地方の三文小説家「東義久」の独白

東義久のブログです。

「同じ刻を生きる作家‣展」を観てきた。

2016-08-30 22:29:20 | ひとりごとの部屋
30日、京都木屋町にある元立誠小学校で行われている「同じ刻を生きる作家・展」を観てきた。
これはFB友だちで書道家の Ýayoi Inagakiさんが出展されているのでのぞいたものです。廃校になった元立誠小学校で行われているこの展覧会は書く教室を利用したいい雰囲気のゆっくりと鑑賞できる作品展だった。
今回は父上の好きな言葉を書かれたということで、教室に人が少なかったせいもあり、以前の大丸のときよりゆったりゆっくりとみせてもらえた。字のうまいひとはすてきだ。ぼくは自分が悪筆なのでいつもそう思う。
台風とも重なり、8月にしては涼しい、さらに彼女の作品の一陣の風にふれたような涼やかな刻を過ごさせてもらった。それにしても字がうまくなりたいものである。









「後妻業の女」を観てきた。

2016-08-30 01:02:19 | ひとりごとの部屋
9月29日、台風の影響で雨が降るなか、気になっていた映画「後妻業の女」を観てきた。友人たちも封切りと同時に観に行っているので、なんかせっつかれる気がしていた。
そうそうたる俳優陣、大竹しのぶ、豊川悦治、永瀬正敏、余貴美子、柄本明などが並ぶ。この作品のノリは大阪だろう。おかしくてやがて哀しき人間喜劇である。大阪を舞台にするからこそリアルになるのだろう。大竹しのぶの操る大阪弁はさすがだ。
死に行く老人たちに夢を見させてやる後妻業のどこが悪いのか、と聞かれると直ぐには答えられないだろう。金を持っては死ねない、というよく聞く言葉も妙に納得する。
とにかく自分が同じような世代のためか無茶苦茶おもしろかった。ただ笑福亭鶴瓶が最近、あちこちの映画で観るためかリアルさがなかった。やはり、俳優ではないのだろう。
最後のシーンで大竹しのぶがスーツケースに入れられるのは、以前に明石家さんまと付き合っていたころマスコミの目をごまかすのにスーツケースに入って、マンションに通っていたというのを思い出しおかしかった。
映画音楽としてドウー・ユー・ワナ・ダンスが使われていたがあれは誰が歌っているのだろう。アレンジが哀しみを湛えていた。