先日豊田市の南北格差についてふれました。インフラ整備が北に偏っているということを。
その際、名鉄豊田線の浄水駅周辺の開発についてもふれました。駅とその回りはいまのところ
なにもありません。駐車場だけはたくさんあります。(有料)駅から1キロ近いところにコンビニがあろいますが、いまのところは、市街化調整地域なのでしょう。しかし、駅の南西に大きな施設工事がおこなわれています。これが、加茂病院の移転先です。
先日、浄水駅近辺の都市計画について概要を少しみました。バリアフリーのモデル地区になります。そして、浄水駅から加茂病院まで地下道を車いすでも移動できるつくりになるそうです。確かに病院まで雨に濡れることなく移動できることはありがたいことです。しかし、この通路は当然にも健常者も通行するわけで、こちらの方が当然にもたくさん利用するのです。だから、町づくりに病院立地にはあまり影響がないということになります。
というのは、先日東京の荒川で、先行きに悲観した豆腐屋さんの親子が自殺した報道がありました。大型店の進出により、全国ではシャッター通りが出現して、その犠牲者でもあったのです。実この地域に数年前に超高層の一戸あたり1億円のマンションができました。しかし、それによって地域の商店街に人が戻ることはありませんでした。
それはこのマンションの1階には、スーパーあがつくられ、マンション住民はここで買い物をすまし、また地下から地下鉄の駅に直行という構造だったそうです。
地域の空気を全く吸うことなく、生活をすることになります。
浄水駅と加茂病院を結ぶ通路を、東京荒川のマンションと駅を結ぶ通路と同じようには扱えません。またバリアフリーも必要です。にもかかわらず、しっくりしないのはどうしてでしょうか?
仲間健