久留百合子の生活者視点

仕事、旅行、日常のちょっとしたことから得た情報、生活者として感じたことなどを綴ってみます。

新年、ネパールでエベレストを見ました①

2011-01-06 10:49:35 | Weblog
 新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。読んでくださっている皆さん、どうぞ気楽にコメントくださいね。

 さて、12月28日からネパールに行ってきました。目的は一度はヒマラヤ山脈、エベレストを見たい!というのでした。まず、昼前福岡空港からタイ航空で出発。約5時間でタイの首都バンコクへ。ここで乗り換えなのですが、ネパールに行く飛行機は1日1便しかないので、バンコクで1泊。ちょっと得した気分です。ホテルに着いたのは夕方で、次の日も出発が早いので、ホテルだけのバンコクでしたが、1度行ったことがあるだけに、車窓から見る街の風景は、ちょっとなつかしい気分でした

 29日10時半発のまたタイ航空に乗って、3時間ほどでネパールの首都カトマンズへ。カトマンズの空港に今回ネパールを案内してくれるスルーガイドさんが迎えにきてくれていて、ご対面。今回も2人だけにガイドさんが付いてくれるということになりました。
 カトマンズから最初の目的地であるポカラへ移動。行く飛行機の時間は決まっておらず、5,6社の飛行機が飛んでいるので、カトマンズに着いた時間により合う時間のに乗るという感じです。飛行機によっては、座席も決まっていないとか。今回のは、一応座席は決まっていましたが。2時間近く待って、所要時間は30分

 カトマンズの国際空港も小さな空港でしたが、歩いてすぐの国内線の空港ももっと小さなもので、ポカラの空港はもっと小さな空港でした。結局この日は移動だけ。しかし、ヒマラヤの素晴らしい景色が私たちを迎えてくれました。早速旅行社からもらった山の名前と高さが書いてある手ぬぐいを広げて、目の前に見える山の形と名前を照らし合わせます。しばらくすると、かなり山並みが分かってき、「あれがマチャプチャレだ、アンナブルナⅠだ、アンナブルナサウスだ」とすっかり”つう”気取り。
 夕日に照らされる山々のそれはきれいなこと!刻々と変わる山の色に魅せられました。

 夕食は、ホテルのバイキイング。これから2日後の朝まで食事はホテルの同じレストランで。食事はインド料理に似ています。カレーが幾種類か、鳥や水牛の煮込み料理、お米、ナムなどです。

 この後滞在中ずっと、ネパールの大学で日本語を学んだという流暢な日本語を話すガイドさんから、ネパール事情を聞くのですが、掻い摘んで話すと、ネパールは3年前に王国から共和国になった国で、面積は日本の3分の1ほど、人口はガイドブックとガイドさんが言われるのとかなり違うのですが、約3000万人ぐらいでしょうか。南はインド、北は中国・チベットに挟まれたべたっと横に長い国です。
 何万年か前に海から隆起したのがヒマラヤ山脈でその間に挟まれたような盆地に人々が住んでいるという国です。勿論山岳地帯にも多くの民族が住んでおり、ネパールの総民族数は70近くもあるとか
 また、インフラが大変遅れており、水力発電による電気は、特に乾期になると足らず、しょっちゅう停電します。今はちょうど乾期の時期で、行っている間も何度か停電。ホテルは自家発電を持っているので、すぐ付きますが、夜、車で街を通っている時、暗い地域があるのでガイドさんに尋ねると、停電になっている地域らしくて、このように停電地域が回っていくそうです。
 信号も一応何か所か見ましたが、停電になるため機能せず、車線もない道、交差点でお巡りさんが交通整理をしている姿を何度も見ました。
 そして、すごい数の車、バイク、その間を人が渡っているという、車線もありませんし、慢性的渋滞。特にバイクがものすごいクラクションを鳴らしながら走るので、やかましくてヘトヘトになります

 もうひとつ水事情も悪く、まず着いて言われたのは、日本人はホテルであっても水道の水は飲まないよう、ホテルで出されるサラダなど生ものは食べないことと。ちょっと考えるにあれだけの山があって、自然豊かなので、きれいな水が十分にありそうですが、乾期には雨が極端に少ない、都心に人口が集中しだした、インフラの整備が遅れている、などの要因からでしょうか、水もほとんど断水だとか。1日に何時間かしか出ないとか。ホテルでもぬるいお湯がちょろちょろ出るシャワーを何とかかかれたくらい・・・(ポカラの一流ホテルでしたが・・・)
 街はというと、どこもここも道も川もごみだらけ。ごみの回収などもないのでしょう。トイレもどこもそれはずごい状態。道が舗装されていなかったり、舗装の所も補修されていないので、デコボコ。周りの木もかわいそうなほどほこりを被っています。

 ガイドさんは、38歳の男性でしたが、自分が子供の時は、こんなではなかった、車もなければ、周りはほとんど田んぼでのどかだったのに・・・と言っていたのが印象的でした。ここ2,30年の変わりようなのでしょうね。

 さて、ネパール2日目の朝は、5時半起きで、ハイキングへ。晴天。山道を登って行くだけではなく、村々を通った山道を歩くので、山の人々の暮らしがよく分かります。ほとんどが農業ですが、水牛や鶏をかっていて、自給自足だそうです。
 それにしても山がきれいだったこと!出発する朝が寒かったのですが、ちょうどいい気温で快適でした。

 ハイキングから帰って、午後は市内観光。木の彫刻がすばらしい14,5世紀のお寺、古いバザールの建物、ペワ湖での祭りを見たり、一番良かったのは、山岳博物館。ヒマラヤの山々、エベレストなどの紹介、歴史、初登頂者の紹介、日本からは、田部井さんの紹介や野口健がエベレストから持ち帰ったゴミの展示など、ゆっくり見学。この紹介こそネパールの象徴。時間が経つのも忘れて楽しみました。
                                              つづく・・・


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