鷹峰の辺りに「しょうざん」と、いう商業施設がある。ここにはプールなどもあって、学生時代からよく来ていた。が、そのころは歴史に興味などなかったので、ここに御土居などというものがあることは知らなかった。その存在を知ったのは、中世を舞台にした「小説山城国一揆」を書いてからのことである。中世のことを調べているときに、御土居なるものに出合った。それで、豊臣秀吉が敵からの侵入や水害などから防衛のため造ったということは知っていたのだが、単なる土手のため、歴史に興味がないとたんなる堤防か土手にしか見えない。総延長は22・キロメートル5、京都駅近辺から鷹峯の辺りまで、いわゆり洛中を囲んでいる。息子に車の運転を任せてしょうざんまで出かけた。なるほど、その御土居を前に、観ておくものだと納得できた。
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