久留百合子の生活者視点

仕事、旅行、日常のちょっとしたことから得た情報、生活者として感じたことなどを綴ってみます。

フレーフレー商店街

2012-01-25 13:45:07 | Weblog
 今年もこの季節がやってきました。福岡市の「商店街活力アップ支援事業」の報告会が今週月曜日にありました。年に4回、審査会2回と報告会2回。今期も19商店街がこの支援事業に手を挙げたので、19商店街の報告があります。とても1回では終わらないので、2日に分けて。それでも1回13時半から17時半ぐらいまでかかります。
 毎回始まるまでは、「わー、1日大変」と思いますが、始まってみるととても楽しく、やりがいがある仕事なので、審査員をさせていただいて良かったと思います

 9商店街の1年間やってきたことを、1商店街10分で報告を受け、審査員から10分間の質問やコメントという時間構成ですが、以前に比べて、時間オーバーしたり、何を言っているのか分からないというような発表はありません。パワーポイントに写真を入れたり、中には動画が入っているのもあり、資料もきちっと用意されて報告されるようになりました

 この委員は5,6年やっているでしょうか、ですから商店街の変化がよく分かります。今年の特徴は、商店街のHP作成が出てきたこと。2年ぐらい前からHP作成の助成を申請される商店街が出てきてはいましたが、個店によるITに対する温度差があって、なかなかうまくいっていませんでした。しかし今回は、3、4の商店街でHPを導入化かパワーアップ。
 申請で一番多いのは、マップ作りでしょうか。これも平尾商店街の「ひらぐら」というマップが良かったのが、他の商店街のいい刺激になり、私たち審査員も申請の審査会の時にいろいろアドバイスするので、とてもいいものが出来上がるようになってきました。

 若宮商店街は、中心になって大変熱心に活動されている方がいて、一度失敗したHPを少しずつ周りを巻き込みながら、ユーチューブなどを使って祭りの様子などを動画で流したりして、いいHPが出来ていました。ここのもうひとつ進んでいるところは、個店がHPに書き込み、メンテができるようなHPにしたことでした。
 商店街のHPの問題点は、だれがメンテをするのか?ともすると作ったはいいが、全然更新されないHPになってしまうところです

 しかし中には、孤軍奮闘、周りがなかなか付いて来ず、苦労されている商店街もありました。マップを作るのに、個店のPRを書いてくれと言っても出さない店、写真が載るのは嫌だという店、商店街の大変さはこの温度差。これをどうまとめていくか。どの商店街もこの苦労が感じられます。

 それでもやはりがんばって「やりましょうよ、やってみましょうよ、このままでは商店街からお客は離れていきますよ」と熱心に活動している商店街には、お客は戻っているようです

 毎回思うことですが、大型店は大型店の良さがありますが、高齢になった時、車の運転が出来なくなった時、私たちはどこに買物に行くのか?住まいの近くに商店街がないと困りますよね。それだけではなく、商店街は地域の核になって、地域のコミュニテー拠点になるといいなーと思います。
 そのためにも商店街を消費者は応援していかないと。ですが、魅力のない店には行かないですよね。いかにお客さんに向いた店づくりをしていくか、これからも仕事ではありますが、商店街には消費者視点から意見をどんどん言っていこうと思っています


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