(上の写真は、家のお手洗いに飾っている花。名前を忘れましたが、丸い菊が可愛いいです。
ちょこっと飾る花は一色でそろえるのがさりげなくて好きです)
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愛しのローズマリー〈特別編〉 [DVD]
20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント
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「メリーに首ったけ」(キャメロン・ディアス主演)等で知られるファレリー兄弟監督のコメディー映画「愛しのローズマリー」。パーフェクTVで放映していました。ヒロイン ローズマリーはグウイネス・パルトロウが演じています。
私は米国で大ヒットしたTVコメディ”SEINFELD”の大ファン。SEINFELDのジョージ役の俳優ジェイソン・アレキサンダーが出ているということだったので観てみました。
主人公ハルは女性を見かけでしか判断しない男性。・・・といっても彼も外見には恵まれない男性で、おなじく容姿に難ありの友人(この役をジェイソン・アレキサンダーが演じています)とナンパに励む日々。
あるきっかけでハルは催眠術にかかり、心が美しいひとは、男女ともに外見もとびきり美しく見えるようになります。
ローズマリーを一目見て恋に落ちたハルは声をかけ、つきあうようになって内面を知り彼女を深く愛するようになります。
ローズマリーは心優しく小児病棟でボランティアをしている女性。たまたまハルの勤務先の経営陣の一人が彼女の父親だということもわかり、仕事でも引き立てられ、仕事・プライベートともに絶好調。
しかし、スタイル抜群の美人だとハルにはみえるローズマリーは、実際にはすごい肥満体の女の子。
ついに催眠術がとけて本当のローズマリーを知ったハルは・・・・というストーリーです。
原題の”Shallow Hal”(=浅薄なハル)というのはなんとも直截的。これじゃあ日本ではヒットしないよ、ということで「愛しのローズマリー」としたのでしょうね。
話自体はいつもの毒のあるファレリー兄弟のコメディですが、今回も他の作品と同じく、ローズマリー以外の登場人物も、心がきれいだと美男美女にハルの目にはうつり、実物とハルの目で見た姿は別々の俳優さんたちが演じています(ローズマリーだけ、グイネス・パルトローが特殊メイクで演じています。今だったらCGで処理して終わりでしょうかね)。あまり美しくないほうの役を演じている俳優さんたちの心象やいかに・・ということもあって、これがちょっと笑い飛ばすには苦しいものがありました。
また、美しいほうの人たちが外見を鼻にかけていて感じ悪いとかでしたら、類型的なお話になりますが、そんなこともなく、単に美しいだけでごくふつうの感じの人たちなので、なおさら美しくないほうの人と比べると、受ける印象が異なります(要はきれい、ハンサムなほうが良い印象になる)。そういう、映画を見る側への皮肉もファレリー兄弟は込めたのでしょうか。
(以下、結末に関する記述あり)
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でもラストは、主人公たちにとっては一応救いがあるようになっているので後味はそれほど悪くはないのですが、デートムービーには向かないような軽いラブコメディはいつ誰が見るのでしょうか。「私たち美男美女でス・テ・キ♪」と信じ切れている二人ならいいのかな。
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