胡桃の入ったお餅にきなこのまぶされた赤坂もちで有名な赤坂青野。意匠をこらした月ごとの上生菓子も作っています。
写真のお品は7月のお菓子のひとつ「井戸辺」。中心には水をかたどった錦玉羹(寒天)が。外は雪平(せっぺい。求肥と白餡と卵白を混ぜたもの)、中は黄身餡です。
なんて美しいのでしょう。すうっと涼しくなるような心持ちになります。水出し緑茶といただきました。
(水出し緑茶は、ポットに水とお茶の葉を入れて冷蔵庫で冷やすだけ。朝作っておくと会社から帰ってちょうどいい塩梅です)
赤坂青野の店舗は赤坂と赤坂見附、2店だけ。明治32年創業の老舗らしく、年配の上品な店員さんが、この井戸辺以外にもいろいろお菓子の説明をしてくださいました。
家族が出張中のため、ひとつだけ購入させてもらいました。
こういった老舗のお店の良いところは、ひとつでもいやな顔をしないところ(例外ももちろんありますが)。もちろん、背景には一人客も相手にしていかなければ成り立たない昨今の和菓子離れもあるとは思うのですが、ありがたいことです。
もちろん、買う側も余分なコストをかけないでいいように簡易包装で持ち帰るなど協力しなくてはと思います。
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友人と、日本橋三越にて開催中の”永遠のベルサイユのばら展”に行きました(~8月3日。その後も全国各地で開催)
*画像は日本橋三越のサイトから拝借。
ちなみに、ベルばらをご存じない方のためにご説明すると、ベルばらは約30年前、一大ブームを巻き起こした漫画で、フランスのルイ15世~フランス革命に至るまでの時代を舞台に、ルイ16世妃マリーアントワネット(画像右側)やオスカル(男装の麗人。架空の人物)の人生ドラマを描いたものです。宝塚の人気演目となり、またアニメ化もされ、原作の漫画は世界各国で出版されています。
平日の夜だというのに、会場は”もと乙女”たちでいっぱい。作者の池田理代子の原画を食い入るように眺めていました。漫画のストーリーを追った10分ほどのムービー上映も。
原画を読み進めると、子供のときにはわかっていなかった心のひだ、生きることの苦悩などが書き込まれています。それだけに、一昔前の作品であっても多くの人の心に残っているのでしょう。別の視点で考えると、こういった作品が日本人のゆがんだ西欧崇拝を象徴、かつ助長してきたのでは、功罪あるなあととも思いますが、描かれているドラマ自体はすばらしいものだと思うので、いつか読み返してみたいです。
作者池田理代子は連載開始時、弱冠24歳だったそうです。あらためて彼女の才能を思い知るとともに、もしかしたら今読んだほうがより感動するのではと思いました。
余談ですが、中学のときつまらないと思ったモーパッサンの「女の一生」を読み返したときにそう思いました。また、池田理代子がシュテファン・ツヴァイク作の伝記「マリー・アントワネット」を読んで着想を得てベルばらを描いたというのを読み、お年玉で購入し読んだのも懐かしく思い出しました(当時はみすず書房のハードカバーしか出ていなかった)。
何しろベルばらは20数年前に読んだきりでしたが、マリーアントワネットの恋人であったスウェーデン貴族フェルゼンへの片思いを忘れるため、男性として育てられたオスカルがはじめてドレスに身を包み舞踏会でフェルゼンと踊り、思い出を作ろうとするシーンが子供心に強く印象に残っています。オスカルのいじらしさ・純情さが胸に迫るエピソードでした。
この思いは私だけではなかったらしく、展覧会の最後に、このシーンの特別コーナーがあり、原画に忠実に作成したドレスが展示され、このエピソードがまるごと読めるようになっていました。
ドレスについて「このドレスはオスカルにとってウェディングドレスだから白色」という池田理代子のコメントがありました。オスカルは、後にはいつもそばにいて彼女を支えてくれていた従者のアンドレを愛するようになりますが、しかしながらそれはフェルゼンに対する気持ちとは違った類のもの(救い?)だということを端的に示しているように思います。
この展覧会に誘ってもらわなければベルばらのことなどすっかり忘れたままになっていたことでしょう。久しぶりに友人に会えたこともあり、楽しいひと時でした。ノスタルジーに浸りつつ併設の売店(オスカルを彫った50万円のカメオまであった!)でオスカルの一筆箋を買ってしまいました。同世代の人へのお便りに使ってみたいです。
