サントリーホールのアルゲリッチ東京公演キャンセル(形式上は”シャルル・デュトワ指揮フィラデルフィア交響楽団の公演”でアルゲリッチは一部で弾くことになっていた)。
代役はポゴレリッチ。私は好きなのですが夫はそうでもないということで、払い戻しをしてもらうことに決定。まあ、ポゴレリッチのコンサートでしたらチケット代3分の1ですしねえ。
夫は、会議が長引きタクシーを飛ばしてきたのに可哀そう・・。チケット払い戻しの申し込みをした後、ホールお向かいのオーバカナルで食事(食事については末尾をご覧ください)
ところで、アルゲリッチのキャンセルにあたったのはこれで3回目。
私はもうアルゲリッチのプロ意識のなさに辟易していて、2回目も、そして今回もチケット購入に反対しました。
でもアルゲリッチファンの夫は聞く耳持ちません。恋は盲目。
性悪女に何度も振り回され、また振られてしょんぼりしている男性(夫)を、「あれほど忠告したのに・・」と内心で思いつつも、慰める女友達(私)という図でしょうか
帰宅し、アルゲリッチのCDを聴きつつコーヒータイム。
ショパンのプレリュード集にしました。
流麗で、かつ自身のユニークな解釈でぐいぐいと聴く人の心をわしづかみ。
ライブの臨場感はないけれど、彼女のピーク時の素晴らしい演奏を楽しめるのだから、CDもいいですねえ。嫌だとか言わずちゃんと演奏してくれるし
ちなみに、アルゲリッチのデビューは1965年。なんと45年前
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オーバカナルの食事について
サントリーホールでのコンサートのあと、オーバカナルに行くのはいつものこと。でもいつもは素敵な演奏を聴いて気分が高揚した状態で、感想を話しつつの食事なので、コンサートなしでレストランに入るのもなんとなく間が抜けた感じ。
ムール貝のワイン蒸しと、ドゥフィノワ添えビーフステーキを頼みました。飲み物はシェリーと、グラスワイン(シャブリ)を。
ムール貝はタイムとセロリを入れてルクルーぜの鍋ごと出てきます。パセリとニンニクの香りづけのものしか食べたことがなかったため新鮮でした。
ドゥフィノワ添えビーフステーキは、ドゥフィノワ(ポテトグラタン)がいかにもビストロ料理のジャガイモ、チーズ、ニンニク、生クリームとシンプルな味付けながらおいしい。バカナルでは、凝ったお料理よりこういうものを頼むのがいいですね。
ステーキに添えてあったメーテルドテールバター(=料理長のバター。パセリ、レモン汁をバターに混ぜて整形したもの)も美味しかったです。色が茶色く普通のとは一味違います。
聞きそびれましたが、バター以外にも牛脂をぎりぎりまで熱して香ばしさをだしたものを加えたり、コンソメ顆粒を混ぜたのかしら?トマトピュレーが隠し味?と気になります。次に聞いてみたいと思います。