地方の三文小説家「東義久」の独白

東義久のブログです。

父の満中陰が終わる。

2014-11-30 02:44:37 | ひとりごとの部屋
父が10月10日に亡くなり、昨日、満中陰法要を済ませた。うちの家は浄土宗である。母は10年ほど前に亡くなったので、経験済みのはずが判らないことばかり。初七日からはじまり御詠歌を詠むのだが、これが覚えていない。幸い区長さんが唱えにきてくれたのだが、御詠歌は難しい。
満中陰の日、父は浄土に旅だったのだという。その日、笠餅といって、これも母のときのことを覚えてないのだが、お餅を人形に切って並べ体に悪い部分がある人に持って帰ってもらう儀式である。
父は母より3歳下であったが、死ぬ前にそのことを訊くと年上の女房はしっかりしてなんでもしてくれたからよかった、と嬉しそうにいっていたのが印象に残っている。
親父は大人しい静かな人であったが、最後、死んだ日は台風19号の日、なんだか親父にやられたような気がしてしょうがない。
忌明けも終わり、父は母と再会しているのだろうか。
久しぶりに息子たちも東京、滋賀から戻って爺ちゃんの満中陰法要に参列し、想い出を語っていた。


法要が始まる。


傘餅。