バラのジャムとお茶についてはこちら ベルサイユのばら―完全版 (1) (SGコミックス)
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マリー・アントワネット 上 (河出文庫)
シュテファン・ツヴァイク
河出書房新社
詳細を見る
池田 理代子
集英社
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モーパッサン短編集 (1) (新潮文庫 (モ-1-6)) モーパッサン,青柳 瑞穂 新潮社 詳細を見る |
「つまんでリンゴ」青森県にあるラグノオというお菓子屋さんのもの。蜜漬けのりんごをビターチョコレートでくるんであります。
素朴なおいしさです。アールグレイ、レディグレイなどの香りのついた紅茶と合います。
同じつくりのお菓子としては、神戸一番館のポーム・ダムールがありますね。ラグノオのほうがあっさりしているような気がします。
ラグノオが主宰している「りんごの博物館」。ミュージアムショップ、楽しそうです。
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やわらかいパンがお好きな方はバターロールもぜひお試しください。
デパ地下ではなく「ぺペチカ」(PEPEという西武新宿駅隣接のショッピングセンター地下)にて。あと新宿にはルミネに、他にはつくば、目黒、大泉学園にお店があります。ぺペチカは夜22:00まで開いています。
店名の“ボンラスパイユ"とは、定期的にオーガニック市場が開かれるフランスパリ市内の通りの名、”ラスパイユ”に、フランス語で「美味しい」という意味の“ボン”を組合せているそうです。
英国ロンドンのセレクトショップ型デパート、ハーベイニコルズHarvey NicholsのPB商品のマンゴティーと一緒に(アイスティーにするとさわやかな風味でおいしい)。
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ぬれおかきのカレー版といいましょうか。確かにやわらかいです。
塩辛く、カレーのルーの味がする、ジャンクフードの王様みたいな感じですが、あとを引きます。
再度食べるか、といったら疑問ですが、一度は試してみたらいかがでしょうか。他にはない味わいです。
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以前北海道に行ったとき、スーパーで「クロレラそうめん」を購入しました。今日は、エンジェルヘア風に、冷たいパスタ料理に使ってみました。
アサリの砂出しをします(自然塩を入れた水に、殻をこすり合わせて軽く洗ったアサリをいれ、冷蔵庫に入れておきます(呼吸できるようふたはせずに)
ワイン、にんにく、パセリで蒸したあと、冷やしておきます。
前の晩に作って冷やしておいたカポナータ(トマト、ナス、パプリカ、ピーマン、たまねぎなどありあわせの野菜をオリーブオイルとにんにく少々で炒めた後塩コショウ、白ワインを振って煮込む)をあさり蒸しに混ぜ、味を整える。
あとはそうめんを硬めにゆで、オリーブオイルを少々まぶし、カポナータを盛り、レモンを絞りいれるだけ。
スペイン風オムレツも作りました。
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シャンツァイの根をベランダのプランターに植えておいたら白い花が咲きました。
シャンツァイ・香菜・コリアンダーとさまざまな呼び方がありますが、タイ料理やベトナム料理には欠かせませんね。丸い実(種?)はカレーによく使われます。
↓シャンツァイを使った献立
1)トマトサラダ
2)生春巻き・鶏のフォー
3)カレーベトナム麺
4)鱈のシチュー
5)鶏だんごとかぼちゃのクリームシチュー
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バニラ・抹茶アイス、白玉、つぶ餡、苺、桜寒天、さらに桜の花弁をかたどったピンクのチョコレート。おいしいだけでなく目に美しいものでした。癒されました(傘まで差してあり芸の細かいこと!)
