーナーもおもしろかったです。

ちょうど、国立新美術館では、水彩画の展覧会も別途開催されていました(夫の好きな鈴木新の絵が展示されている)でも全然割引がないのですね。ルノアール展で1、500円、そのあと水彩画展でさらに700円、というのはちょっとびっくり。

木場の現代美術館では、複数の展示を見るとかなり割引になるのでそういうものかと思っていましたが、国立新美術館も「館内ひとめぐりチケット」のような一日フリーパスなどぜひ検討していただきたいです。

ところで、国立新美術館は黒川紀章の設計です。
写真でおわかりになるように、とても美しい曲線美です。

せんだいメディアテーク(こちらは伊東豊雄設計)がお好きな方は、(デザインの系統は同じではないですが)そのスケールの大きい版のわくわく感が味わえると思います。

ミュージアムショップも充実していて、素敵な陶器や、ミナペルフォネンの卵型バッグまで置いてありました。また、ラスクとカップのセットなど、ちょっとしたプレゼントにぴったりのお品もたくさん。

ミュージアムショップの奥にはセルフサービスのカフェもありますし、1Fにも窓がガラス張りで見晴らしのよいカフェも。テラス席もあります。今の季節だと桜を見ながらお茶が飲めます。

これから暖かくなりますし、お散歩がてら、絵は観なくてもぜひお出かけください。

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余談

ユーミン(松任谷由実)が、千鳥が淵のホテルでヒントを得て書いたという「経る時」という歌があります。

「窓際では 老夫婦がふくらみだした蕾をながめてる」
「どこから来て どこへ行くの あんなに強く愛した気持ちを憎んだことも 今は昔・・・」
という、かつての恋をしのぶ、しみじみしたいい曲です。
(歌のうまい人がカバーしたら、桜ソングとしてヒットするのでは)

国立新美術館のカフェ、平日朝行けば、まさにこの「経る時」の世界ではとふと思いました。

ちなみに「経る時」の中で”さびれたホテル”と何度も歌われるホテルは「フェヤーモント ホテル」です。数年前閉館となって今は「パークマンション千鳥ヶ淵」が建っているそうです。

まさに「経る時」・・・。

REINCARNATION
松任谷由実,松任谷正隆
EMIミュージック・ジャパン

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