11月29日(水)、大阪・日本橋の国立文楽劇場で行われた倉橋容堂の古典尺八リサイタルを聴きに行って来た。倉橋とは中学からの友人で、早熟な彼にぼくは映画や文学を教えてもらった。彼は今、お父上の名を襲名し倉橋容堂を名乗り活躍している。1年の大半を外国で過ごし、尺八の古典音楽の普及に努めているのだが、大阪では20数年振りらしい。今夜は、奥さんの琴奏者の文子さんも賛助出演され、神保山谷など6曲を1時間半聴かせてもらった。今回は「鶴之巣籠」と、いう曲が良かった。送りに出てくれた彼に伝えると、あれは福島の曲で震災以降なるべくやるようにしているとのこと。ぼくも「ぼくらは風のミュージシャン」と、いう震災の童話を書いたので、久しぶりに朗読と尺八のコラボをしたいなとの話になった。が、彼は来年2月からまた外国へ演奏旅行に行く。来年中にできればいいなと思った。これまでから、2度、コラボは行っているので楽しみだ。バックに鶴之巣籠が流れれば最高である。