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沖縄県八重山地方に伝わる「みんさー織り」。
元はといえば女性が婚約の証として相手にプレゼントした角帯に使われたもので、メッセージがこめられています(ちなみに、男性はプロポーズの際にとんぼ玉をあつめたきれいなネックレスを渡すそうです。NHK「美の壷」より)
4つの四角の意匠と5つのものがありますが、これは
「いつ(五つ)の世(四つ)までも末永く」という願いが込められたものだそうです。素敵ですね。
また通い婚の風習から、両脇のムカデ柄はこれまた「足しげくおいでください」のメッセージだとか。
みんさー織りは、石垣島みんさー工芸館で体験できます。
写真は宿泊した「ゆがふ山原」のテーブルセンター。マンタ(オニイトマキエイ)が彫られたかわいいキーホルダーは近くの工房「イルカクラフト」のものだそうです。
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石垣島ラー油(通称石ラー)で有名な辺銀(ぺんぎん)食堂。ラー油作りで忙しいからか食堂はしばらくしまっていました。このたび再オープン。
家族は昼セット(五色餃子とジャージャー麺)、私は写真のスーチカ(豚の塩漬け)そばを頼みました。
餃子はこんな感じ。写真を撮ろうと気づくのが遅く、ウコンの入った色鮮やかな餃子はすでに消えていました。皮は蓬、イカ墨などで色を違えています。具も別々で手が込んでいます。
ジャージャー麺や餃子も試食しましたが、スーチカそばがオススメ。手打ちそば(沖縄のそばは蕎麦粉ではなく小麦粉で作ります)のしなやかな食感や、あっさりしたかつおのだしがおいしかった。
食後、2階のラー油売り場で一人限定2瓶のラー油もしっかり購入。このごろ類似商品も出回っているのでそれらも今度試してみたいと思います。
今回の石垣島旅行で撮った動物・植物カテゴリーにあるリスザル・花・昆虫もよかったら見てくださいね。
石垣島・旅行カテゴリーはこちら
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石垣島には今まで6,7回旅行していますが、今回初めて八重山民俗園に行
きました。航空券を購入した旅行会社で入場券をもらったため、じゃあついでだから行こうか、くらいでしたが人がぜんぜんいず、また敷地は広く古民家めぐり+散歩に結構よかったです。中でもリスザル園でかわいい親子に会えて楽しかった。
上の写真は、リスザルの親子。
↓オヤジギャグ看板。思いついた職員の方、内心「ヤッタ!」と思ったことでしょう。
↓ポーズが変わって、今度はお母さんのおなかの方からつかまっています。
子ザルの顔がちらっとのぞいているのに注目。
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2006年5月に初めてうかがって以来、大好きで石垣島に行くときは必ず泊まるお宿があります。
建物やお庭の全体の雰囲気も、お食事も、オーナーご家族の美意識が行き届いてすべて素敵。沖縄旅行をお考えの方は、石垣島まで足を伸ばしてここで癒しの時間をすごされることをおすすめします。
今回は夏だったこともありお花がさらにきれいでした(別途写真でご紹介)
この「ゆがふ山原」は3室のみ。 人気のようで週末にかかると予約がとりにくく、いつものお部屋を2泊は難しかったので、今回は一泊ずつ違うお部屋に泊まらせていただきました。
ヴィラタイプの各室には、東屋(あずまや)とプールがあります。
冒頭の写真は、今回初めて泊まった「阿壇」という名前のお部屋のあずまやから海を臨んだところです。夕方にかけて曇ってきたのですが、お昼は空と海が真っ青でした。
↓ちなみに、東屋はこんな感じ。お部屋に用意されたさんぴん茶とオリオンビールをのみながら、午後は東屋でのんびり過ごすことが多いです。「何もしない」贅沢な時間です。
以前、5月と12月に泊まった時は水温がまだまだ冷たかったのですが今回は温水プールのよう。うれしくて二回も入りました。夜はライトアップもされてまた違った雰囲気です。泳ぐだけでなく、プールサイドのデッキチェアで灯りを眺めながらのんびり。普段の忙しさを忘れるひと時です。夜は風もそよいで屋外でも過ごしやすいです。
テラスのあるダイニングスペースが高台になっています(空と雲の色のコントラストがまるで絵に描いたよう。海も見渡せてすばらしい眺めです)
テラスから階段で緑と花のアーチの間を通って各部屋に下りていくのですが、これまで何度もとおっていてもわくわくします。左手にハワイアンロミロミを施術いただけるお部屋があります。今回は毎日お願いしてとてもリラックスできました。
お部屋の前にはハイビスカスのティアラが。うっとりします。
次は沖縄のお花のご紹介です。
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沖縄ならではの種類、というわけではないのですが、旅行のときに撮った写真をご紹介。 いずれも宿泊先の ゆがふ山原で。
①冒頭写真:ナナフシ
②↓ヤモリ
③ヤドカリ。プールサイドで。海からは結構離れているのにここまでやってきたのでしょうか。
④蜂(大きい!)普通のミツバチに見えたのですが気候がいいと2倍くらいに育つのか・・・・(ってことはないですね)近寄って写真を撮ろうとしたら威嚇されたのでちょっと離れたところから。
⑤バッタ。サッシに張りついていました。
蜘蛛が家に入ってきたら外に出してやり、揚羽蝶の幼虫が山椒の枝についていたら実家からみかんの葉を取り寄せて食べさせ孵化まで見守る優しい家族(小学生のときにゲンゴロウの研究で市長賞をもらったそうです)の影響で、だいぶ昆虫もかわいく思うようになりました。
でも触るのはまだまだ苦手。ガラス越しですと足の吸盤や触覚の観察ができて面白かったです。生き物ってそれぞれの生態圏に沿って良くできたアートだなあと思います。
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