「楽しく生きる」~あなたに和みのひとときを

日々のつれづれ・アート・音楽・衣食住。好きな言葉はゲーテ「いきいきと生きよ」デグジュペリ「大切なことは目に見えない」。

ビストロ シロ

2010-04-30 | 東京散歩・外食・近郊おでかけ

 
恵比寿と広尾の間の山種美術館に向かう途中、通り向こうの「ビストロ シロ」と書かれたビルに目がとまりました。

佐藤可士和デザインの「ユニクロ」のロゴのように四角いフォントが目立っていたのですが、その時は、ビストロといっても、恵比寿によくあるダイニングバーに毛が生えた、モダンなインテリアのお店かなあと思っていました。

先日、2年くらいご無沙汰の友人と会うことになり、指定されたのがこの「ビストロ シロ」。偶然で驚きました。

お店に入ってみたら、予想に反してインテリアはアンティークっぽい木のテーブル・椅子でシンプルながら温かみのある作り。

お肉はなく、お魚だけのメニューです。
「今日のお魚は」ということで、サービスの方が大皿を持ってきてくれます。

ほうぼう(写真の一番後ろに小さく写っている)のブイヤベースをメインに、他はホワイトアスパラガスのあさりソース、生ウニとガーリックトースト↓ を頼みました。

ホワイトアスパラは期待通りの美味しさ。あさりの濃厚なうまみが淡白なアスパラと良く合います。



生ウニのガーリックトーストは、まあその名の通りなのですが、生ウニはミョウバンを使っていないタイプ。甘さと磯の香りが違います。ガーリックトーストが合わないということではないのですが、白ごはんで食べたくなりました。

ホウボウのブイヤベースは、魚のうまみがよく引き出されていてこれまたとてもおいしい
残りのスープを五穀米でリゾットにしてもらい、残らず食べあげました。

焼き立てのパンがまた、おいしいのです。
品切れでしたが鰻の赤ワイン煮などこってり目のビストロメニューもありました。

お魚料理に特化したお店は珍しいですよね。
飲み物まで入れると、ちょっとお値段は割高かなと思いましたが
どれも素材を活かした味付けで、私にはとても美味しく感じられました。
これはまたうかがっていろいろ試したいと思いました。

お店のHPを見て知ったのですが、これは以前ご紹介した神戸のTOOTH TOOTHというお菓子屋さんと経営母体が同じそうです。

同じく恵比寿にTOOTH TOOTHというビストロ(こちらは肉料理メイン)もあるそうです。すみ分けをしてなかなかうまい戦略ですね。

ちなみに「シロ」は「城」の意だそう。

ところで、食事に誘ってくれた友人は会わなかった2年の間に、大きくキャリアアップ。

転職してから数年経ち、今やその会社のビジネスを担う存在に。去年は、某有名企業の役員を務めるダンナサマよりも収入が多かったそう。

繁忙期は会社に泊まり込みということも多かったそうですが、素晴らしい

40代後半にしてこの底力。人生、いつでも頑張り時。チャンスは望み、努力する人のもとに訪れるのだと私まで元気をもらいました。

この友人には知人を介して仕事がらみで知り合って10年くらいになりますが、私より年上ながら、おっとりしたお嬢様、という印象を持っていました。

これまで仕事でいろいろ大変なこともあったし、頑張っても報われないことも多かったようです。社内の野心家たちに陥れられ、その会社を離れることを余儀なくされたことも知っていたので、本当に良かったです。

自信に満ちてキラキラしていている彼女を見て、私もとてもうれしくなりました。

こじつけかもしれませんが、自分の力を発揮できる「城」を築いた友人と「城」という名のレストランで食事ができた良い夜でした。

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コメント
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