外苑茶房

神宮外苑エリアの空気を共有し、早稲田スポーツを勝手に応援するブログです。

就職活動

2011-01-14 21:41:12 | 社会全般
ラグビーマガジンで見つけた懐かしい写真です。

1987年度の日本選手権。
大学王者の早稲田が社会人王者の東芝府中を破って、正真正銘の日本一になった時の表彰式です。

右から永田、神田、今駒、弘田、頓所の四年生たち。
彼らの風貌の通り、普通の公立高校出身の普通の大学生たちが、早稲田で鍛え上げられて、日本ラグビーの頂点にたつことができたという、今から思えば夢のような時代でした。
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さて、数日前、日本経団連が会員企業に対して、新卒業者の就職活動見直しを要請したとの報道がありました。

具体的には、就職を目指す大学生向けの会社説明会を、大学3年生の12月1日以降とするよう求めるのだそうです。
これで、少しは就職活動の長期化に歯止めがかかるのでしょうか。

また、別の報道では、大学受験においては、経済学部や法学部の志望者が伸び悩む一方で、教師を目指して教育学部/文理学部などの志望者が増えているとのことです。

高校生の皆さんも、大学入試の資料などを眺めながら、自分の将来についてあれこれと悩んでいるのでしょう。

ともあれ、大学4年生の10月1日が解禁日という私達の時代に比べると、気の遠くなるような長丁場を、現代の大学生諸君はリクルート・スーツ姿で奮闘しています。

少子化が進行しているのですから、単純に考えれば売り手市場になってもよさそうです。

しかし、現実は極めて低い内定率なのですから、実に厄介な問題です。

学生さんの立場からすれば、かつて1社あたり数百人を大量採用していた金融、電機、自動車、百貨店などの業種が勢いを失って、産業界全体の雇用吸収力が大幅に低下したことが、一番の痛手だろうと思います。

若干名を募集する企業を10社訪問するのも、200百人規模で募集する企業を10社訪問するのも、学生さんの労力は基本的に同じ。

採用予定人員の少ない企業を数多く訪問することを余儀なくされる現代では、縁のある企業に出会う確率も低くならざるを得ないので、結果的に何十もの企業を訪問することになってしまうのが辛いですね。
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また、せっかく就職戦線を勝ち抜いて就職に成功した暁には、自分の職業にのめり込んでもらいたいです。

なまじ第二新卒として扱われるために、早々に転職してしまうというのは、もったいないです。

ゲーテは言いました。
「人生に成功する秘訣は、自分が好む仕事をするのではなく、自分のやっている仕事を好きになることである」

営業でも、経理でも、人事でも、その道のプロを目指して、へこたれずに頑張ってもらいたいです。

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