勝利的判決勝ち取る
’09年に提訴して裁判をたたかっていた、ジェイテクト田中さんの和解協議が、10月5日(水)午後4時から名古屋地裁にて、第4回目の和解協議が開かれ、和解が成立しました田中裁判の争点は
①復職診断当時、田中さんは復職可能なまでに回復していたのかどうか。②会社の復職までの手続きに問題はなかったのか。の2点に絞られ、争われてきました。
②については、会社自ら提出した就業規則から、会社の復職手続きに問題があることが明らかとなり、さらに証人尋問によって会社は田中さんの復職の可能性を探ることなく、最初から退職を前提に行動していたことが明らかになりました。
しかしながら①については当初、医者の意見書を提出することができなかったこと。アルバイトの就労も一時途切れたことなどもあり、原告側にとっても決して楽観視できる状況ではありませんでした。そのような状況のもとで裁判長による和解提案があり、路頭に迷わせることなく、今回、金銭和解が成立しました。
ご支援ありがとうございました
復職には至りませんでしたが、田中さん本人の2年半にわたる頑張り、そして彼を支えていただいた多くの支援者の皆さんに感謝したいと思います。今後とも彼を見守っていただけますよう、よろしくお願いいたします。
このようなトラブルを早期に解決するシステムが必要に思えます。
現在の政権は労働政権です。この機会に労働法の見直し、また、労働組合法も同時に何かを改正する。組織ある労働組合は行動を起こし、与党、民主党に働きかける必要がある。