全トヨタ労働組合(ATU)

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オールトヨタの仲間7号より その6

2008年06月10日 12時01分33秒 | 機関紙
「トヨタ・デンソー過労うつ病裁判」傍聴記     デンソー社員 ToKa

4月25日、名古屋地方裁判所第1103号法廷でデンソーのKさんの裁判を傍聴した。
証人尋問で、原告(Kさん)、被告トヨタ側(上司だったY課長)、被告デンソー側(上司のN課長)の陳述書の内容等に関する質問をそれぞれの弁護人が行い、その後、裁判官も質問しました。
 全般的な印象は、KさんとYさんは質問に丁寧に誠実に答えていた様子だったが、Nさんは隠し立てをしている感じだった。答えたくない処は即座に「記憶にありません」・・・・まるで聞かれたくないことは逃げてごまかそうという感じの汚職の政治家みたいだった。
 過重労働・トヨタの上司からの言葉によるパワハラでうつ病になった原告Kさんに対する反対尋問の時に、被告デンソー側の弁護士から「Kさんは当時家を新築しましたね」という質問が唐突に出てきたが、トヨタの内野さんの裁判でも出てきた『家のローンのための生活残業(本来やらなくても良い残業をして、残業代を稼ごうと言うもの)』に結び付けたかったようだ。
 思わず人格を疑ってしまった。いろんな提出証拠を調べれば、無理と思われるような短納期の突発仕事がいっぱいあったことは分るはずである。一体誰が自分を苦しめて挙句の果てにうつ病になどなるというのか?
 原告のアラ探しにつながる可能性なら何でもよいという感じである。
 次回の証人尋問(5/12)では、問題のトヨタのパワハラ上司、デンソーの上司2名、デンソーの同僚の計4人である。尋問でどんなことが出てくるか、とても楽しみである。
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1 コメント

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偽証罪? (三河の黄門)
2008-06-23 22:51:29
仕事の内容で争うこと自体が無謀。
本人より詳しい人はいないでしょう。
本人を前に、管理職に偽証させる。
こういう事実が表面化すると、会社のイメージダウンは避けられないでしょうね。
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