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大気汚染訴訟 続報

2007年06月06日 08時18分23秒 | Weblog

東京大気汚染訴訟の続報です。企業の支払い予定の和解金に患者が反発しています。実に命を軽くみているからこそ、さまざまな問題を引き起こすのでしょう。まだ長引くかもしれません。
 先に紹介したように、自動車総連のコメントも伺いたいものです。

以下転載


東京大気汚染訴訟>解決金、7社で5億円 原告側は反発
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070605-00000008-mai-soci

6月5日 毎日新聞

 東京都内のぜんそく患者らが自動車排ガスで健康被害を受けたとして、国や都、自動車
メーカー7社などに損害賠償を求めた東京大気汚染訴訟の和解協議で、メーカー7社が解
決金として計約5億円を支払う意向を非公式に原告側に伝えていることが分かった。これ
に対し原告・弁護団は「見舞金レベルで少額過ぎ、絶対に受け入れられない」と反発、4
日、まとめ役のトヨタ自動車に対する抗議行動を実施し、「納得できる金額を示してほし
い」と訴えた。
 これまで原告側は、患者への賠償や環境改善の独自調査などにあてるため、メーカー側
に数十億円の解決金を求め、各社と交渉を重ねていた。しかし、原告・弁護団によると、
メーカー側は先週、解決金を約5億円とする意向を非公式に伝え、トヨタは「7社で方針
をまとめ東京高裁に回答することになった。役割は果たした」として個別交渉を拒否した
という。
 これを受け原告・弁護団は4日午後、トヨタ東京本社(東京都文京区)を訪れ、渡辺捷
昭社長との面会などを求める要求書を提出し、同社前で抗議行動を実施した。
 原告団の西順司団長(74)は「メーカー側は和解の成立目前で、和解を壊すような金
額を設定した。断固として闘う」と怒りを込め、石川牧子事務局長(51)は「私たちの
苦しみは、そんなものなのか。メーカーに足をすくわれたようで悔しい」と涙ぐんだ。
 要求に対しトヨタの担当者は「一刻も早く社長に伝えるよう最大限努力する」と回答し
たという。要求実現を迫るため、原告団は5日午後から、トヨタ東京本社前で期限を定め
ずに24時間態勢の座り込みを行う。
 和解協議では、都が都内のぜんそく患者全員を対象とした医療費助成制度を提案。メー
カー7社は1月、社会的責任を理由に資金負担(年約40億円の6分の1)に応じる意向
を東京高裁に伝えている。国も都に60億円を拠出する方針を示して医療費助成は実現す
る見通しとなり、メーカー側の解決金支払いが、和解成立に向けた最後の焦点になってい
る。【北村和巳】
 
◇トヨタ社長「早期解決したい」
 トヨタ自動車の渡辺捷昭社長は4日、東京都内で行われた新車発表会の記者会見で、東
京大気汚染訴訟の和解協議について「(都が提案している医療費の)助成制度と、一時金
はできるだけ早く解決したい」と語った。ただ、原告・弁護団が同日の会見で、メーカー
側の負担が少額過ぎると反発したことには「裁判所と協議しており、コメントできない」
と述べるにとどまった。【谷川貴史】

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